こんにちは、高知県在住アウトドアライターのaimiです。
先日お誘いいただきまして初の雪のUFOラインへ!!!
冬季閉鎖中のUFOラインは閉ざされた道。
車も自転車も入れませんが「徒歩ならいける!」ということで行ってきました。
当日の天候は雪→午後より晴れ、てんくらC、爆風。
予報通り、厳しいとは思いましたが路面状況も落ち着いているようでしたし、今シーズンの寒波も最後なのではないかなという個人的な考えのもと家を飛び出しました((((;゚Д゚)))))))
UFOラインとは…高知・愛媛の県境にある”瓶ヶ森林道”のこと。天空の林道とも言われ菅田将暉&中条あやみのトヨタ「カローラ」のCMでも話題に。
【今回のコース】冬以外は10分で登頂できる伊吹山。3時間かけて登る!
白猪谷野営場バンガロー→ワサビ田→しらさ避難小屋→UFOライン→伊吹山→来た道をもどる
<歩行時間6時間(アイゼンに雪団子がつくので往路はかなり時間をロスした)、8.3km>
冬季閉鎖中のUFOライン・高知県側の最短ルート!
マイナーなルートではありますが、ワサビ田管理者や林業関係者が出入りしている道らしく、踏み跡は明瞭です。(ただしテープ少なめなので注意)
白く枯れた笹の変名「しらさ」から付いたネーミングのしらさ峠には、2021年春オープン予定の「しらさ山荘」。
2021年1月現在、男性スタッフを募集しているようですよ♪
こちらも経由するので、様子をうかがってみることにしましょうか。
【爆風の伊吹山(高知県)】”UFOライン閉鎖中のしらさ峠スノーハイク”レポート
私はこれまで伊吹山には登ったことがありませんでした。
よく実態がわかってなかった…汗
というのも伊吹山じたいには駐車場もなく、登りづらい山だからです。
縦走目的の方が多い証拠なのでしょうか。
ちなみに”西ノ川→石鎚→瓶ヶ森周回”を1泊2日で行った時も経由してません。車道を素直に通りました。
笹がうるさくてオススメしないと言われていて避けていたのですw
でも実際、行ってみるとすごく景色が開けていていい山!
冬にこそ訪れるべき山なのかもしれません…
ではレポートいってみましょう!
白猪谷バンガロー駐車場へ
ひっそりとしている白猪谷野営場。
「白猪谷オートキャンプ場」(県道40号沿い)とは別物なので注意が必要です!
「白猪谷バンガロー」で検索すると出てくる場所です。
吉野川堰堤〜ワサビ田〜しらさ避難小屋
県道40号線にもちょっと積雪はありましたが、まあまあ大粒の雪が降ってきました。
雪が降りしきる中、出発です!
綺麗だけれど、青空が見たいですね〜_φ( ̄ー ̄ )
林道右に流れるのが、吉野川。
UFOラインの「吉野川源流」から流れてきているわけですね。
源流からすぐのところですから、すっごく水がキレイですよ〜
稜線は吹雪。ランチ後、雪がやんだので進むことに
あまりにも風が強くて体が持っていかれるほど。
ランチを食べてからどうするか考えます。
山頂に行っても何も見えない可能性が高いけれど、予報を信じて登るか…?
風は落ち着く様子がないけれど、雪が一瞬止んだようなので行ってみることに♪
2021年4月OPEN「山荘しらさ」が生まれ変わりすぎててビビる
避難小屋をあとにし、徒歩5分。
しばらく工事中だった「山荘しらさ」の外観を見て驚きました。
リフォームどころではなく、取り壊して新築したのでしょうか?
以前の雰囲気と全然ちがう!!
コテージが数棟たっていて、立派な宿泊施設になっているではありませんか((((;゚Д゚)))))))
2021年4月末(UFOライン開通が例年4月下旬)にOPENするとあって、高知県のアウトドアがよりいっそう盛り上がるのではないでしょうか??
楽しみですね〜〜〜♪
トレースなし♪冬季閉鎖中の貸切「UFOライン」をひたすら歩く!
山荘からはひたすらUFOラインを歩きます。
少し前に寒風山登山口でキャリーを引いたテント泊に向かう集団さんを見かけましたが、あの方々もかなりの距離UFOラインを歩いたと思われ…
それと同じく”クルマの来ない車道をひたすら歩く”というのも、なかなか体験できませんので楽しいのであります。
伊吹山山頂からは瓶ヶ森が目の前!灯台下暗し??こんなにいい山だとは!
冬以外は登山口から10分で登頂できる伊吹山。
どんな山かも想像できませんでしたが、すごくひらけていますよ。
石鎚山系では平家平などもひらけていますが、ここまで瓶ヶ森が近くに見えませんからね〜
のっぺりとしているので、ゆっくりお昼を食べるにも最適でしょうね。
今日は寒すぎて無理ですが((((;゚Д゚)))))))
避難小屋に戻り、来た道をもどる
時計を見ると14時。もう下山しなければなりません。
往路のアイゼン雪団子のことを考えると危険極まりないので、注意してくだらないとですね。
しかし、団子はほとんどつかず拍子抜け。
その理由は、往路よりも気温が下がったことだと思います。(雪が湿っているとくっつきやすい)
終日マイナス気温の1日ではありましたが、あの風のつよさからいっそう下がったと思われ…
おかげでサクサクっと下山できました!
まとめ:冬季閉鎖中の「UFOライン」を徒歩&登山ができるのは貴重すぎる体験
いかがでしたでしょうか?
最近のUFOラインはとっても混雑して閉口するほどでしたが、雪の時期はとっても静かで鳥の声と吹雪(これは今回ご愛嬌w)の音しかしませんでした。
風雪さえなければ、きっと石鎚山の雄姿も見えたでしょうし♪
「山荘しらさ」がオープンした後の11月下旬には霧氷が運良ければ見れますので、宿泊登山を検討してもいいですよね〜

早朝の方が霧氷が見えやすいですので!
スノーハイク、ぜひとも挑戦してみてくださいね!
以上、「【爆風の伊吹山(高知県)】UFOライン閉鎖中のしらさ峠スノーハイク」の記事をお送りしました。
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【2021年4月リニューアルOPEN】「山荘しらさ(高知県いの町)」で雲上カフェを楽しんできた〜標高1,400mの森のリゾートロッジ!
2021年のGWにオープンしたばかりの「山荘しらさ」に初潜入!
宿泊棟も特別に見せていただきました。カフェ利用だけもOKですよ♪
石鎚山に登る①→評判の山小屋、「山荘しらさ」を目指して。
2016年の秋、「山荘しらさ」の以前のオーナーさんがいらっしゃった時の記事。
この時は標高1500mで入れるお風呂に感動したものです。
2021年からは新しい管理体制になってのスタートになりますよ〜。お風呂があるのか?食事はどんな感じ?気になりますね。
【高知県いの町】瓶ヶ森林道(通称UFOライン)に行く際に気を付けるべき5つの注意点
”UFOラインは激混み”だということをこの記事の冒頭でも申し上げましたが、ストレスなく通過するために読んで欲しい記事がこれ。
ぜひとも一読してから向かってください!
【積雪期】UFOライン閉鎖直前、土小屋〜石鎚山&瓶ヶ森に恐る恐る登山したら 絶景すぎた件
UFOラインが開通している間に、霧氷が見れるタイミングは11月下旬。
この時期になると連休以外は(観光客だけですが…)ぐっと人が減ります。
万全の装備をして登山を楽しんでくださいね。
四国・石鎚山系の営業小屋&避難小屋一覧
今回休憩に使わせていただいた「しらさ避難小屋」も掲載しています。
【厳冬期〜残雪期】四国の雪山登山で使う装備一覧
今回のスノーハイクは「チェーンアイゼン」で挑みました。
まあまあ傾斜のあるところはちょっと怖かったですが、アイゼンの雪団子をまめに取りつつ進みました。