こんにちは!高知県在住、アウトドアライターaimiです。
台風シーズンや梅雨など、天候がわからない季節。
こんなときは登山計画も日程調整が難しい季節ですよね…。
天候がわからない場合の登山届の提出方法??
全国的に「ゲリラ豪雨」や「雨不足」が心配される近年の気候。
天気を読むのも難しくなってきました。
先日、石川県の白山に登ろうと登山口で車中泊していたのですが、天気予報サイト『てんきとくらす「B判定」』にかかわらず、土砂降り。
山の天候の厳しさを思い知らされました。
はじめからこの天候だと、1泊2日の山旅も絶望的…早々に撤退しました。
あなたは天候のわからない場合の登山届、どうされていますか?
①基本…『紙』提出は出す側・受取側の工数がかかる
いちばん登山届の管理で面倒なのが、「現地まで保管」「提出の取り下げ」。
今回登山届は「紙」で提出しようと持っていたのですが、「ポストに提出しない」という選択をしたことで事なきを得ました。
こういう選択ができるのは紙のメリットでもあります。
ただ、「紙」の提出は登山口への回収も遅れがちになることから、個人的には好きではないんですよね。
また、「紙」だと紛失の可能性もあります。
『紙』提出は出す側・受取側の工数がかかるというデメリットのほうが個人的には大きいと感じます。
②確実に『行く』と決まっている…警察提出がオススメ
わたしは天候が確実な場合、いつも事前に地元警察にネット提出しています。
しかし、紙と違って取り下げは面倒。
もっと気軽に登山届けの取り下げはできないものか、と思っていました。
直接各県警ホームページによるのですが、
- 「取り下げ」に関しては電話でしなければならない
- 「取り下げ」がホームページからできない
など条件がある場合があります。
③【推奨】『行く・行かないかかわらず』事前に登山届…登山アプリ「コンパス」で作成
①・②でガッカリしていた方も多いと思うのですが、ご安心ください!
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提出のタイミングは1週間前がベスト
警察や登山アプリ「コンパス」でのネット提出は、おおむね1週間前には提出したほうがいいです。
「何日前でないといけない」という決まりはありませんが、警察の窓口は基本土日休みです。
土日に届いていたとしても、平日にしか受付をしない可能性も高いです。
悪天候時の登山届の取り下げ=「ボタンひとつでできる」のが「コンパス」の最大の魅力
当日、現地に向かっている途中、暗雲たちこめて登山自体を中止した場合でも、登山アプリ「コンパス」ならボタンひとつでできます。
そのボタンひとつで、「中止した」旨のメールが以下の3者に一斉送信されます。
- 同行者へ
- 緊急連絡者へ
- 各警察へ
山行を取り消したことのお知らせメールがリアルタイムで送られます。
まとめ:計画取りやめの可能性がある登山届は「コンパス」で作成しよう!
いかがでしたでしょう。
特に自分がいつも行っている山域から離れ遠征する場合などは、出発時と到着時の天候が大きく変わる可能性もかなり大きいです。
こういう時にこそ「コンパス」は有効!
「自分の身は自分で守る」ために、警察だけでなく周りの家族や友人に登山アプリ「コンパス」で登山届を共有しましょう。
何かあった際、大きく状況が有利になりますよ。
今回の白山の登山では「紙」の登山届を提出しない選択で解決でしたが、山の天候はご機嫌ななめと考えることは大前提。
次からは登山アプリ「コンパス」一択ですね。
またコンパスはほかの登山アプリにはない「下山届」の機能もあり、本人から下山の入力がなければ、自動で捜索依頼がかかる機能もあります。
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日本アルプス・八ヶ岳など、日本を代表する山はほとんど網羅していますので、ぜひ積極的に利用して安全に登山を楽しみましょう!
これからもっと提携する地域が増えることを期待しています^^
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以上、『計画取りやめの可能性がある登山届こそ「コンパス」アプリで作成しよう!』の記事をお送りしました~。
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