こんにちは、アウトドアライターのaimiです。
先日、九州遠征に行ってきたのですが…そのうち阿蘇には4泊滞在!
阿蘇登山のメイン・高岳&中岳を制覇してきたので、レポートさせていただきます♪
まずは、今も噴煙を上げている阿蘇山・中岳の情報から。
阿蘇山(中岳)の噴火警戒情報
気象庁のサイトを十分に確認の上、お出かけください。
2022年9月中旬、噴火警戒レベルは1となっています。
”1”というのは、『火山活動は静音、状況により加工内にとどまる程度の土砂噴出等発生の可能性あり』となっており、異音や噴煙の状況は常に確認しておいた方がいいということです。
私が登っている間もつねに噴煙は出ていて、登山口から目視で確認できる状況でした。
昭和33年には、火災サージ(火山灰と空気のまざった爆風)により12名の方が亡くなっています。直近ですと2020年に中岳の噴火が確認され、ほぼ毎年なんらかの火山活動の動きが見られているので注意が必要です。>>参考:阿蘇山 融資以降の火山活動より
間違ってもイヤホンなどして登山しないように!
【阿蘇山/仙酔峡登山口】高岳・中岳・南岳周遊!ルート詳細
仙酔峡駐車場(岩が多く登りにくいので注意)→東峰→高岳→中岳→南岳→中岳→仙酔峡ロープウエイ跡→仙酔峡駐車場(所要時間7時間:休憩2時間込)
>>YAMAPの記録はこちら
阿蘇山に登るにあたって、どうせハイキングなんでしょ?というルートはやっぱりつまらないなあ、と。ガッツリ岩山を感じましょうということで”仙酔峡周回ルート”を選択。3点支持が必要な岩山登りなので、初心者にはおすすめしません。
2022年9月現在、いちばん人気の”砂千里ルート”は一部通行止め。
ルート最新情報は熊本県のHPに掲載されていますので、チェックの上お出かけください。
【阿蘇山/仙酔峡ルート】高岳・中岳・南岳周遊!火口&雲海が大迫力。レポート!
【仙酔峡P】雲海✖️日の出を狙い、早めの出発!
今回の宿泊場所は、「ASO BASE BACKPACKERS」さん。
3泊しましたが、必要なものは最低限揃っておりリーズナブルで快適。朝早く起きて行動するには寝るだけで良いと思っていたのですが、思いのほかくつろがせていただきました。
宿を6時には出発し、30分でもう登山口。コンビニ・道の駅阿蘇(これがサイコーに使えました)なども宿の近くにありますので、必要なら前日に寄っておきたいですね。
【仙酔尾根】岩がゴロゴロ、日本アルプスも顔負けな歩きにくさ…!
登山口からちょっとのところに、展望台的なフラットな場所が。
そちらにはご来光待ちの地元の方がいらっしゃいました。
ここよりはキツイ本格登山ですから、よき展望台なのだとか。
近くに”大観峰”という雲海スポットもありますが、メジャーすぎますから、とおっしゃってました。
前日に私も訪問していましたが、どちらも甲乙つけがたい素晴らしい展望台ですよ!
この後は、メンタルそがれる急登&岩登りアリの登山道。
なかなか…なかなかですよww!!!(泣)
【東峰】激・岩登りのあとは根子岳が目の前!ここからスキップできそうな稜線万歩
東峰にはカンバンがありませんでした(泣)
それでも往復約1時間弱ですから、ぜひ行ってみてください。
景色が良すぎて、思わずヤッホーって言いたくなりますよ♪
登りがきつすぎた分、ごほうびですね。
高岳の山頂は岩がゴロゴロしているので、ここで早めのランチを取るのもおすすめです。
【阿蘇五岳最高峰・高岳へ】
高岳への道は、岩も少なくなりルンルンで歩けるほどの絶景がひろがっています。
すれ違う人もみんな笑顔!
こんなに晴れていて、気持ちのいい日はなかなかありませんよね。
九州の言葉「〜ばい」に驚きつつも、楽しく会話しながら歩きました。
【中岳】高岳からガクッと下るけど、火口が目と鼻の先に!
【南岳】オプションで加えるのに最適!砂千里方向は通行止めなので…
中岳までせっかくきたなら、加えてほしいのが南岳。
南岳はさほど登らされないわりには、根子岳の素晴らしいシルエットと火口を別角度から眺められるので時間に余裕があるなら行ってみてほしいです。
私も中岳で休憩していたら、すぐ近くだということで行ってみることにした場所。
【仙酔峡ロープウエー跡】帰路こそこのルートの真髄⁉️火口&シェルターがCOOLすぎ
今回ご紹介した”仙酔峡ルート”ですが、帰路はじつは舗装路を歩くだけ。なんとも足にやさしい道なんです(逆回りにすると悲惨な目に遭いますが)。
ほとんどの登山者が私と同じ時計回りルートを歩かれていましたが、下りは1時間かからないのでついつい長く休憩しちゃいますね♪
タバコをふかしてる人、ドローンを飛ばす人、ぼーっとしてる人。
ここまできたら砂千里ルートからきた観光客と変わらないですので、私も大休止しちゃいました。
ちょっと風が吹くと火山灰が舞いそうな場所なので、無風の時に限りますが。
実際、宿に戻ってシャワーを浴びてたら靴下から火山灰がいっぱい出てきて、知らない間に少し浴びていたことがわかりました。風に強い日は口に入ってしまうでしょう。吸うのはよくないですしね。
【駐車場へゴール】仙酔峡尾根がものすごい斜度であることを目視しつつ帰還!
駐車場に戻ってきた時に、朝登ってきた仙酔峡尾根を見上げてみると、かなりの斜度!!!
それでもって岩登りなのだから、そりゃキツイわけですww
今降りてきた遊歩道もそれなりの斜度でしたから、登りごたえありました〜((((;゚Д゚)))))))
でも、とっても楽しかったです。
阿蘇登山でアルプスみたいな充実度、しかも日帰りという。
目まぐるしく変わる景色に、久しぶりに満喫してしまいました〜!!
九州に行かれる際は、ぜひ阿蘇登山!!加えてみてくださいね。
以上、『【阿蘇山/仙酔峡ルート】高岳・中岳・南岳周遊!火口&雲海が大迫力!』の記事をお送りしました。
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