こんにちは、アウトドアライターのaimiです。
北海道遠征の最後は大雪山系・黒岳♪
”北海道の屋根”と言われる、道内で最も高い山々が連なっているエリアにあります。
大雪山系・黒岳って?
表大雪と言われる、大雪山系の真ん中にある山の1つが黒岳。
北海道屈指の紅葉スポット「層雲峡」から登る、というとピンとくる方も多いかもしれませんね。
登山後にすぐ温泉につかって、疲れを取ることができます!
今回のコース
黒岳ロープウエーのりば→リフト→7合目リフト駅(登山口)→黒岳山頂→7合目リフト駅→リフト→黒岳ロープウエーのりば
距離:5.8km、標高差:453m、時間:休憩1時間込みで5時間程度
YAMAP記録は>>こちら
黒岳ロープウエー+リフトは往復料金3,300円が必要。
7合目までは文明の利器を利用して、たったの1時間半で山頂へ!
最新の登山道情報は黒岳ロープウエー&リフトの公式ホームページで確認をお願いします。
アイゼンの現地販売・レンタルはありませんので万全の装備で!
防寒具はロープウエーのりば3階のコロンビアで販売がありました。
紅葉時期というのは、装備が難しい時期なので臨機応変に対応していくしかありません…。
今回、積雪直後で凍結もなくノーアイゼンで向かいましたが、本当はあったほうが安全だったと思います…汗
【登山レポート】紅葉×積雪の三段紅葉‼大雪山系・黒岳
【前日】登山道の状態確認するも…?
今回、黒岳に登ろうとしていた2023年10月8日は、3連休の初日。
10月7日まで、北海道は全道的に土砂降りでした…。
その前日もまあまあの雨が降っていましたし、空気も冷え切っている。
YAMAP・ヤマレコにももちろん直近3日間、登山記録も上がってきていません。
宿泊していた「層雲峡ホステル」のスタッフさんに相談するも状況判断できず…
明日、ロープウエーのりばでチェックするしかないですね
【当日】黒岳ロープウエーのりばでまっしろな山頂に驚く
登山当日の午前5時半。
「層雲峡ホステル」から徒歩10分ほどの「黒岳ロープウエーのりば」に向かいます。
予感は的中し、道中から見る山頂付近はまっしろではないか!
6時の始発のチケットを買うために、すでに登山者が30人ほどが並んでいました。
ガチガチに凍っているようなら引き返せばいいだけ。
7合目の展望台までは行ってみることにしました。
3,300円課金すれば、スニーカーの方でも行ける展望台!
7合目までロープウエー+リフトを乗り継ぐ
大行列のロープウエーでしたが、なんとか始発に乗ることができ…7合目までは早い段階で到着できそうです。
その際注意したかったのが、自分はノーアイゼンで来ていること。
初めての山域、トレース(足跡)がついていない登山道ほど怖いものはありません…
ソロリソロリと最後尾で出発。
もちろん、凍っていたら撤退も念頭に入れていました。
七合目から登山開始!霧氷+紅葉の絶景でまったく進まない
7合目では、登山者ノートに記帳。
北海道の山では基本なのでしょうか。入山時刻と名前を記します。
アイゼンを付ける人は8合目くらいから増えてきた印象でしたが、ノーアイゼンで頑張っている方もけっこういました。
不安定な場面はストックでカバーしながら、ゆっくりと登っていきます。
あっという間に山頂!
山頂に到着すると、あちらこちらから感嘆の声が上がっています。
それはそのとおり‼
ロープウエーから見えなかった景色がここにはありました。
これまでは先っぽしか見えていなかったわけです。
この平べったい「お鉢」の部分に、大雪山系のすべてが詰まっていたわけで…
表大雪を代表する山である白雲岳・北海岳。そのむこうに十勝岳・トムラウシ方面も一望できました。本当に空気が済んでいて眼福な一日でした!
写真を撮っていただき、ホステルで頂いたおにぎりをほうばり…1時間も滞在。
風もほぼなくこんな機会、なかなかないくらい。
じゅうぶん満足しましたし、目に焼き付けました!
足元がどろどろになる前に下山します。
帰路も絶景すぎ…!国籍関係なく歓声が上がる
THE観光客!という方は往路の時点ではほとんどいなかったのですが、帰路のすれ違いにはほんの一部はスニーカー・長靴という方もいらっしゃいました。
しかしズルズル滑り倒している感じだったので、途中で断念している方も多かったです。
あまり平らな広い場所がないので、すれ違いにはけっこう時間がかかりました。
結果、登りと同じくらいの時間で下山。
雪が溶けて大きな水たまり状態になってる場所も!
でも気温も高くなり、全然凍ってなくてよかったです。
無事下山!おつかれさまでした
帰路のロープウエーも大行列ではありましたが、増便していたおかげでさほど待つこともなく帰着。
行きも帰りもスムーズに予定どおり進めたおかげで、11時にはホステルに戻れましたよ。
雪山だったけど往復5時間半!
このあと着替えなどを済ませ、日没までに旭川駅へ70キロをロードバイクで走りました。
長い1日とはなりましたが、トラブルもなく完遂できてよかったです!
少しでも状況が違っていたら、登頂できなかった黒岳。
とてもラッキーな日に登れたのではないか?と思っています。
ちなみに登山道具はホステルから自宅に送付。
ロードバイクパートはほとんど空身で走れたのが良かった!
【まとめ】まさに恵まれた「THE DAY」!何もかもが上手くハマった1日
3連休の初日、ホステルも天気も読めない中での予約。
不安の中現地へ向かいましたが、1日早くても&遅れてもこの絶景は見れませんでしたし、足元の状況もかなり変わっていたと思います。
少しの賭けをしながら決めていた計画、ピッタリとハマってくれてよかったです。
紅葉登山をしようと思っていたら、雪まで見れて…「三段紅葉」とはこの事を言うのですね。
こんなに美しい景色、いままで見たことがありません。
2023年秋・北海道遠征登山の〆にふさわしい、黒岳登山。大成功に終わりました!
来年またこの時期に来ることがあったら、アイゼンは絶対に携帯したいですね。旭川市内に秀岳荘など登山ショップも多々ありますので、秋に行かれる方は、装備の再確認をお願いします。早ければ9月の半ばくらいから降ることもあるようです。
以上、「【大雪山系・黒岳】紅葉×積雪の三段紅葉‼登山レポート」の記事をお送りしました。
黒岳登山には「層雲峡ホステル」が便利です
黒岳ロープウエーのりばから徒歩10分、登山者には助かる!最安値のホステル。
始発のロープウエーに乗りたい方には便利です。
1日1回しか補充されないという、セイコーマートの品揃えも心配でしたので…
2食つけましたが、どちらも非常に美味しくいただきました!