こんにちは、高知県在住アウトドアライターのaimiです。
先日GWの終了と同時スタート!ということで愛媛県新居浜市にあります「西赤石山」に登山に行ってきました。
ちょうどアケボノツツジが9部咲きとの情報もありまして…!
今回は久しぶりのテント泊もしたいということで「銅山峰ヒュッテ」(営業小屋)にお世話になる計画で1泊2日の予定を立てて♬
しかし、これがのちに大後悔することになろうとは・・・汗
両日とも天気は”晴れ”予報でしたが「寒気」が入る予報があったため防寒具は多めに持ちました。
GWの前半には雪が降ったという情報もありましたので、この時期はむずかしいんです( ゚Д゚)
「西赤石山・かぶと岩まで1泊2日テント泊」計画詳細
東平から日帰りであれば周回ルートが組めますが、コースタイム9時間以上。
自分の脚だとちょっときついです(汗)
ということで、「テント泊をするなら今だ!」と銅山峰ヒュッテでキャンプを計画しました。
1日目
東平(とうなる)登山口まで…西条・新居浜でオイシイ海の幸を買物しよう
私の住む高知県からだと愛媛県新居浜市・東平まで3時間近くかかります。
14時過ぎに出発というゆるい日程だったため、お昼に買い出しを兼ねて西条市のスーパーへ。
高知はカツオをよく食べますが、瀬戸内海といえばタイ!
ということで今が旬のクロダイのお寿司を購入し腹ごしらえ。
すごく肉厚でおいしかったです。スーパーでこのレベルなんて本当に四国の食は妥協なし。
※写真撮り忘れましたw
東平登山口→銅山峰ヒュッテ(泊)…標高1,100m水の豊富なオアシス
東平の登山口はこれからのシーズンに備えて臨時駐車場ができているほど!
普通の観光客に交じって西赤石山の斜面のアケボノツツジを観察したり(ここからでもよく見えます)、お手洗い(臨時駐車場にはありません)を済ませていざ出発準備です。
ざっと見た感じでも車は30台ほど停まっています。
この登山口からじゃない人も含めれば相当数上に上がっていることでしょう( ゚Д゚)
はじめはいたって歩きやすい登山道です。テント泊の脚には優しいですね。
馬の背と柳谷ルートの分岐から、馬の背ルートにはいりますがすごく急登というわけでもなくおだかやかな登り。
別子銅山の歴史を感じながら、あっという間に「銅山峰ヒュッテ」に到着です
1日目は1時間20分しかかからなかったので、体力もありあまっているわけなんですがなんだか冷えてきた・・・・
放射冷却の影響で極寒!
防寒具はじゅうぶんだったんですが、テントの選択をミスりましたwww
今回、シングルウォールテントは大後悔
睡眠時間こそ確保できましたが、2度寒すぎて起きてしまいました(*_*;
この影響なのか、帰宅後風邪をひいてしまうというお粗末さ。
2日目
銅山峰ヒュッテ→銅山越…たったの30分で稜線へ!
4時ころお隣のテントの方が出発される(なんと石鎚山の西、堂が森から縦走されている方!そして入山4日目)ということで、その音で目覚めました。
6時30分には出発!今日の工程は長いですのでちょうどよかったですね( ゚Д゚)
朝焼けが素晴らしいです。居心地のいいテント場でした。
寒い時期でなければ最高でしょう(泣)!
30分樹林帯を黙々と歩き続ければあっという間に「銅山越」です。
石鎚山脈の支脈である、法皇山脈 赤石山系の中にある峠の一つ。
峠自体は「銅山越」と称するが、地元では「銅山越」を含む尾根筋一体を「銅山峰(どうざんみね)」とも称する。江戸時代初期に、山脈の南側((旧)別子山村)に別子銅山が開かれ、その銅鉱石を、この峠を越えて、瀬戸内側の新居浜側まで運搬されていたことから、「銅山越」の名がついた。
峠には当時のなごりの、お地蔵さんが祭られている。~「ヤマレコ」より引用
銅を運び出すときに風雪の影響で何人もお亡くなりになったというのだから、いざここに立ってみると感じることが多くあります。
確かに”新居浜市の礎”を築いたすばらしい工業の発展ではあったけれど。
銅山越→東山→西赤石山…アケボノツツジの見ごろは標高1400m付近か
稜線上とはいえときどきツツジのトンネルがあり、癒されながら進みます。
アケボノツツジの見ごろの標高1400m付近に差し掛かると、写真好きの方たちは足を止めて「わあすごいですね」と声を掛け合う。
これぞ、登山花見の醍醐味です。
山頂まではきつい岩場ののぼりも含まれて、休み休み進みます。
ばててしまいそうですが、絶景なのが救い。
どの登山口から来てもきついので、ここにいる人はそのつらさを知っています。
励ましあいながら進みましょう!
西赤石山→かぶと岩ピストン…激しい悪路の末にたどりついた「かぶと岩」の絶景ったら!
山頂に着くと、「かぶと岩」からのほうがアケボノツツジのピークに近づけるということで行ってみることにします。
往復40分と聞いて「すぐそこでしょ」とタカをくくっていたら…。
本日最難関のずるずるの悪路!
滑る、ロープあり、すれ違い出来ない!
これを登り返すのかと嫌になりながらも標高を下げていきますww
しかし、下りきるとごつごつとした展望岩がたくさんあり、これは絶景!
来てよかったです!山頂よりもアケボノさんが断然近いです!
西赤石山(ショートカット)→銅山峰ヒュッテ
西赤石のピークに戻ると、ツアーのお客さんが続々登ってこられて、人だかりにwww
平日でもこれだから、シーズンの混雑はすさまじそうです( `ー´)ノ
くだりもそれなりに足場に気を使うので、ゆっくり帰ります。
銅山峰の登り返しはもういい!(泣)ので、ショートカット道を使ってみることに。
景色こそなくなってしまいましたが、気持ちのいい道でしたよ。
この日は「ハロ(日暈)」みられるかもと予報が出ていました。
「ハロ」こそみられませんでしたが、それよりも希少な「彩雲」出現!
銅山峰ヒュッテ→東平登山口
ヒュッテに戻って帰りに支度をしていると、女将さんと環境省のレンジャーさんたちが何やらお話をされています。
邪魔にならないようにしていたら「お茶でも飲みますか」といわれたので、少しの時間ならといただいていくことに。
なんと、女将さんお抹茶を立ててくれましたよ!
環境省のレンジャーさんは定期的に見回りされているそうで、今日は銅山峰の往復のみとのこと。
時計を見るともう14時。これから西赤石に行ったら暗くなってしまいますからね(汗)
帰りは柳谷ルートのほうが足に優しいということでおすすめいただきまして、その通りに帰ることに。
これが大正解!
シコクカッコウソウを見つけられたり、沢沿いなのでマイナスイオンたっぷりだわで最後にふさわしいゆるふわな道なのでした(#^.^#)
まとめ:アケボノツツジはGW前後が見ごろ。見ごろをチェックして出かけよう
2018年はGWあたりにはアケボノツツジの見ごろは終了していたので、今年(2019年)は少し遅かったですね。
その証拠にGW初日に雪が降ったり、霧氷が出たりしたようですので天気の読みが難しいです。
今回も極寒で体調崩したし…厚さ、寒さ対策は抜かりなく!
ということで…ヤマレコやヤマップでみなさんの記録を参考にし、「見ごろ」を定めてからお出かけすることをおすすめしますよ(*^^)v
以上、『西赤石山【愛媛県新居浜市】~アケボノツツジに励まされるも、瀬戸内海の絶景&急登地獄!』の記事をお送りしました。
登山口「東平」のアクセス
カーナビでは「東平記念館」と入れるとわかりやすいです。
【住所】
【公共交通】
登山者用のバスはなし。銅山観光用のバスが「マイントピア別子」から出ていますが観光ガイドがついてのツアー扱いになるのでご注意ください
下山後の新居浜グルメ=特大から揚げ「ザンギ」はいかが?
下山後は道の駅「マイントピア別子」の天然温泉→特大から揚げの流れが定番!
夕方は地元の方でにぎわう定番グルメですよ。