こんにちは、アウトドアライターのaimiです。
夏山シーズンともなると毎日のように山岳遭難のニュースが取り沙汰されていますね。
山岳保険に入っていないと、遭難時にいきなり何百万もの請求が来ることも珍しくありません。
モンベルの山岳保険には4種類ある
<短期間>
- ①モンベル野あそび保険…SA12プラン 500円/日
- ②モンベル山行保険(登はん行為含む)…SDプラン 2,000円/日
<1年単位>
- ③モンベル野外活動保険 …シンプルプラン 3,420円〜/年
- ④モンベル山岳保険(登はん行為含む)…F114プラン 6,340円〜/年
モンベルの山岳保険はやや複雑ですが、大きく分けて4種類。
モンベルの山岳保険で本格的な登はんを伴う登山に対応しているのは②④だけ。
”本格的な登はん”とは、ピッケル、アイゼン、ザイル、ハンマーなどの登山用具を使用するもの、ロッククライミング(フリークライミングを含みます。)をいいます。
この記事では、多くの方が加入するであろう登はんなしの登山に対応する①「野あそび保険」、③「野外活動保険」について詳しくお伝えしていきます。
ヘリ捜索になる場合は「山岳保険の加入有無」について、捜索隊から必ず確認があるよ。
支払い能力がなければ捜索をあきめなければならないからね…
当記事では、どの登山者でも加入するべき、というスタンスでお話していきますね。
モンベルの山岳保険の注意点
- 「モンベルメイト(年額1,500円)」の会員でないといけない
- または、本人の配偶者・加入者と同居の家族・加入者の別居の子供いずれか1名
- インターネットメールアドレスを所有していること。
- 本人名義のクレジットカードを所有していること。※お取扱いカード:VISA・JCB・MASTER・AMEX・Diners
- 加入時点の年齢が満20歳以上で法律上の行為能力を有していること。
モンベルの山岳保険のハードルはちょっとお高め。モンベルメイト会員本人とそのご家族同時に2名しか加入できないのです。
ただし、コンビニ系のレジャー保険とは違い、モンベルメイトの会員にさえなっていれば、当日ネット申請できるので店舗に出向く必要はありません!
【短期】モンベル「野あそび保険」詳細
富士登山・ふだん山に登らない家族を引き連れてのハイキング。
ここからは、そんな方向けの短期の山岳保険モンベル「野あそび保険」についてお伝えしていきます。
Q.モンベル「野あそび保険」って?…A.1泊2日〜6泊7日で登はんなしの国内登山をする人向けの山岳保険
モンベル「野あそび保険」は1泊2日〜6泊7日で国内登山をする人向け。
富士登山や、夏山限定でしか登らないと言う方にはもってこいですよ。
遭難した場合の救援者費用は300万円程度と、それなりにカバーしてくれます。
モンベル「野あそび保険」の口コミ
「野あそび保険」は危険度の高い場所では適しません。あくまで軽登山向き。
14日以上の入院でないと、入院保険金は出ません。こういった場合は「山行保険」に入るべきです
。
北アルプスで、落石に当たって骨折。モンベル野あそび保険でカバーされると思ったら、14日以上の入院じゃないと出なかった。14日以上の入院なんてまず無いから、そりゃ保険料も安いはずだわ。
— tongari (@tongari_99) August 16, 2018
問い合わせたところモンベルの登山保険は昭文社の山と高原地図上で実線が一般登山道で野あそび保険の対象内、破線は山行保険で対応、だそうだ。そういうことはサイトに書いておいてほしいが。
— 階段巡りツイッター (@kaidanmeguri) September 28, 2018
【長期】モンベル野外活動保険の詳細
次は、1年単位から入れる「モンベル野外活動保険」の詳細をお伝えしていきます。
1年中定期的に山登りされる方は1日10円(最安値「シンプルプラン」の場合)で加入できるので、入っておくべきでしょう!
最安値プランなのに関わらず、救援者費用は500万円と手厚いですし…さすがモンベルといった感じ。
Q.モンベル「野外活動保険」って?…1年中、登はんなしの国内登山を楽しむ人向けの山岳保険
モンベル「野外活動保険」は、1年中国内登山を楽しむ方向けの山岳保険。遭難した場合の救援者費用は500万円程度と、しっかりとカバーしてくれます。
また、自転車での事故にも対応。個人賠償責任補償特約が1億円!こちらは私の周りでも結構使ってる方多めです。
ただし、雪山や登はん(クライミングなどの危険行為)をする方は「モンベル山岳保険」に入るべき。
モンベル「野外活動保険」の口コミ
ワンタイム保険(1日だけの保険のこと)を何度も入るのは、コスパが悪くなるので年単位で入るのがお得ですよ。
しかも救援者費用のカバー額が全然違ってきますし。
また、モンベル「野外活動保険」は他大手山岳保険がカバーしていない”自転車”の個人賠償保険がつくのが大きい!
もしあなたがクルマを所有されていないのでしたら、入る価値は大いにありますよ。
(クルマの任意保険に自転車特約がついていることが多いので…)
山行くたびにワンタイム保険入るのめんどいから、モンベルの野外活動保険入った。遭難してヘリコプター飛ばしても500万までは出るやつ。
— yuki (@yuuuuuuuki89) March 19, 2021
間違えて入ってないポチっちゃった😭
— メガネ@BRM911宮城200名取高畠(センテニアル) (@meganemania2) July 9, 2020
モンベルの野外活動保険てやつで自転車あるので入ってます!盗まれたりとかの保証はあんまりですが、ケガとか対人は当然、登山とかべつのアクティビティも対応してるのでオススメ!
自動車保険入ってればそっちの特約のがお得感はありますね👍
ちなみにモンベルの野外活動保険は、自転車の事故でも個人賠償1億円まで出るみたいなので、自分がいつもよくやる軽登山から自転車まで手厚めにカバーしてくれてありがたい保険な印象。
— みばやし やすし (@mibachan3) September 22, 2021
【まとめ】
モンベルの山岳保険について、ここで一度まとめましょう。
- モンベルの山岳保険には4種類ある
→短期だと「野あそび保険(登はん行為なし)」・「山行保険(登はん行為あり)」
→長期(年単位)だと「野外活動保険(登はん行為なし)」・「山岳保険(登はん行為あり)」 - モンベルの山岳保険の注意点
→モンベルメイト(年会費1,500円)加入者、およびその家族1名のみしか入れない - 【短期】モンベル「野あそび保険」詳細
Q.モンベル「野あそび保険」って?…A.1泊2日〜6泊7日で登はんなしの国内登山をする人向けの山岳保険 - 【長期】モンベル野外活動保険の詳細
Q.モンベル「野外活動保険」って?…1年中、登はんなしの国内登山を楽しむ人向けの山岳保険。さらには自転車事故にも対応してくれる
かなりわかりやすくするために、カットしてしまった場所も多いですが、詳細は公式ページに書いてありますので、熟読して決めてみてくださいね。
しっかり自分に必要な補償をつけて、安全登山を楽しみましょう!
以上、『モンベル「山岳保険」詳細・口コミまとめ【アウトドア全般カバー】』の記事をお送りしました。
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