こんにちは!登山歴10年・山小屋で働いたこともあるaimiです。
- 7/1~富士山開山にあわせて
- はじめてのハイキング
あわてて登山用品をそろえられる方もいらっしゃるでしょう。
初心に帰る意味で「登山初心者がそろえるべき道具・費用」を
- 購入した場合
- レンタルした場合
で算出してみました。
ご参考にしていただけると幸いです。
山小屋では装備が不十分で困っている人を何人も見たって言ってたよね?
その通り。本格登山の山域じゃないとはいえ、ナメてかかると怖いよね
以下の記事を読んでいただくことで、安全登山ができるようにご案内していきますね。
【だれもが通る第1関門】「登山」を続けるか続けないか?
ひとつのキーポイントとなるのは、1度登山を経験した後「続けるか、続けないか」?
そんなのわからないよ!
まあ、そんなこと言わず…きいてくださいよ(笑)
仮に続けないとわかっているのなら、すべて購入する必要なんてありません。
最低、登山に持っていくべきもの
- 靴
- レインスーツ
- ザック
- ヘッドライト
- トレッキングポール
- スパッツ
を押さえておけば大丈夫!
ただ問題は登山用品が「高い」ということだけ。
どうしよう…そんなに手持ち資金はないですよ~ほかの趣味やイベントも控えているし(涙)
そんな方も多いでしょう…!
ここからはお金があまりなくても、ためらわずに使えるレンタルサービスをご紹介していきます★
1度しか行かないと分かっている場合、レンタルがオトク
1度きりしか行かないと分かっている場合、すべて「そらのした」や「やまどうぐレンタル屋」でレンタルしちゃいましょう!
1度きりの登山ならアウトドア装備レンタル「そらのした」(16,800円~)で十分
「そらのした」は富士登山のための登山用品レンタル品屋さんですが、「全国発送可能」。
行く日付さえ分かっていれば、出発する前日に自宅に送ってもらうことができます。
【全部そろえると10万円】「はじめての富士登山セット」16,800円
「はじめての富士登山セット」は「選べる」プラン。
ザックの色やメーカーも選べます。カラフルで選ぶのが楽しくなってしまいますね。
こちらは登山靴も何も持っていない、ほんとうの「登山初心者」向けのプランとなっています。
もちろん富士登山に行かない方でも選ぶことができますよ。野外フェスの雨天時にも大活躍です!
グレゴリーのザックも新しいモデルです…使ってみたい…(;゚д゚)ゴクリ…
レインウエアは上下ともゴアテックス。
いちばんリーズナブルと言われる「モンベル」の製品でも最低3万円はかかるモデルなので、ぜひ着心地を試していただきたいです。
お子様向けのプランもあるので、ファミリー登山でも「びっくりする金額」にならずに本格ハイキングデビュー出来ちゃいます(#^.^#)
ぜひサイトのほうをチェックしてみてくださいね。ファミリー割もあり!
初心者が「登山」を続ける場合、購入するべき装備
私の初めて登った山は東京都・高尾山の隣にある「陣馬山」という、スニーカーでも登れる山だったのですが、つい最近陣馬山に登った時に思ったのが
けっこう無謀だったんじゃないか?帰り暗くなったしね…
低山とはいえヘッドライトも持たないなんて今思うと無謀…。
いまでこそ、脚力がついたからいいのですが、当時は真夏のうだるような暑さの中ヘロヘロになりながら登りました。
山頂に登った時はすでに疲労困憊、帰りに道に迷う始末。
非常に怖い思いをしたのを覚えています。
ここでは、最低限初心者でもそろえるべき装備をご紹介していきますね。
ちなみに今、私が「陣馬山」に行こうとしたら、絶対にスニーカーでは登りません。
理由は「ねんざ、その他ケガの可能性が高まる」。
いくら初心者向けとはいえ、山道は山道です。
「あまりにもナメている人が多い」ので東京・高尾山域は非常に救急車の発動率が多いんです。
他人事と思えません。
①夏でかつ本当の最低限 7.2万円
- 登山靴・1.5万円
- レインスーツ(上下)・3万円
- ザック・1.5万円
- ヘッドライト・0.5万円
- 帽子・0.5万円
- くつ下・0.2万円
計7.2万円
登山靴は最低でも足首を覆えるものを。
登山用品店に行けば、坂道・段差のある場所でのフィット具合を確かめる器具が置いてあります。
また、レインコートは「ゴアテックス」or最低でも防水透湿素材のものを。
日本は雨が激しくて高温多湿なので、耐久性があり劣化も少なく、防水力がとても高く、透湿性があるウェアを選びたい。
そうなると、ゴアテックスの上下セットのレインウェアがベストな選択になります。
~ヤマケイオンラインより引用
メーカーによっても呼び方が異なる場合があります。店員さんに説明を受けてみましょう。
数年前は「ゴアテックス」一択でしたが、いまは選択肢が広がりました★
例)
- finetrack→エバーブレス
- パタゴニア→H2No
とくに標高の高い場所では、濡れることは厳禁です。夏でも体温が奪われて低体温症になる恐れがあります。
②春山・秋山の場合 ①+4万円
春や秋の山は装備さえそろえれば、夏よりも快適に登れる季節です。
汗もあまりかかないので、水分も少なめでいい。
少なくとも「苦行」にはなりません(笑)
新緑や紅葉の季節は、一番山が混みあう時期でもあります。
- アンダーウエア・0.5万円
- フリース・1万
- 登山パンツ(ズボン)・1万
- グローブ・0.5万円
- ストック・1万円
計4万円
アンダーウエアというのは「下着」のことなのですが、「消臭」機能を備えるものを着ていると、将来泊まりの山に行きたくなった時に着替えを持っていく必要がありません。
登山において「軽い」ことは正義なので、これを機に機能性インナーを検討するといいでしょう。
フリースは普段着にも使用できるので、デザインにこだわると長く着れます。
毛玉ができにくいのもうれしい。ユニクロのはめちゃくちゃできるというのに。
③初春・晩秋・日本アルプスの場合 ②+4万円
- ダウン・3万円
- サポートタイツ・1万円
春・秋シーズン+4万円
夏山を思う存分に楽しんだ方が、必ずぶち当たる壁。
アルプスに行きたい…
「3万円のダウン」を買うか否か。
私は悩みに悩んだ挙句、ノースフェイスのアウトレットで買いました(笑)
買ってからはもう使い倒しましたね。
北アルプスの白馬大池で、星空を見るのにも大活躍しました。標高2400mある場所ですから真夏でも必要です。
サポートタイツは、ランニングにも使っています。
長丁場になる場合もそうでない場合も、もうなくてはならないアイテムです。
テーピングの原理を利用して、筋力にアプローチ。
圧倒的に疲れにくいですよ。私も愛用しています(*^^)v
まとめ:「登山」を1度きりならレンタルで十分、続けるなら最低7万円程度は必要
ここでいちどまとめましょう。
1度しか行かないと分かっている場合、レンタルがオトク
- 1度きりの登山ならアウトドアレンタル「そらのした」(16,800円~)で十分
- 【全部そろえると10万円】「はじめての富士登山セット」16,800円
初心者が「登山」を続ける場合、購入するべき装備
- ①夏でかつ本当の最低限 7.2万円
- ②春山・秋山の場合 ①+4万円
- ③初春・晩秋・日本アルプスの場合 ②+4万円
「登山」が1度きりなら17,800円のフルセットレンタルでじゅうぶん!
続けるなら最低7万円程度は必要です。
今回、富士登山や夏山に行かれる方が多い季節になってきたのでこの記事を書かせていただいたのですが、ひとつ申し上げたいこと。
登山はお金がかかりますよ!
中途半端なブランドのものは買わないほうがいいしね…
以前ご紹介した登山用品買取「マウンテンシティ」の記事にも書いたのですが、「マウンテンシティ」さんでは、品質を保つために「一流ブランド品以外」は買い取らないことを徹底されています。
そのことからもわかるように、
安全に長く楽しく登山をする
↓
登山用品の質を求めよう
↓
ある程度値段も張る
ことになってしまいますが、初心者でも「一流登山メーカー」のものから購入することをオススメします。
ここでいう一流メーカーとは
- パタゴニア
- モンベル
- ミレー
- マムート
- finetrack
のことです。メーカーのホームページを見ていただけるとわかるのですが、それぞれがこだわりを持って製品開発していますし、年々いいモデルが出てきています。
実際、私が初めて買ったレインウエアはボリュームもあり重いのですが、いまなら同じモデルが同じ値段で軽くて小さくたためるようになっています。
私たち登山者が製品を買うことで、お金が循環しているわけです。
そういうったことを理解して登山用品を買っていただけると、私たち登山者もうれしいのです。
とはいっても、高いですけどね(笑)
\まずは気軽にレンタルから着心地を確かめよう/
以上、「登山初心者がそろえるべき道具・費用【購入・レンタル編】」の記事をお送りしました。
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