こんにちは。高知県在住アウトドアライターのaimi(@aiaiminini)です。
11月30日で2018年度の
- 瓶ヶ森(かめがもり)林道【通称UFOライン】
- 石鎚スカイライン
が通行可能期間終了ということで、
今年最後の石鎚山はいつにしようかな?
と計画していたところ、11月22日に四国の山で初雪情報がありました。
こりゃ、行くしかないでしょ!ということで三連休の2〜3日目にかけて石鎚山系を堪能してきたのでそのレポートをしていきます(‘ω’)ノ
目的地は、瓶ヶ森(かめがもり)と石鎚山です!
この2つの山は四国の登山ルートでは超メジャーですが、天気予報も上々、夏よりも快適に過ごせると踏んでの計画です(*‘∀‘)四国の夏は暑いですから…
林道の横はつららができていましたガッチガチに凍っています。11月とは思えません
途中に凍結個所が路肩にはありましたが、23日に入山した方のレポートを見て遠回りで回避。
ギリギリノーマルタイヤで入れる限界の時期だと実感しました。
それにしてもこのつらら!観光客が路肩に停めて何人も撮影しまくりです。
11月なのに珍しいですよね。
まず最初の目的地、瓶ヶ森の駐車場に到着したのは11月24日のお昼くらい。さすが連休!すごい車の数です。
石鎚山登山の前日、瓶ヶ森(かめがもり)へ
瓶ヶ森のひろ~い駐車場でランチ休憩♪
瓶ヶ森の駐車場はものすごく広く、非常に余裕があります。
ベンチとテーブルもあるので軽くお昼をとってから登ることに。
座ってみると、石鎚山がまん前に!!
なので個人的にもすごく気に入っている場所なんですよね(‘ω’)ノ
積雪がちょっぴり、霧氷もたっぷりの瓶ヶ森へいざ出陣!
おなかもいっぱいになったところで登山開始!時計を見ると12時半。
登山開始の時間にしては遅い?全然そんなことはありません。
瓶ヶ森はゆっくり歩いて往復2時間あればじゅうぶん。
15時に降りられればいいかな~と踏んでの出発です(‘ω’)ノ
下山して、駐車場に戻るとまだ結構なクルマの数。
登山者には10人くらいしか会わなかったのに…
そうです、3連休なので皆さん車中泊されるのです!
こちら瓶ヶ森は星空観測したい人や、写真家さんの車中泊組にも人気の場所でもあります。
テントを張ってのキャンプは禁止になっているので、車中泊のみの選択肢にはなっているのですが。
トイレもあるので、水さえ持参できれば泊まるには最適な場所です(‘ω’)ノ
私も明日の石鎚登山に備え、こちらで一泊。
ただ、寒い…。
この日も15時まで霧氷が残っていたので、外気温は晴れていても10℃はなかったと思います。
そんな中での車中泊なのでかなり工夫しないと快適な睡眠は得られません( ゚Д゚)
私はがっつり冬用シュラフ(日本製・ナンガ)で対応しました。
さらにダウンパンツ、テントシューズとホットワイン(スパイス入り)も欠かせません。
そのおかげか、快眠を得ることができましたよ(‘◇’)ゞ
霧氷と積雪の石鎚山へ!
今回のコース
石鎚山の中では一番最短でアプローチできる「土小屋ルート」。
土小屋登山口→二の鎖小屋→弥山→天狗岳のピストン(所要時間約6時間程度、休憩1時間は別)
今回のYAMAPの記録はこちらです。
朝4時起床、暗闇のなか土小屋へ移動
前日は20時には寝てしまったので、4時に起床。
寒いことは寒かったのですが、防寒具とホッカイロのおかげかぐっすりと寝ることができました。
1度寝付ければこちらのモノ!
ヘッドライトをつけながら準備をし、軽めの朝食を食べて野ウサギが行きかう瓶ヶ森林道をひた走り、土小屋へ。
土小屋につくと、やはり車中泊組の方が準備をされているところでした。
しかし、無雪期登山のシーズンは終わっているので車の数はずいぶん少なめ。
すいてて快適な登山が期待できそうです(‘ω’)ノ
6時に石鎚登山開始
空が白んできたところ、土小屋を出発。
しかし心配なことが1点。
出発直後から「今日は霧氷なさそうだな」という、いやな予感がします。
なぜなら、前日にくらべ少し温かいから。
少なくとも土小屋にいる時点では風もなく、穏やかです。
山頂まであと1.5キロという表示以降は急登になり、アイゼンをつけられる平らな場所がありません。
ケガをしてからでは遅いのでチェーンアイゼンを装着。
ただ驚くことに、ご来光帰りの方でしょうか?
2人すれ違ったのですが、2人ともアイゼン付けておらず個人的に信じられませんでした。
石鎚山は基本的に岩だらけの山。転んだら頭を打ったり、大ごとになる可能性が高いです。
ですので凍っている登山道の下りは、絶対にアイゼンをつけるべきです。
仮に必要なかったとしても保険としてでいいので最低でもチェーンアイゼン、すべり止めは持っていくべき。人に迷惑をかけてからでは遅いのです。
凍った木道に神経を使って疲れてしまったので、少し早いですが「二の鎖小屋」でお昼にします。(もしくは時間的に朝食?)
ロープウエー始発組はまだまだ時間的に無理&土小屋組しか基本いないので出会う人はここまでで数人でしたが、小屋に入ってみるとベテラン男性がひとり休憩されていました。
聞いてみるともう下ってきたのだそう(*_*;早い…
男性いわく、頂上は風速15メートル、休憩できる状況ではないそう。
やはり、風が相当強いようです。
ちなみに、二の鎖小屋は11月20日から春までトイレは営業していません。携帯トイレを持参しましょう。※携帯トイレブースあり
弥山到着、天狗岳へももちろんGO!
弥山につきました!し、しかし…風が強すぎる!
先ほどの男性がおっしゃっていた通り、寒すぎて何かするという気にもならないので(笑)天狗岳(頂上)から帰ってきた人に凍結状況を聞いてみます。
アイゼン必要でしたか?凍ってましたか?
凍ってません。アイゼンも必要なかったです
非常にラッキーです。天狗岳への稜線は日当たりがいいので溶けてしまったのだとか。
弥山にいても仕方ないので、ザック&アイゼンを置いて防寒対策ばっちりにし先に進むことに。
[本日の西日本最高峰、石鎚山❤️]
遊んでばかりで恐縮ですが、林道閉鎖前に初雪情報あり
石鎚山&瓶ヶ森ダブルで登頂しました。
もちろん天狗岳もいきました。このあと3月~4月あたりまでは雪に閉ざされた世界。まだその時期に登頂したことはないので次は4か月以上先。意外と四国の冬は長いのです😢 pic.twitter.com/WyXRNhqmRC
— aimi@高知アウトドアライター (@aiaiminini) 2018年11月25日
土小屋に到着したのは13時。
そのころにはかなりの霧氷が解け、雪道も歩きやすくなっていました。
とはいっても土小屋ルートは北側に回り込むので日当たりが悪く、晴れていても溶けにくいんです。
まだ凍っている場所もあったので気を付けて歩きました。
今まで登った石鎚山で一番難しかったかもしれません(苦笑)
むしろがっつり雪があるほうが歩きやすいんですよね。アイゼンがきくので(‘ω’)ノ
まとめ:11月でも積雪するのが四国の山々。最新情報をゲットしで安全登山を楽しもう!
帰宅し昨年の記録を掘り起こしていると、石鎚山の初雪はやはり11月20日前後でした。
寒波が入れば四国の山でも15センチ、いや20センチほどの積雪になってもおかしくはありません。
雨や雪の翌日は凍結の恐れもあるので難しい時期なのではありますが、うまくいけば霧氷+初雪モフモフ石鎚山を楽しめる時期でもありますので期待して向っていいかと(‘ω’)ノ
ぜひ、来年の参考にしていただければと思います。
以上、『【積雪期】UFOライン閉鎖直前土小屋〜石鎚山&瓶ヶ森、恐る恐る登山したら絶景すぎた件』の記事をお送りしました。
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