こんにちは、高知県在住アウトドアライターのaimi(@shikokunoyama)です。
先日1泊2日装備・13kgの荷物を持って堂ヶ森避難小屋に泊まってきました!
石鎚山は人気の山ですが、その西側は人気が少なく玄人向けなんですよね♪( ´▽`)
この日は実際、3連休の中日に訪れたのですが、ほかに2人しか宿泊者はおらず。。。。
どの日本アルプスも山小屋予約キャパオーバーでヒーヒーいってる事態だというのにwみんな四国においでよ!
面白いほどに、全然人に会わない。
登山口にも車は3台だけ。
そんな静かな山歩きができるのがこちらの山域の特徴です!
2016年にも全く同じルートを歩いていますが、デジャブかと思うくらいおんなじ雰囲気で驚きました⭐️
停まってる車の台数も、出会った人の数もほぼ同じ!
今回のルート
梅ヶ市からの入山、ニノ森まで行けば標高差1,200mのトレーニング山行
2016年に訪れた時は1日目にニノ森まで行ってしまいましたが、今回は1日目の天気が非常に悪く雨も降り出してきたので小屋でのんびり。
2日目にニノ森に行くことにしました。
天気予報は2日間とも晴れの予定でしたが、さすが瀬戸内側。
暖かい空気が上昇気流に乗って、目まぐるしく天気が変わります。
どんどんガスが湧いてきては稜線を乗り越えようと必死。
そのガスが滞留するため、雨や風、霧を発生させるというわけ。
することがないから、雲でも眺めながらビールでも飲むか!
1日目
登山口の入りにくさたるや…これが静かな理由の一つなのかも
梅ヶ市登山口は2年前に来た時より、状態が悪くなっていました。
もう一つの登山口・保井野もだい〜〜ぶ悪いと聞いたことがありますが、梅ケ市も負けてないですよ。
アスファルトのところに土砂が流出してしまって、石だらけ。
さらにえぐれている場所でタイヤが空回り。
変な汗が出ました(苦笑)
上り坂になっているから上がらないんですよ。
少しセメントで埋めてくれたりすると助かりますがね。。。
下手したらパンクするかもしれません。
休日はそれなりに車も入っているようですので、もし関係者さんがこのブログをご覧になっていたら直していただきたく思います。
手前に停めるにしても、路肩もないですし1車線がいいところです。
地元の方のホットラインが寸断されてしまうのはダメだと思うんで( ´Д`)y━・~~
トイレはとても綺麗です。ありがたいですね。
700mほど林業作業路を歩くと、登山口。
いよいよ標高差約1,000m・本格直登ルートの始まりです!
これがまた〜〜きついんだわw
出会ったお花たち…秋のお花が百花繚乱
堂ヶ森までは間伐作業を行なっている関係で、林業作業者が入っていたりと殺伐とした寂しい景色なんですが意外と植生は豊富で、秋の花が楽しませてくれました😻
この花を見ているときもえぐい斜度の急登、汗だく。
倒木も3回くらいまたいだと思いました。
- よく言えば「整いすぎていない登山道でいい」
- わるく言えば「遠回りさせられるし大変な道」
日帰りの方なら急ぎ足にはなるところですが、今日はたっぷり時間がありますので慎重に進みます。
ブナ林を超え、笹原ゾーンに突入すれば絶景が?
と思いきや、真っ白なガスに覆われています。
今日はどうやら景色が無理そうな感じですね_φ( ̄ー ̄ )
やっと標高1200mを超えたあたり。
まだまだ登りますよ!
堂ヶ森の山頂はカット…すれ違う人は「なんも見えん」
堂ヶ森の山頂は、何も見えなさそうなのでカット。明日に変更します。
避難小屋に直行して、まずはビールをごくり。
テントは1張有り、留守だったのでニノ森にでも行ったのでしょうか?
時計を見ると13時半。
早すぎますがここで今日の行程はおしまいです♪
夕方、大逆転の青空が!…ほろ酔いのまま夕日スポットへ
昼寝と称してゴロゴロしていると、外が明るい!
そんなバカな・・・!あんだけガスってたのにw
なんと晴れ渡ってるではありませんか?!
外に出て稜線をながめに行きましょう( ^ω^ )
小屋に戻ると男性ソロの人もいて、3人で山談義?です。
私は持ってきたアルコール全て飲んでしまったのでシラフなんですが、2人はたくさん飲んでいる模様( ^ω^ )
とりあえず満月を見に外に出て見ましょうかね!
満月の夜なにを思う?…稜線のお月見はこの上ないゼイタク!
夜は風がびゅうびゅう、ガスで覆われていたので満月は見納めになってしまいました。
早めに外に出ておいて良かったです♪( ´▽`)
あとは寝るだけ。おやすみなさい〜
2日目
日の出はダメ、予定通りニノ森で出発!…晴れるか晴れないかは運まかせ
6時半起床、日の出はガスに阻まれ期待できなさそうなので出発を遅らせます。
日の出が見えない以前に、なにも見えない山歩きほど辛いものはないので(*´Д`*)
コーヒーを飲んでゆっくりしていると、晴れてきました。
ニノ森に出発です!
荷物はほぼ全て置いておけるので、ザックにひとまとめにして整理整頓♪
飲み物とパンだけ持って。
ガスったら引き返すかも?と思っていたんですが、すぐ見えるピーク「クラセの頭」まで行った時感動的な風景に出合えたので欲が出て最後まで行っちゃいました!
「クラセの頭」からはお決まりガスパターン…毎回ガスでがっかりする場所
突如ガスに包まれたと思ったら、ガスから抜けません。
嫌な予感のまま歩くこと40分。
ニノ森はやっぱりガスだった…致し方なし
ニノ森到着!
2度目の登頂ですが、ここで晴れてたことがありません(T . T)
嫌われておりますなw
後続のかたも、早朝梅ヶ市から登ってきたとおっしゃってましたが残念ですね(T . T)
ほんの30分前は絶景だったんですけどね〜
戻ってお昼を食べて帰りましょう!
下り一辺倒なので楽チンですが、一箇所分岐で間違えないようにしましょう♪( ´▽`)
ガスなので方向感覚がわからなくなりがちです、GPSで要確認ですよ。
避難小屋で昼食後、下山…気温の乱高下&爆風で行く手をはばまれる?!
連休最終日とあって、続々登山者が上がってきますがみなさん残念!
堂ヶ森もニノ森もダメ!風強い!何も見えない!
がっかりした様子で帰っていきますw
途中で出会った方は帽子を飛ばされちゃったとかで探してましたが、この風では無理でしょうねd( ̄  ̄)
台風かと思うくらいの風で、カラダは持っていかれるわ寒いわw
1枚はおりましたが、稜線から抜けるとまたむし暑くて汗だく。
登山って本当に服装が難しいですね(T . T)
今回の登山で初投入した「ドライナミックメッシュ」はこういう時の味方!
いい製品なので、オススメです♪
マイクロウェーブ反射板(堂ヶ森山頂)のところでもなかなか晴れませんね〜
諦めて下山です!
激下りで足がガクガク!…13kgの荷物を投げたくなる!
登りよりも下りがきついですね、宿泊装備となってくると。
前回は1日目にニノ森を持ってきたからいいものの、本日は合計8時間くらい歩かないと帰れないことになります(泣)
後続の方にどんどん追い抜かされますが、一歩一歩確実に!
コースタイム2時間半のところ、4時間弱でゆっくり帰ってきました。
特に、足元がガスの影響で湿っているのが厄介でした。
べちょべちょで滑り倒した後がいっぱい(苦笑)
2016年の時よりも道が悪い印象でしたね。
ちなみに行きは3時間半かかりました。
2時間半は結構ハイペースで歩かないと厳しいと思いますよw
まとめ:きついけどトレーニングには最適!体力測定や気分転換にどうぞ
私は四国の山をいろいろ登りましたが、この登山道は結構きつい部類に入ると思います。
しかし、大自然を感じるにはもってこいのコースに違いありません♪
秋から冬にかけては日が短くなりますので、暗いうちからのスタートにはなってしまいますが歩いたら歩いただけのご褒美が得られますのでぜひ挑戦してみて下さいね( ^ω^ )_
以上『「梅ヶ市〜堂ヶ森〜ニノ森」エグい標高差!ガスとお月見のツンデレな1泊2日』の記事をお送りしました。