こんにちは、高知県在住アウトドアライターaimiです。
1か月山に登ってなかったなまった体にムチ打つべく向かったのは…石鎚山東稜ルート♬
石鎚山の登山ルートの中では「バリエーションルート」となっており、難易度が高いルートとして知られています。
距離こそ短いですが難所が2か所あり、クライミングの知識がないと少し難しいかもしれませんね。
昨年の7月に登った以来ですので、2度目になりますが今回も経験者の方とご一緒させていただきました。
今回のルート
登山口・土小屋までのルート
以前記事にも書いておりますので、アクセスは以下をご参考ください。
今回は愛媛県久万高原町「石鎚スカイライン」の朝7時のゲート開門を待っての入山です。
のちに出会った方に聞いて驚いたのですが、7月1日は女人禁制!
確認しなかったけれど、今日は6月25日…あと数日だった!危なかった…。
開山祭のため「女性の方は入山ご遠慮」、という事です。ご注意を。
また7月1日〜10日は入山料500円が必要となります。
「石鎚山開山祭」詳細はこちら
石鎚山東稜ルートでスリル満点・プチクライミング!〜6月の岩峰の花を求めて
土小屋→第3ベンチから東陵ルートへ→南先鋒(なんせんぽう)
土小屋の天気は快晴!
天気予報とにらめっこしていた甲斐がありました。6月25日時点で四国はまだ梅雨入りしておらず、信じられないほどに雨が降っておりません。
今回は岩峰のお花目当てに行くわけなんですが、
植物の元気がなさそう…?
という事はある程度予想がつきました。
しかしながらイワカガミの開花情報も少し前にありましたし、友人たちの登山レポートもたくさん上がっていたので期待して登ってみることに。
聞くところによれば石鎚山の向こう側「西ノ冠山(にしのかんむりやま)」に雪割草の大群生があるという事で、余裕があればいってみてもいいな~とふわっと思っていましたが、結局そこまでの時間がなく辞めました。
土小屋でお手洗いを済ませ、第3ベンチまでは涼しい時間に超えたい!ところ。
問題はそれ以降…
東稜ルートは遮るものが無く、暑いのでは?という事。
その予感は的中し、汗だくで登ります。
第3ベンチで、身支度を整えます。
この日はこれでもかというほど太陽は出ていましたが、笹の奥のほうは梅雨でぬれている可能性も。一応レインズボンに履き替えることに。
とは言えど、暑いですから薄手のもので十分です。
タイツで行くと穴だらけになりますので、最低でもスパッツ(ゲイタ―)が有るといいですよ(*^^)v
入ってほどなくすると右側に断崖絶壁が現れます。
その岩場は毎夏お花がすごいんです。
チェックしますが、どうやらイワカガミは終了した模様…
花びらが落っこちてるだけ。
肝心の花が見当たりません。
遅かったか‥‥
ショックを隠しきれません…(*_*;
その代わり雪割草の群生を発見しました♡やった~
あきらめて進みます。
すると、一株だけ咲いているではないですか!元気なイワカガミ!
しかも危ない場所ではなくすぐ手の届きそうな場所に(*^^)v
これはラッキーです。
後にも先にもここにしかありませんでしたから…
花たちに癒されたところで岩峰の核心部がやってきました。
一息つこうと、休憩していると後続のソロの方が2組。
ソロでも意外と来られるんですね~
お互いに確認できるのであえてここで誰かを待つというのはありかも。
私も1年ぶりの東陵でしたので、岩を見つめながらシミュレーションを行います。
登り方としては、クラックの中に足を突っ込んで木の根っこ(この時点ではしっかりしている)を手掛かりに、次のひと足。
そんな感じで上へ上へ詰めていきます。
半分くらい登れば足場がしっかりしているので、もう大丈夫。
はじめだけが怖いんですね~(*_*;
ただ時期によっては
- 木の根っこが取れている
- 岩が動く
- 靴のサイズが大きくてクラックに足が入らない→靴の底のグリップをきかせて登るしかない?
等の状況があるので、必ず自分の手・足で持ってみてぐらぐらしないかを確認することがとても大事になります。
ふつうの登山道なら必ず鎖が設置される場所ですが、こちらにはありませんので…
もし不安だという方は土小屋ルートからの登頂でお願いします。
南先鋒(なんせんぽう)→天狗岳→弥山
核心部を超えたら、少し休憩。
ひらけた場所は南先鋒くらいまでありませんが、同行者さんが一回降りて登り返したいというので待ってることに。
一瞬ついていって登ろうかな、と思って見ていましたが、降りることができない(*_*;
登るのは大変だけでいいのですが、降りるのは全くの別物。
怖すぎます。
弥山→二の鎖小屋→土小屋
南先鋒でランチをしたので、弥山はスルーして二の鎖小屋を目指します。
「西ノ冠山」、今日はパス。
雪割草の群生も見れましたし、行く必要がなくなりました。
時間も時間なので…毎回そうなんですが、ゆっくりしすぎましたww
昼寝したいくらい、気持ち良い天気でしたしね~♪
山頂小屋では6月いっぱいまで天の川が観測できるそうで、今の時期は空いているしおすすめなんだそうです。
今度は宿泊してみたい!
7月以降〜秋の人の数に比べたら、ぜんぜんましなのが梅雨の時期、というわけ。
あっという間に土小屋に到着!
暑すぎるので「白石ロッジ」で黒ゴマソフトクリーム(写真なし)。
下山後もきれいに瓶が森が見えています。びっくり( ;∀;)
あすから梅雨入りとはほんとうなのか?という快晴に一日でした。お疲れさまでした~♪
まとめ:6月の東稜ルートはお花がたくさん!雨以外の時を狙っていってみてくださいね
久しぶりの東稜ルートは、やはり最高でした!
やぶは確かに辛いけれど4〜5種類の花を見ることができましたし、プチクライミングもすることができました。
あとは暑くなければいいんですが、それはちょっと難しいですね。
でも標高1,900mの世界は下界とは5〜6度はちがうので別世界でしたヨ( ^^) _U~~
じっとしていたら寒いです。動いているから汗だくなのであって。
1枚はおりものもお忘れなく~♪
混みあう直前の石鎚山、上等です!
以上、「石鎚山東稜ルートでスリル満点・プチクライミング!〜6月の岩峰の花を求めて 」の記事をお送りしました!