こんにちは。高知県在住アウトドアライターのaimi(@aiaiminini)です。
私の住む四国の山にも霧氷シーズンがやってきました。
四国の山で霧氷が見られるおすすめの山
四国の山で霧氷が見られるおすすめの山は標高が1,500m以上の山。
石鎚山系だと
- 寒風山
剣山系だと
- 剣山
- 三嶺
- ジロウギュウ
- 寒峰(かんぽう)
- 国見山
あたりが比較的登山口から近くでお手軽に見れる場所ではありますが、なにも狙わずに行っても見られないことが多いのが霧氷。
私は、せっかく行くのだから…とある程度「霧氷が見れそう」な日を狙って出かけるようにしています。
この記事ではそのポイントをお伝えしていきたいと思います。
「霧氷」のできる条件
まず、霧氷を見たい!というなら「相手」を知ることが大事です(*‘∀‘)
霧氷ができやすい条件を知ることから始めましょう。
霧氷は気温が氷点下のときに空気中の水蒸気や、氷点下以下でも凝固していない過冷却の霧が樹木などに付着してできる氷のことである。
白色や半透明で、結晶構造が顕著な着氷現象のひとつ。
氷点下において大気中に存在する過冷却状態の水分(水蒸気、霧)が風にのって樹木等に当たり、当たった面で急激に結晶化(凝固)し、凍結して着氷する。
なので、風上側に着氷が発生、風が強くて吹いている時間が長いほど霧氷(樹氷、粗氷)は大きく成長します。
このことから以下のことがわかります。
霧氷は空気中の水蒸気が冷え、固まってできるもの
→水蒸気が氷点下以下でないとできない
→氷点下でなくても風により、冷やされている氷点下以下の物体(木など)にぶつかることで水蒸気が固まりできる
予定を立てるポイント、タイミング
霧氷の出る時間は、基本的に早朝。
したがってもし霧氷を見に行きたいというなら最悪でも前日、もしくは前々日には判断していないといけません。
もし当日の朝決めて、明るくなってから出発したとしても太陽が高い位置に登るころには溶けてしまう可能性もあるので注意が必要です。
「てんきとくらす(通称てんくら)」で1週間天気をチェック
まず、「てんくら」のサイトを開いて行きたい山域名を入力します。
今回は一例として「石鎚山」を入力しました。
すると石鎚山の天気が出てくるわけですが、まずは画面一番下のほうにあるふもと(愛媛県西条市)の天気予報=「近隣市町村の気象情報 」を見てみます。
週間予報だと、12/4、5が雨の予報ですね。
12月ということを考慮すると、雪になる可能性も高いですのでやめておいたほうが無難。
以下の一週間の中であれば、「晴れでかつ気温の低い日」の条件に合うのは12/7といえそうです。
そのことを踏まえ、山の上の天気を見てみると12/7は予想通り、気温が低そうです。
しかも風もありそうなので、霧氷が育つ条件がパーフェクト。
この場合だと私だったらですが、
- 第1希望→12/7
- 第2希望→12/6
にします。
しかしこんなにのんきに自由に日を選べる方は少ないと思います。
なので霧氷を見ようというなら何週間も前から準備することも珍しくありませんよ。
気象が相手ですからタイミングはとっても難しいのです(*_*;
しぶとく天気予報とにらめっこしてみてください。それもまた楽しいものです。
前日、山域情報&交通情報をチェック
前日夕〜夜にかけてはヤマレコかヤマップのレポートで路面情報や、山の状態を知っておく必要があります。
以下の記事も参考にしてみてくださいね。
雪があって車が入れなさそうだったり、凍結状態がひどい場合はあきらめる勇気も必要です。
あとは防寒対策を万全にして楽しむだけ!
登山当日は暗いうちの出発になることになると思うので、準備は万全にして事故のないように…!
ちなみに高知県の冬至の日の出時刻は7時、日没時刻は17時ころ。
念のため、軽アイゼン&車の雪装備もしておいたほうがいいですね。
まとめ:四国の霧氷は格別!ぜひ一度は見に来てください!
ここでいちどまとめましょう。
石鎚山系
- 寒風山
剣山系
- 剣山
- ジロウギュウ
- 寒峰(かんぽう)
- 国見山
霧氷を見る予定を立てるポイント
- 「てんきとくらす(通称てんくら)」で山域の天気をチェック→気温が低く、晴れた日を狙う
- 前日、山域情報&交通情報をチェック
- あとは防寒対策を万全にして楽しむだけ!
12月から3月の四国の高い山はむずかしい時期ではありますが、個人的には1年でいちばん好きなシーズンでもあります。空気も澄んでいますしね(‘ω’)ノ
ぜひ絶景を楽しみに四国にお越しくださいね^^
以上、『四国で霧氷を狙って登山!「おすすめの山」と「ねらうべき条件の日」をおしえます』の記事をお送りしました。