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【問題提起】犬連れ登山、禁止して!私の恐怖体験談

【問題提起】犬連れ登山、禁止して!私の恐怖体験談登山の危機管理
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こんにちは、アウトドアライターのaimiです。

先日四国百名山でもある「雨ヶ森」にてノーリードの大型犬に覆いかぶされました。

犬種は「ダルメシアン」という、101匹ワンちゃんのモデルにもなった犬。

めちゃくちゃ怖かったですし、生きた心地がしませんでした。

…というか、ここでもう下山しようかと思ったほど。

戦意喪失です。

今回被害にあった大型犬「ダルメシアン」ってどんな犬?

フリー素材「コムマール」から引用

原産はクロアチアのダルマチア地方と言われているが、詳細は不明である。

かつては猟犬・番犬・牧羊犬・軍用犬として活躍したといわれ、激しい作業に耐えうる体力・持久力を保有している。交通機関の主流が馬車であったころ、消防馬車の先導・護衛として活躍した。アメリカでは現在でも消防のマスコット的存在として親しまれている。

wikipediaより引用

色は茶色でしたが、思い出したくないので…

フリーの可愛らしい素材を使わせていただきました。

本来であれば、可愛いワンちゃんなのでしょうが…

実際、山頂でお会いした方も「ダルメシアン可愛かったですよね」とおっしゃってましたし。

しかしそれはリードに繋がれているからであって、放たれていたら話は別。

恐怖でしかありません。

元々は猟犬として活躍していたのですから、引っ張る力がすさまじかったですし、抵抗できる感じではありませんでしたから。

大型犬「ダルメシアン」に覆い被さられた一部始終

走るのがはやい!逃げようにも逃げられない!なぜ登山道に大型犬が⁈

登山開始後15分ほどしたところでしたでしょうか。

日もまだあまり入らない薄暗い植林帯の中で突如、背後から何かが向かってくる音が。

それもすごい早さで。

何かと思って振り向くと、犬!!!

それも大型犬ですよ…

興奮状態なのか、私のザックを引っ張り上げ、サイドポケットに入っていたペットボトルを持って行ってしまいました。

さらにものすごい勢いでズボン、肩くらいまで足をかけられてドロドロ状態に。

目も合わせられません。

(のちにネットで調べると”目を合わせたら終わり”と書いてあったので、この行動は正しかったようです)

とにかく怖いです。

尻尾をブンブン振っているので、喜んでいるのかもしれませんが…

私は全くうれしくもありませんし、一刻も早く飼い主さんが現れて欲しいと思ってます。

ベロベロに舐め尽くされた後、1分くらいたったでしょうか。

飼い主さんの一声でさっと戻って行ってしまいました。

しかしこの話にまだ続きがございます。

そしてさらに歩くこと10分。

再び犬がやってきてしまいました。

飼い主さんは案の定またいません。

ふたたび何もできず、ベロベロに舐められっぱなし。

流石に私もキレて、飼い主さんめがけて「だれか!」と叫びました。

なぜ姿もなくて、ノーリードなのでしょう?

非常識すぎます。

声に反応した犬がピタリととまりました。

大きな声は、一瞬だけ効果があったようです。

しかしちょっとすると、また興奮状態で覆いかぶさってきます。

でもやりすぎるのも良くないようで、興奮がエスカレートしているような?

これ以上こんな状態ですと、精神的疲れがピーク。

何度か叫んでいると飼い主さんが気づいたようで犬に何かを叫んでいます。

どうやら助かった…

このまま噛みちぎられて死ぬのではないか?そう覚悟さえした出来事でした。

飼い主さんに説教

  • 1回目の時に興奮状態で戻ってきたのだから、何か察知しなかったのか?
  • どうしてノーリードなのか?
  • この後も登山者が来ると思うし、この上にもいます。登山は中止して下山してください(実際2人登ってきた)
  • ザックが引っ張られて穴が空いた(というか、壊れた)
  • 犬に乗っかられて服がドロドロになった

立て続けに申し上げました。

怒りがこみ上げてきて、冷静に話せているか心配になりましたが…

意外と冷めた感じで話せていてびっくり。

プライバシーのためどんな方だったかは伏せますが、素直に理解していただけたよう。

最後まできちんと話を聞いてくれました。

「雨ヶ森」はハードな山なので、時間に余裕がありません。

それなのに、犬で身動きが取れなくなったのでさらに急がないと…

と話は一旦終わったので、犬に首輪をつけようとしますがかなり嫌がっています

自然のいっぱいのところが走れて魅力だったのでしょうが、その嫌がるところを見て「注意してよかったな」と改めて思いました。

下山することも一瞬頭をよぎりましたが、予定通り登ることに。

降りることになってもこの犬の顔はもう見たくないですし。

合わせて30分以上のロスでした…

下山後、”壊れたザックを購入してください”と手紙が

無事に下山し、車のワイパーを見ると封筒が入っていました。

そこには手紙とお金が。

壊れたザック新調代だそうです。

あの恐怖のことを考えれば、本当は迷惑料をもらいたかったくらいですが噛まれていないだけよかったとして、これで心も落ち着け帰れそう。

それにしても…噛まれていたら登山どころではなかったですし、ワクチン(狂犬病予防)も打たないといけませんでした。

裁判で100万円賠償金請求の事例もあるようです。この金額の根拠は治療代のほか、トラウマで精神科に通うなどの慰謝料を含めた金額になります。

運が良かった…

下手に逃げたりしなくて良かった…

逃げたら絶対に追ってきて刺激してしまっていたでしょうし。

ひとつの勉強になりました。

ダルメシアンが噛み重症になるケースは結構ある

【2019年・香川県観音寺市】男女3人がダルメシアンに噛まれ重傷

下山後、さまざまな過去のニュースを調べてみました。

2019年に香川県観音寺市で男女3人がダルメシアンに噛まれ重傷…

やはり、ダルメシアンは噛むのですね。

顔が血みどろで倒れていたと言いますから、人ごとではありません。

他にも検索すると出てくるわ出てくるわ…

飛び跳ねると私の背よりも高いところも余裕でいけそうでしたから、ものすごい威力です。

【犬連れ登山=悪影響】山に犬を連れて行くのはNG!10つの理由

犬連れ登山自体が、山に悪影響を及ぼします。

それは山小屋経営者の方も言われていますし、各都道府県の自然保護レンジャーの方々も”犬禁止”の表示を立てたり試行錯誤しているようですが「何を根拠に!」とお怒りになられる方も多いようで。

aimi
aimi

今回は理解のある方で良かったけど!

里山なども全面禁止にしていただけると大変ありがたいのですが…

ここからは、調べた限りの山での悪影響を記載させていただきます。

  1. ガケで飛びつかれた時、びっくりして滑落の危険性
  2. そもそも時間のロス。すれ違いにも登山者以上に気を使わないといけないし、今回のようなノーリードの方への注意とか…大迷惑極まりないです。
  3. とっさすぎると対応できない(どこでも広い登山道というわけはでない)
  4. 興奮して噛み付く可能性はゼロではない
  5. 犬にはダニなどの寄生虫がついており、それを山に運ぶ=他の動植物に媒介されてしまう可能性
  6. 花や実などを食べてしまう・踏みつけてしまう→絶滅危惧種も多い高山植物・山野草も多い
  7. 「うちの子はおとなしいから」というのは飼い主主観の考え。犬嫌いの人にとっては、山にいるだけで脅威
  8. 糞尿の問題
  9. 噛まれた時、狂犬病へのリスク(狂犬病は死に至る病気です。噛まれたらすぐに病院に行きましょう)
  10. いくら訓練されていても動きが予期出来ないのが犬である

とにもかくにも、犬を山に連れてこないでほしい!!!

私は今まで犬連れ登山を何度かお見かけしましたが、禁止にすべきだなと確信した「とある象徴的だった出来事」があったのでお伝えします。

【ほかにも遭遇】避難小屋で犬を泊めようとしたご夫婦

数年前でしたでしょうか、私が四国に住み始めてからの話です。

この事件の後、剣山縦走路にある「おかめ岩避難小屋」に”犬禁止”の表記が付け加えられました。

6月のグリーンシーズン到来という時、10人ほどの宿泊者がいました。

標高2,000mほどあるので、やはり夜は寒い。

そんななか…東北地方からこられたご夫婦が、柴犬を中に泊めたいという…

普通に考えて無理でしょう。

管理人さんがたまたまいらしていたので、もちろん断ってました。

「吠えるし、犬を泊めるとはなにごとだ!」と激怒。

寝ている時にだれかを噛んだりしたらそれこそ恐怖ですよ…

結局、外のベンチでご夫婦で交代しながら添い寝したそうです。

しかし、あの感じですと貸切だったら絶対中に入れていたでしょうね…

納得いかなそうでしたもん…汗

他の登山者もみんな聞いている中でのやり取りでしたので、変な空気になったのを覚えています。

「犬は家族」ということを盛んにおっしゃってましたが、そんなのは山で通用しませんからねえ。

【まとめ】犬連れ登山禁止!あなたが思っているほど登山者は犬慣れしていませんよ、ふつうに怖いです

ここで一度まとめましょう。

【以下10つの理由で犬連れ登山は迷惑です】

  • ガケで飛びつかれた時、びっくりして滑落の危険性そもそも時間のロス。
  • すれ違いにも登山者以上に気を使わないといけないし、今回のようなノーリードの方への注意とか…大迷惑極まりないです。
  • とっさすぎると対応できない(どこでも広い登山道というわけはでない)
  • 興奮して噛み付く可能性はゼロではない
  • 犬にはダニなどの寄生虫がついており、それを山に運ぶ=他の動植物に媒介されてしまう可能性
  • 花や実などを食べてしまう・踏みつけてしまう→絶滅危惧種も多い高山植物・山野草も多い
  • 「うちの子はおとなしいから」というのは飼い主主観の考え。犬嫌いの人にとっては、山にいるだけで脅威
  • 糞尿の問題
  • 噛まれた時、狂犬病へのリスク(狂犬病は死に至る病気です。噛まれたらすぐに病院に行きましょう)
  • いくら訓練されていても動きが予期出来ないのが犬である
aimi
aimi

突如犬に飛びかかられるのはトラウマになるレベルんだよね!

夫

しばらくは沢にいたカエルの声=犬の声に聞こえるほど怯えてたよね??

しばらくは犬は見たくないです…

さらに犬もコロナを媒介するときいて、ザックも新調することに。

新調したら心機一転、リフレッシュ登山に行こうと思ってます。

この記事が、犬が苦手な方のお役に立てたら幸いです♪

以上『【問題提起】犬連れ登山、禁止して!私の恐怖体験談』の記事をお送りしました。

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