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四国でも見れる!シモバシラの花を見つけに「雨ヶ森」(高知県仁淀川町)へ

登山
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こんにちは!aimiです。

12月ともなると、山では紅葉も終わり、積雪の季節がやってきますね。

例年年が明けてから冷え込むのですが、2017年、高知県は日々最低気温記録を更新し続けています。

11月から3月初旬までは、四国の山は花のない季節になるのですが、今回、「シモバシラの花」を求めて「雨ヶ森」(高知県仁淀川町)へいってまいりました。

シモバシラの花とは?

混乱しやすいところなのですが、「シモバシラの花」は

「シモバシラ」という植物(花)が冬、枯れた茎からにょきにょきと湧き出てくる水蒸気が凍ったものといわれています。

シモバシラはシソ科の植物で、高さ40~70cm程度の多年草です。
8月下旬から10月上旬に白い穂状の花を咲かせます。
冬には地上部は枯れてしまいます。
関東地方以西~九州に分布します。~高尾ビジターセンターHPより引用

 

高尾ビジターセンターのHPより引用。とてもわかりやすいです。外観は枯れていても中は実は生きていて、水分を吸い上げる力がまだ残っているんです

 

面白いですよね!ほんとうは「花」なのに「花」じゃなくて「凍ったもの」を「花」と呼んでいるのです。

あまりにも冬に咲く花が少ない、ということから皮肉にも冬の「シモバシラの花」のほうが有名になってしまうという。

東京都では高尾山の冬の名物詞になっているんですよ!

今回のコース

樫山登山口→雨ヶ森山頂→樫山登山口(休憩40分込み・計5時間30分)

の行程で歩きました。

登山口は計3つあり、椿山(つばやま)登山口、岩柄登山口、樫山登山口(いずれも仁淀川町)があります。

今回は帰りに安居渓谷に立ち寄りたいのと、途中からは雪があるため、林道で歩ける場所があるということ(=一番安全なルート)ということでこちらを選びました。

樫山登山口までの道がわかりにくい問題

念のためはじめて行く場所は早く出るようにしているのですが、こちらはかなりわかりづらい場所にありました。

安居(仁淀)ブルーで有名な「安居渓谷宝来荘」を通過し、お手洗いを済ませます。この先はお手洗いはありません。

宝来荘を右側に見てバンガロー群までは標識があり、急坂をあがっていきます。

最終バンガローを過ぎて道なりに進むと、「林業作業者以外立ち入り禁止」とオフロードの道に切り替わりました・・・・(焦)

さすがにここではないな、と素人なりにわかりましたので引き返し、「バンガローはこちら」の矢印を左手に見て間違えた道側から行くと直進。

どうやらこの分岐を左に曲がりわすれたようです。というか、90度以上の左折なので、曲がるのを躊躇し、勝手に曲がらないと判断したのは・・・・残念ながら私でしたw

その後はずっと道なりです。途中に「昇竜の滝展望台」があります。

この↓表示があったら少し先にいった場所(左側)に駐車できるスペースが3台分ほどあります。この道は紅葉の混雑時の宝来荘から国道194号線への帰路の道にもなっているようです。

ちなみにほかの2つの登山口もかなり判りづらい場所にあるようです。事前にインターネットでよく確認してから出発しましょう。

ここで強調したいのは「事前に」。実は宝来荘から先はドコモの電波すらも通じません

宝来荘も「場所による」と支配人さんから言われました・・・・調べようにも調べられないのはもどかしい。事前の準備はしっかりと!

登山口→シモバシラの花ポイントまで

登山口につくまでに少しの時間をロスしましたが、着いてしまえば一安心。

今日は積雪があり標高差が約700m。いつものゆるハイキングとちょっと違うため早めに出たかったのです。

先ほどの駐車ポイントからまもなく、この表示が助けてくれます。

少しずつ雪が見られてきました

 

 

台風の爪あとが。

今日の装備はチェーンアイゼンです。先行者が2名ほどあった模様。先行者がいなければちょっと時間がかかったかも。

チェーンアイゼンは雪があるかないかわからない程度の積雪に対応。あまり凹凸がないので、夏とほぼ同じ歩き方で違和感がなく歩けるのでザックの中に保険でひとつ入れておくと安心です。

 

シモバシラの花との出合い

標高1000mを越えたあたりでしょうか。足元にはシモバシラの花が!前の記録に「カマキリの卵」と表現されていた方がいましたが、似ています。

けなげでかわいらしいですね。氷点下でないと見られない芸術品です。

晴れていると厳しかったかもしれません。雪がちらつく曇天だから、出合えたのかも。

個人的には生まれてはじめてみることができて、感無量でした。

 

シモバシラの花ポイント→山頂

稜線に近づくと、あたりが見えてきますが、どうやらこの日は晴れる気配がありません。

高気圧は日本海側からの寒気に負けてしまったようです。

風も強く、止まっていると冷えるのでどんどん進みます。山頂直下はただただ急で疲れるので、ゆっくり上っていきます。

うっすら霧氷も!凍えるような寒さです

到着!残念ながら展望がありません・・風もすごいです

行動をやめたとたんすごく冷えるのでラーメン以外の選択肢が考えられません

お湯を沸かせる環境でないほど風が強いことも多いのが冬山。こちらが便利ですよ↓

帰路は来た道を戻る・・・だけのはずだったのだが

急だった分、帰路はあっという間。むしろ雪がある分、凹凸がないので足が疲れません。もちろん凍結の場所には注意が必要なのですが・・・・

途中、林道と何度か交差するのですが、ひとつ分岐を見落として直進して倒木の嵐に・・・

結局登り返して往路の道で歩きなおしましたw

台風の爪あとがすごかったです。そのままになっています。ご注意ください。

順調に登りマイナス1時間半以上であっという間に登山口へ。

下山すると、なんと快晴!雲はあるものの、あの悪天候はなんだったのかと思うほど。

 

少しだけシモバシラの花も残っています。

左側のこんもりとしたリーゼントのようなこぶが「筒状山」。霧氷が見られます。

あちらももれなく悪天候の模様。おどろおどろしい!

まとめ:マイナーなお山なのでいつも以上に早出・早着きを心がけましょう!

四国の山は剣山・石鎚山エリア以外は標識もあまりない場所が多く、遭難も発生していると聞きます。

この「雨ヶ森」も四国百名山でありますが、周りの山に比べるとちょっと地味。

なので、余計にあわてないように下調べをしておくことが重要です。

安居渓谷宝来荘の支配人さんも『「雨ヶ森」に行かれる方がよくいるけど登山口の件でよく質問を受ける』とおっしゃってました。フロントは早朝人がいるかわからないので、宝来荘に前泊して事前に下見しておいてもやりすぎではありません。《トリップアドバイザーで宝来荘の予約はこちらから》

ぜひ安全に登って山を楽しんでくださいね!

さてさて、次の雪山はどちらに行こうかしら?

以上、『四国でも見れる!シモバシラの花を見つけに「雨ヶ森」(高知県仁淀川町)へ』の記事をお送りしました。

今回のヤマップの記録はこちら↓

シモバシラの花に初対面! / aiさんの仁淀川町の活動データ | YAMAP / ヤマップ
今日は日本海側から吹き荒れる寒気の影響で雲がぐんぐん太平洋側に抜けていき、雪もちらつく寒い一日でした。 風も強く、山頂には長居ができませんでしたが、帰り道にかっこいい筒状、手箱山方面を間近に見れてよかったです。 特筆すべきは標高1000
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登山登山レポート/高知県
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