こんにちは、アウトドアライターのaimi(@shikokunoyama)です。
先日かな〜〜り久しぶりに(数年ぶり?)公共交通機関だけで高知→富山県の立山方面までソロ登山に行ってきました。
少なくとも私の住む四国では、公共交通ですんなりいけるルートはかなり限られていて、ぱっと思いつくのは
- 石鎚山成就社ルート
- 剣山
くらいで、他の山は1日に1本あるかないか・もしくはない、など決して交通の便がいいとは言えません。
しかし「自分で運転しなくていい」というのは私にとってはかなり嬉しく。
久しぶりにリフレッシュできたので、この記事を書いています。
もちろんデメリットもありますが、

人によるかな〜価値観というのは。
この記事を読んで、「公共交通orクルマもたまにはいいよ!」ということを知っていただけたら幸いです。

紅葉の時期の列車は最高です!
公共交通機関で登山!メリットとデメリットをあげてみた
メリット
縦走できる
”公共交通で行くと、縦走できる”。
これは最大のメリットと言っていいでしょう!
私は同じ場所をあるくコースはあまり好みません。
飽きてしまうんですよね・・・
ですので極力周回or縦走コースをとりますが、これは実にイイ!!
「やりきった感」がありますし、最初から最後まで違う景色を見ることができます♪( ´θ`)
ちなみに今回の富山・立山登山も「縦走」満喫してきました♪
有料道路代・駐車場代がかからない
北アルプスの各登山口に車に乗り付ける、って結構大変なんです。
具体例に出していうと、
- 薬師岳の登山口「折立」に行くには有料道路(往復1,900円)を通らなくてはいけない
- 「立山黒部アルペンルート」扇沢駅の有料駐車場12時間1,000円〜
- 上高地はマイカー規制があり、沢渡駐車場(駐車代600円)に停めてからシャトルバス(往復2,050円)乗り換え
などいろいろハードルが高いです。
扇沢に関しては無料の駐車場もありますが、争奪戦なのでとくに夏に停めるのはかなりむずかしいよう。
マイカー規制の意味もあるので、そのうち完全有料になってもおかしくはないと思います。
その点、バスなどの公共交通は気にしないでいいのは助かりますね。

哀愁のある線路
駐車場の空き確認で早く出る必要はない
2019年の夏休み、以下のようなお知らせが拡散されていました。
岐阜県の新穂高温泉駐車場の状況ツイートをしてくださっている「ひがくの湯」さん。
深夜から満車に近い状態が続いているとのこと。
これでは登山当日着では車が入りきりません。
係員がいるのにかかわらず、路上駐車をしてしまう人。
駐車場のキャパシティに対し、登山者のクルマの数のほうが明らかに多くなってしまっている状況です(_ _).。o○
こうなるとわかっているなら、混む時期は公共交通の検討も視野に入れたほうが良さそうです…
新穂高登山はいま人気ですが駐車場が少ないのには困りますね
— ひがくの湯と登山者食堂 (@higakunoyu) September 13, 2019
渋滞がない
バスは別ですが、JRや私鉄・新幹線は基本的に時間通り運行しています。
私は電車を使っての入山は四国に来てからは全然してませんが、首都圏に住んでいた時はよく使っていました。
小田急線を使えば、数百円で登山口まで行けましたからね( ^ω^ )
上手く使うと、渋滞もないので車よりも何倍も早く着くことができます。

小仏トンネル●●km渋滞、とか何時間かかるかわからないくらい進まないし。あれは運転手さんつらいわ…
景色が楽しめる
バスは車よりも車高が高いので景色がGOOD!
私は本を読んだりすると酔うので、音楽を聴きながら山々を眺めたりぼーっとしていますね。
知らない土地の景色って飽きませんよね〜
ローカル線の旅も大好きです。
富山地方鉄道からの景色
お酒が飲める
自家用車で何人かで登山に行く場合、車で飲むってありえませんが…
新幹線の中なら、車内販売がありますのでビールが飲めます。
あとは現地の美味しいものに舌鼓ですかね♪( ´θ`)
こういう楽しみは車だとないんですよね〜
ますのすしとハイボールのセット!
時間通り到着できる
”時間通り到着できる”
「渋滞がない」と同義語ではありますが、時間通り到着できるかできないかって登山計画を変更・中止にしなければならない可能性があるほど重要なんですよね(_ _).。o○
初日からガッツリ歩く計画っていうのは、個人的にはあまりしませんけどね。
寝ていられる
夜行バスの移動なら、最近だとフルフラットのシートが出ていたり、かなり快適に寝れます。
それ以外でも、揺れが心地いいと寝てしまいますね。
登山の後は疲れているからぐっすりですw
拡大-2.png)
温泉入ると完全にオフになっちゃいますね
車だと運転手さんの目も気になりますし、私が運転している場合は話しかけて欲しい(眠気覚まし)のでできれば起きていて欲しい(苦笑)

どこでも寝られる人は正直羨ましいです!
ひとりだと割安になることも
今回富山まで「ひとり登山ツアー」をしましたが、車1台で自分が運転して行ったらかなりの金額になっていたと思います。
その点、ひとりで夜行バスで行くというのは安いですね。
場所によっては登山口直行バスなんてのもありますし。
2人以上と増えるならトントンになっていくんでしょうけど。
次はデメリットをお伝えしていきますね!
デメリット
お金がかかる
メリットの項で「ひとりなら安い」と申し上げましたが、3〜4人のグループ登山と比べたらだいぶ高くなってしまうのは仕方がありません。
例えば私の住む高知県→北アルプス・新穂高温泉登山口に4人で行ったとしたら
高速代:12,770円×2=往復25,540円
ガソリン代:8,568円×2=往復17,136円(リッター10kmで計算)
距離:片道612km
かかる時間:片道7時間半

往復でこの値段かい!やはり安いな・・・!
バスの片道の値段以下でいけちゃいますわw
寄り道ができない(温泉などに寄るのが面倒)
公共交通での登山の場合、大荷物を持っているので寄り道が非常に億劫になりますw
今回立山の登山を終えたら、私はホテルに直行しちゃいましたw
ホテルには温泉がついていたのでこのような対応をしましたが、その日のうちに帰らなければならなくて時間がなければ、入らずに帰ることも。汗拭きシートで我慢。
しかし夏の数日間お風呂に入らずに帰るのは、周りの人に迷惑ですのでできればさけたいですね。
ましてや公共交通ですから…
自分も嫌ですし(T . T)
先日の山行で出会ったおじさまは「お風呂に入る前提で計画を立てると、朝がすごい早くなったりするので地味に辛い」とおっしゃってましたねw
席がない場合、立ちっぱなしはツライ
お盆の連休や三連休、天気がいい予報だったりすると特急や新幹線の自由席は座れないことも。
登山の前に立ちはキツイですよね…

後もキツイけど…
こういう場合は、奮発して指定席を取ってしまいます。
こればかりは必要経費。
仕方がないですね〜
人身事故・トラブルの時は遅れる
台風や地震、土砂崩れなど自然災害は私たちの力ではどうにもなりません。
鉄道・バス会社も、安全確認できていない路線を運行させるわけにはいきませんからね_φ( ̄ー ̄ )
しかし先日「キャンセル料」の記事を書きましたが、意外とバカにならない金額でびっくりするんですよ。
こういうのってもっとどうにかならないものか、っていつも思うんですけどね。
拡大-1.png)
もっと柔軟に旅したいんだけどな〜〜
バス待ちなど、時間調整が必要なことも
登山バスは1日に数本しかないということが多く、早く下山し過ぎてしまうと時間を持て余す可能性があります。
下山口に素敵なカフェでもあればいいのですが、必ずしもそういうわけではなく(T . T)
東京都の雲取山のふもと、鴨沢登山口には最近おしゃれカフェができたようで非常に羨ましいのでありますが…
まとめ:公共交通機関で登山もたまには良い!自由気ままなひとり旅には最適すぎる
ここで一度まとめましょう!
<メリット>
縦走できる
有料道路代・駐車場代がかからない
駐車場の空き確認で早く出る必要はない
渋滞がない
景色が楽しめる
お酒が飲める
時間通り到着できる
寝ていられる
ひとりだと割安になることも
お金がかかる
寄り道ができない(温泉などに寄るのが面倒)
席がない場合、立ちっぱなしはツライ
人身事故・トラブルの時は遅れる
バス待ちなど、時間調整が必要なことも
拡大-2.png)
2人以上なら費用面のメリットもよく考えて計画してみてね!
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