こんにちは、アウトドアライターのaimiです。
愛媛県四国中央市の赤星山に登ってきました。
カタクリで有名な山ですが、霧氷と氷瀑も素晴らしく、2023年2月上旬”今でしょ”ということで、行ってまいりましたよ♪
「赤星山」野田登山口ってどこ?
赤星山へは登山口が2つあり
- 野田登山口(標高・約300m)
- 中尾集落登山口(標高・約680m)
最もポピュラーな登山口が野田登山口。四国中央市の土居ICからわずか3kmと近く、アクセスが良いのが特徴です。いっぽう中尾集落登山口はやや、難しい場所にあるので、普通車ではきびしいかもしれません(>>参照ブログ)
野田登山口も最後の1kmくらいは狭い&オフロード気味になるので、ゆっくり走行するようにしましょう。お手洗いはありませんので、インター近くのコンビニなどで済ませておきたいところ。10台ほど停められます。
さらには、四国の”公共交通でも行ける貴重な山”としても有名。JR予讃線「赤星駅」からも登山口まで徒歩70分ほど。そのため、新居浜や四国中央市のホテルから朝一番に出て登ることも可能ですが、日の長い時期のみとなりそうです。
今回のコース
野田登山口→千丈の滝→赤星山山頂(1h休憩)→豊受山分岐→眺めの良い岩の上(剣山系が見える)→豊受山分岐→野田登山口 <距離10.1km 累積標高1326m、8時間半(休憩含む)>
今回、雪がグズグズだったのと時間が押していたので、豊受山山頂までは行きませんでした。
しかし、豊受山分岐からは周回ルートを取れるので、ぐるっとひと筆書きすることが可能。
千丈の滝経由ルートはかなり急なので、積雪期は下りで使うのは少し危険に感じました。
ですので、このルート、おすすめです♪
「赤星山」雪山登山レポート
「野田登山口」はなかなかガタガタです(泣)
野田登山口、なめてました。
舗装路じゃないんですねw
不安になるほどガッタガタでした…
ついたときは真っ暗で、はっきりいって怖かった…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
9時間近くの計画なので、日の出とともに出発。
わたしがいちばんの出発だったみたいですが、山頂では4名の方にお会いしました。きいてみると数十分差のスタートだったようです(^^)
で、いきなり急登が始まりますよ〜(泣)
滝がバンバン現れ、見ごたえあり
赤星山=滝という方は多いかもしれません。
しかし、スタートの標高が300mちょっとのため、全く凍っておらず。
少し登ると、凍っているのも出てきましたよ♪
なかでも、最大の「千丈の滝(標高940m付近)」は、結構見応えありました。
繊細な霧氷にホレボレ!北側斜面には残ってくれており感謝
赤星山に霧氷が発達する理由のひとつに、四国の山の中でも、北側にあるというのも大きいと思います。
登山口からず〜っと日陰で、稜線ちかくまでは気温も低い状態で迎えられます。
そのおかげか、まもなく稜線というところで繊細な霧氷がお出迎え。
とても嬉しかったです。
今シーズンまともに見れていませんでしたので((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ただし、稜線に出る直前「山頂まであと500m」の看板のあとはめちゃくちゃ急登で写真取るどころではなかったです…
山頂はただただ広い!瀬戸内海・本州・赤石山系が一望!
豊受山への稜線もキモチヨイ!
1時間、赤星山・山頂で休憩したあとは豊受山へ。
とても暖かい日でしたので、霧氷は完全に落ちてしまっています。
早朝はあったと思われますが、その時間にはココには絶対いれないので、もっと寒い日に再訪したいものですねw
雪がグズグズ過ぎて、危ないので展望台までで断念
豊受山へは、いったんかなり下ります。
この時点で、道が細い&手を使わないと降りられないのを理解したわたしは、ザックをデポすることに。
しかし、それにしても体力を奪われる、グズグズ具合。
豊受山の稜線は南斜面になるので、チェーンアイゼンに団子が付いて…取り払いながら歩きます。
それにしても、下りに下ることがわかったので眺望の良いところでUターンすることに。
剣山が一望できる岩の上。とっても気持ちよかったですよ!
標高差1,000mをすべりおりるように激下り!
豊受山分岐まで戻ってきたら、あとは下るだけ!
でも、アルプス顔負けの標高差を一気に降るのですから…行きと同様、足に来ます。
余力を残しておいてよかった〜!!
豊受山まで言っていたら、間違えなくパワー残「ZERO」になってましたねw
とはいえ、千丈の滝ルートよりは傾斜がゆるいので、ジグザグ降りていく感じです。
気をつけておりましょう。
ゴール!おつかれさまでした★
やっと、下山です。時計を見ると16時半。
まあまあ休みながらでしたし、あれ以上はちょっときつかった…
豊受山山頂はカットして正解でしたね。
標高差が大きく、ロングのトレーニングにも良さそうな赤星山・豊受山。
アクセスも良すぎるほどいいですし、また来ようと思いました。
とはいえ、カタクリや紅葉時期は、駐車場が少なく、停めるのが厳しいでしょうから、早めに出発してみるのがいいかもしれませんね。
【まとめ】赤星山〜豊受山はコースタイム8時間超!早出早着きを心がけよう
今回、豊受山も欲張ってしまいましたが、赤星山単体で行かれるにしても7時間位(休憩1h込み)はみておかないといけません。
日の短い時期は、明るくなったら出発するくらいの気持ちでいたほうが良いでしょう。
岩やスリッピーな場所も多く、滑落するとまあまあ大事になりかねないなと感じましたので、足元にはくれぐれも注意して登ってくださいね♪
滝を楽しむ余裕があまりなくて残念…今度またきます!
以上、『「赤星山」霧氷と氷瀑にいやされ、急登に泣かされ⁉雪山登山を堪能』の記事をお送りしました。
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「赤星山」は標高1,400m地点にあり、四国といえど、厳冬期装備が必須。
雪がかなりある場合の斜度のある部分は、12本アイゼン+ピッケルが役立ちますよ。
今回は豪雪の1週間後ということでトレースもあり、チェーンスパイクで歩き通しましたが、積雪直後に入る場合は、しっかりした厳冬期装備は必要です。
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必ずココヘリ(GPS)を身につけ、入山するようにしましょう。
最悪の事態が起きても、場所がわかってもらえると言うのは、心強いものですよ。
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