こんにちは、アウトドアライターのaimi(@shikokunoyama)です。
2020年2月後半〜新型コロナウィルスの影響で登山を自粛していましたが、愛媛県・高知県ともに外出規制が解除されたのもあって久しぶりに石鎚山に登ってきました♪
あまりにも外に出ていなかったので、標高差のない土小屋からのスタート!
イシヅチサクラやアケボノツツジ(あわよくば、イワカガミ)を鑑賞し、まったり頂上(岩のピーク・南尖峰)でコーヒーでも楽しもうかな、という計画です。
今回のコース(土小屋ルート)
(まったり歩いて6時間・1時間休憩込み)
【石鎚山レポート】イシヅチサクラ&アケボノツツジを同時に楽しみ、南尖峰deコーヒーを
早朝の土小屋はさむい!ひとケタ気温の中、初夏の花を愛でながらゆっくり登る
2020年5月22日午前7時半、車の数は10台そこそこ。
すごくさむい!思わず道中、暖房を入れてしまいましたw
自粛解禁した方もそろそろ増えてくる時期なのでしょうね。
土日は怖いので、平日を選んできましたが…
駐車場で出会ったのは3人程度です。ほとんどは朝駆けなのでしょうか♪( ´▽`)
これなら密は避けられそう。スタートです。
東稜分岐→1ヶ所崩れていて焦る。しかし足の置き場をちゃんとすれば体は引き上げ可能
以前東稜ルートのレポートをあげたことがございましたが、その際「2ヶ所手こずった」ということを書かせていただきました。
その1ヶ所が崩れているではありませんか?
みんなが同じ木の根を引っ張るかしていた(?)、せいで木の根っこがむき出しになってしまっていて、つかめる部分がありません。
仮につかんだとしても、ブラブラの状態なので木が折れてしまう可能性があるので、これはつかまず、進めるルートを探ります。
右側にも足跡が多少ありますがそこまで足が開かないんで現実的ではなく、荷物だけ先に上に投げてできるだけ身軽にして岩の悪い場所だけを掴んでなんとか這い上がります。
ちょっと怖かったですね…
ここだけで10分くらい考えましたw
もう1ヶ所のところは特に変化なし。一枚岩なので。
東陵ルートでイワカガミを探すも、1輪もなし。まだ早かったか?
今回の山行は、昨年チェックしていたことを確かめに参ったのでありました。
イワカガミ咲いているかな?
四国でこんなに咲くところはなかなかないから楽しみしてたんだ…
し・か・し…
足元にびっしりと株こそあるものの、まだ1輪も咲いておらず…少し早かったよう。
山頂小屋のスタッフさんと話した感じでも「もう少し後だね〜」と言われてしまいました。
読みが甘かった…泣(ちなみに昨年は遅すぎて1輪しか見れず)
ちなみにアケボノツツジは終わりかけ、稜線こそキレイなものもあったけれど裏年のようで残念。
いっぽう、ノーマークだったのが、イシヅチサクラ!
めちゃくちゃキレイですし見頃!
いや〜〜来れて良かったです。
天狗岳に登る前に、南尖峰deランチ&コーヒーを
岩登りをすると、お腹の空き具合が半端ない!
これは明日筋肉痛だな…結構腕がパンパンになるw
ということで弥山の手前でランチをすることに。
安定した場所があまりないけれど、人が多いところにいるのは避けたかったので。
360度開けていて気持ちがいい南尖峰に決定です♪
弥山はスルー、下山し始めると驚きの光景!北壁絶壁にクライマーが
弥山はなんども来ているし、小屋で購入するものもないので下山します。
で、ちょっと降り始めたところで衣服を調整していると(また暑くなって来た)、なんと北壁にクライマーが張り付いているではありませんか!!
何十回と石鎚には来ていますが、これを見るのは初( ・∇・)
怖いです!でもカッコイイです!
個人的にも外岩は最大50mのものをやったことがありましたが、ずっと冷や汗かいていて足に力入らず(後ろ決して見えない・怖すぎ)、結局引き上げてもらった記憶が…汗
そういえば、天狗岳のところで黄色い服の2人組がいたけどすれ違わなかった。こういうことか…
ニノ鎖小屋分岐で頂上小屋スタッフさんとお会いする
驚きの光景を目にした後、小屋スタッフさんが下山するというのでご一緒させていただきました。
聞けば愛媛のかたで、いまから帰宅するのだそう。
やっぱり、歩き方に無駄がない!
真似してハイスピードで歩いていたら疲れませんでした。
日頃、もっと早く歩くべきだな〜と反省。
お連れの方は西条側に下山ということで、背負子を担いでらっしゃいましたよ。
ちなみに、小屋スタッフさんのオススメする四国の縦走路は
- 西の川〜瓶ヶ森〜東の川
- 三嶺〜剣山
- 堂ヶ森〜石鎚山〜面河(または土小屋)
どれも考えたことはあるけどできていないルート…汗
考えることは皆同じなのか。それにしても全部最低1泊のきついルートですねw
特に3はニノ森以東入ったことはない(面河〜石鎚日帰りは経験済み)ので、気になっているルートなのでありますが、いつ行けることになるのだろうか_φ( ̄ー ̄ )
とにかく、テント担いで長距離歩けるようにならないと無理ですねw
まとめ:イシヅチサクラが満開!この時期の桜は得した気分になりました
三密を避けて、暑くなる前に行きたかった石鎚山。
風がとっても涼しくて、汗もすぐ乾くいい気候のなか。
安全に回れたことに感謝です♪
もう1ヶ月もするとあつ〜〜い夏がやってきます。
水分も2リットルくらいは担がないと厳しいですよね…(この日も1.5リットル消費)。
これから夏にかけ、石鎚山系は高山植物オンパレードの季節になります!
体力をつけて石鎚登山に是非お出かけください〜♪
以上、『【石鎚山レポート】イシヅチサクラ&アケボノツツジを同時に楽しみ、南尖峰deコーヒーを』の記事をお送りしました。
今回、山行で見たおもな花の開花期
【絶滅危惧2類(VU)】イシヅチサクラ…4月下旬〜5月上旬
イシヅチサクラの開花期は4月下旬〜5月上旬とあります。
ちょっと2020年は遅かったのかな?という感じを受けました。
小屋スタッフさんによれば、4月に雪が降ったのも影響してるとのことでした。
赤石山系、瓶ヶ森などにも群生がありますが個体数は少ないとのこと。
アケボノツツジ…5月上旬
毎年GWに咲くので、それに合わせて県外からたくさんの人がやってきます。
しかしたまたまなのか(?)今年は裏年のようで残念な具合に…_φ( ̄ー ̄ )
イワカガミ…5月中旬〜下旬
今回探したけれど、1株も見当たらなかったイワカガミ。
しかし同じ日に歩いた方の記録には載っているではありませんか???
どこにあったのだろう…?
でも最盛期に見られる群落には1輪もなかったので、まだまだだったんでしょうね。
昨年の記録で、写真撮影に成功していますのでご参考までに。
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今回、相棒に持っていったコーヒーカップ♪
チタンで軽いので、キャンプや自宅でも重宝しています。
当日山頂はアリが多くて、蓋をしていないとアリまみれになるところでしたので助かりました汗。
冬は冷めるの防止にも役立ちますよ。
石鎚山東稜ルートでスリル満点・プチクライミング!〜6月の岩峰の花を求めて
2019年の6月にやはり石鎚山・東稜ルートで登頂した際のレポートです。
この時はガラリと咲いている花が異なりますね。
1週間ちがうだけで、別の山に来たのではないか?と思うほどなので面白いですよ。
東稜ルートはバリエーションルートなので、テープなど道しるべはありませんのでご注意を。