こんにちは。アウトドアライターのaimiです。
先日、徳島県三好市に登山に行ってきたのですが、前泊するために夕方に現地入りしソロキャンプをしました。
そのキャンプ場、「奥祖谷(おくいや)かずら橋キャンプ場」がものすごく個性的でしたのでご紹介します。
「奥祖谷二重かずら橋キャンプ場」はこんな人にオススメ!
キャンプ慣れしている人
こちらのキャンプ場は310円/人と大変リーズナブル。
そのぶん、野趣あふれるダイナミックな自然を満喫することができます。
あるのは、トイレ、炊事場、あずまやのみ。
虫が大丈夫な人
特に夏は水辺ということもあり、虫が多いです。
ぶよ・アブなどにやられてしまうとこれからの旅も台無しになってしまいます。
虫よけ対策は抜かりなく。
私は森林香で乗り切りました。
水遊びが大好きな人
キャンプ場の一段下は「祖谷川(いやがわ)」という清流が流れています。
標高1000mを超えているので、真夏でもとても涼しいです。
ただ、シャワーなどはないので、最寄りの温泉「奥祖谷温泉・いやしの温泉郷」(キャンプ場から10km程度)で汚れを落としてもいいですね。
高いところが大好きな人
こちらのキャンプ場は「奥祖谷二重かずら橋」を渡らないとたどり着けません。
入場ゲートで料金を払い、200mほど下ったところにあります。
その途中にある「奥祖谷二重かずら橋」はたいへん危険な橋です。
とくに「二重かずら橋」の男橋は長さ42m・幅2m・水面上12m。
下が見れないほど高い!怖い!
おおきな荷物を手に持っての入場は危険なので、ザックやかばんに詰めて手は使えるようにしてから入場しましょう。
手を使えるようにしないと、かずら橋の欄干を持つことができず、危険です。
打たれ強い人
どこから来ても、アクセスはかなり悪いです。
そのため、どんな状況でも楽しめる方がオススメですね。
入り口となる国道439号線は、離合困難箇所多数で、かなりきついワインディングロード。
徳島市起点〈東側玄関口〉&徳島県大歩危駅起点〈西側玄関口〉どちらからでもきつい山道を通らなければなりません。しかも2時間。
もうひとつのかずら橋、「祖谷かずら橋」よりも約1時間以上は山奥です。
私自身、自分で運転していて酔いました(笑)。こんな経験は初めてです。
「奥祖谷二重かずら橋キャンプ場」のよかったところ
星空が満点すぎた
私の場合、ソロキャンプをするときはビールを飲んでうだうだして(笑)、何をするでもなく寝るだけです。
でも唯一楽しみがあるんですよね。
夜、お手洗いに起きた時に見る満天の星。
民宿やホテルでは施錠されたりもあるので、そんなに簡単に外に出たりできません。
お手洗いがきれい・臭くない
標高が高いというのもあり、バイオトイレでも全く臭くないです。
山に来ると公衆トイレは汚かったりするのですが、こちらはさすが有料のキャンプ場だけあって整備されています。
受付の方々がやさしい
キャンプ場に着いたのは17時を過ぎていたので受付の方がいなかったのですが、後日、クルマを取りに戻ってきたときにお支払いした時のことです。
めちゃくちゃ感じのいい地元のおばさまが話しかけてきてくれて、「高知からきました」というとわざわざ…とけっこう長々とお話してくださいました。
標高1000mなので、クーラーもいらない場所にお住いのようで…うらやましい限り。
- 8月でも朝にはストーブを入れている
- こんな秘境の地で宅急便も来るし、郵便も来る(ちなみに発着点は阿波池田。こちらから2時間)
- また遊びに来てくださいと熱烈アピール
私は結構このエリアに遊びに来ていますが、四国の人は知らない人でも長話は当たり前。
それも旅の醍醐味です。
まとめ:キャンプ上級者にオススメ!「奥祖谷二重かずら橋キャンプ場」
徳島県にはたくさんのキャンプ場がありますが、こちらはかなり穴場のようでここ数日はキャンプをした形跡はありませんでした。
しかし、
- 登山前の前泊基地
- サクッとソロキャンプ
するには十分すぎる立地ですし、「何もない」のがいいという方にはもってこいのキャンプ場です。
ぜひ、避暑に訪れてみてくださいね。
個人的には紅葉もねらい目だと思います!
以上、『橋から落ちたらたどり着けない!「奥祖谷二重かずら橋キャンプ場」レビュー』の記事をお送りしました。
▼キャンプではありませんが、冬に行った際の記事もありますのでよかったらご覧ください▼
「奥祖谷二重かずら橋キャンプ場」のアクセス
【住所】徳島県三好市東祖谷菅生620
【料金】大人310円、小人100円。
【営業時間】日の出から日没まで
【営業期間】4月1日~11月30日
【ソロキャンプ向き度】★★★満点!
11月に入ると一気に積雪の可能性が増えますのでタイヤチェーン・スタッドレスタイヤを用意しましょう。
4月も残雪の可能性アリ。暗くなっての馴れない山道走行は危険です。十分時間に余裕を持って向かいましょう。