こんにちは!高知県在住アウトドアライターaimiです。
夫の同僚の方が一緒に山登りをしたいということで
一緒にいくことになりました^^
我が家から2番目に近い山、越知町「横倉山」です。
越知町のゆるキャラ「よコジロー」のモチーフにもなっている山です。
このまえ山の中にいたよ!ポヨン♪ポヨン♪ pic.twitter.com/71W8JfMQ1O
— よコジロー観察員 (@yokojiro_ochi) 2017年6月6日
横倉山とは
横倉山が土佐の国唯一の修験道の霊場として栄えた跡を残している修験の道コース。
現在も修験道当時の名残として岩場には鉄の鎖が架かっている。また、仁淀川と越知町の平野部を望む第1駐車場から歩き始めるこのコースは、アカマツ・アカガシ・ツツジなどが自生する森を抜ける尾根道や、4億年以上昔の日本最古の石灰岩の断崖(80m)に建つ横倉宮、山中の石段の先に現れる安徳天皇陵墓参考地や大杉群に囲まれるように建つ杉原神社など、歴史や伝承を豊かな自然とともに楽しむことができるのが魅力である。
~「高知えい山歩記」より引用
1000mに満たない低山でありながら鎖場があるという、ちょっとスリルのある山ということです。さてどうなることやら?
コースは?
登りは「自然の森コース」、くだりは「南の修験道コース」の周回
今回は
周回のコースをとることにしました。
下の地図で言うと、登りは「自然の森コース」、くだりは「南の修験道コース」をとった形になります。
ちょっと危険なこのコースにした理由
このコースにした理由は「かぶと嶽」は岩場が連続し、鎖もあるとのことで、コースに変化がつけられると思ったのと、この上ない晴天だったので、
絶対にかぶと嶽からの展望がいいと確信があったからです。
さらに4月下旬だったので、南側斜面に咲く「つつじ」目当てでもありました。
また駐車場に程近い、織田公園もいろんなお花が見ごろを迎えているという情報だったので、そちらも見てみたいと計画しました。
「自然の森コース」&「南の修験道コース」でどっぷり森につかる
横倉宮
荘厳な雰囲気の鳥居の先に、横倉宮はあります。
苔むした石段が滑りやすいので一段ずつ注意して上りましょう。
かな~~りいい雰囲気です。
ただし、横倉宮の裏に進める登山道はありませんのでご注意ください。ここを右折です。
横倉宮の裏側に「馬鹿試し」といわれるクライミングスポットがありますが、経験者でないと非常に危険です。
大休止に最適!畝傍(うねび)展望台
横倉宮を経てたどりついた、畝傍(うねび)展望台からは眼下に仁淀川が濃いブルーに見え、ふもとから見てる色とまったく違うのが印象的でした。
見る角度によって色が変わるのも面白いものですね。
あのブルーの色は、「周りの森林の色が川面に映し出されて」の色なの、ご存知ですか?
それが光の屈折で目には「エメラルドブルー」に見えるのですね。
こちら(高知)に来てから、物部川の上流の別府(べふ)峡に行った際も川がエメラルドでしたが、
こちらの方(仁淀川)が日当たりがよいところが多い&浅瀬が多いせいか色が明るく、きれいな気がします。
畝傍展望台は、ベンチもあり眺望も開けているのでお昼休憩に最適です。
かぶと嶽(切り立った岩ですので要注意)
展望台を後にし、横倉宮に戻ってくると、行きとは違う道「南の修験道コース」に差し掛かります。
急なのぼりもありますが、山頂は眺望がありません。残念~。
アップダウンを繰り返し、着いた先は「かぶと獄」。
かぶと嶽によじ登って景色を見ると分かります。
仁淀川に削り取られた渓谷の標高差がダイナミック!周りは山しかないこと!
そうです、高知は森林率81%で全国1位です。
ずっと下に越知町の住宅が見えるのですが、小さな街だというのに中心部だけに集中していっぱい家がある!
本当に高知県は平地が少ないね~
ひと目でわかる森林率だよね笑
しかしすぐ横に目をやると、蛇行している仁淀川の澄んでいる様子もはっきりと。
水質日本一ににもなった川です。自然を大切に守っていきたいものですね。
越知町は自然と人々が共存している街だということがはっきりわかる、たまらない景色です。
かぶと獄は、岩場・ロープや鎖が現れます。
慎重に下りましょう。事故は下りに起こることが圧倒的に多いです。
鎖場は回避できるルートもあるので、決しては無理はしないようにしましょうね。
ゴール・織田公園はお花がいっぱい
ゴールの織田公園ではつつじや芝桜、ボタン桜が満開でお出迎えしてくれました。
地元の方が整備されているのか、ここだけがお花の色が鮮やかでまぶしいほど。
花壇にはびっしりのお花が咲いていました。
いきいきしているお花を見ていると、元気がもらえました
本当にきれいだね~癒される
お花にあまり興味がない僕でも、癒された(笑)
織田公園までは車では入れますので、お花見客もそこそこいて、にぎやかになっていました。
個人的には、今までつつじと桜が一緒に見れたことはなかったので、なんだか得をした気分です^^
まとめ:横倉山はどの季節でも楽しめる山です
ほとんど雪も降らないので1年通して登れる山
横倉山は、今回春の芽吹きを感じるために登りましたが、標高もそれほど高くないため一年中登れる山です。
ただし、雨の直後などは、滑りやすくなります。
「かぶと獄」付近はとくに滑落に注意しましょう。
2018年は相当寒く、年始に少し雪が降りましたが、すぐ溶けるのレベルでした。
梅雨は光るキノコ「シイノトモシビタケ」
梅雨時は光るキノコ「シイノトモシビタケ」がみれるそうです。
インスタでの投稿すると大体1日で1000いいねを越えるようになった。
結構うれしいね( ´ ▽ ` )#シイノトモシビタケ pic.twitter.com/Qx7udziGjw
— 中川竜一 (@puruuuun2) 2017年7月14日
わたしも家からかなり近いのでまた訪れてみようと思っています。見られるのは6月くらいでしょうか。
その時期はカメラマンが押し寄せて、明るいうちから場所取り合戦が行われるのだとか?!
皆さんも織田公園&横倉山(越知町)に足を運んでみてはいかがでしょうか?
横倉山(越知町)のアクセス
【住所】高知県高岡郡越知町越知
※”横倉山自然の森博物館「 高知県高岡郡越知町越知丙737−12」”を目指して進み、
入り口を左に曲がらず直進すると織田公園に着きます。
狭い道のため、じゅうぶん離合に注意してください。