こんにちは!アウトドアライターのaimiです。
真夏の登山、持っていく補給食になにか対策していますか?
ナマモノは極力避けたいですし(腐敗します)、チョコはNG。
乾きものが多くなる真夏の補給食。
どうしても食べにくいものが多かったりと、選択肢が少ないですよね…。
ここで真夏の登山のおすすめ補給食をまとめてみました!
カロリー・栄養表示表も最後に記載していますので要チェックです♪
ぜひチェックしてみて!
真夏の補給食のポイント
真夏の補給食を選ぶポイントは、3点。
- 塩分・ミネラルがはいっているか
- 少しの休憩でもササッとこまめに食べられるもの
- 水がなくても食べやすいもの、ボソボソしないもの
特に、熱中症対策をしながらの行動食は、食欲がなくなっている中でも積極的にとれるものを選びたいですよね。
食事が食べられない=エネルギー不足になり、足が前に出なくなります
食べられるタイミングで、しっかり取り入れたい所存。
【真夏の登山】おすすめ補給食5選〜とにかく塩分!食欲不振時対策にも〜
ここからが当記事の本題。
真夏の登山で、おすすめの補給食を5つご紹介します。
①柿ピー×芋けんぴ…100均でも買える、コスパ◎&高カロリー食の代表
今回ご紹介する中でカロリーあたりのコスパが最も良い補給食!
柿ピーと芋けんぴです。
私は小さなボトルに入れて、ミックスしてちょこちょこ口に入れるようにしています。
”塩気の中に甘い”を入れると、エンドレスに食べれちゃうので食欲のないときにもオススメ。
ザックのサイドポケットに入れておけばすぐ口にほうり込めるので、意外と食べれちゃってびっくりします((((;゚Д゚)))))))
お酒を飲まれる方は、わざわざ”THE おつまみ”として用意する必要もなく、兼用できちゃうので荷物の削減にもぴったり。
さらに、芋けんぴの食物繊維は縦走中の便秘対策にも最適。
お財布に助かりまくるトレイルミックス!
お好みでレーズンやカシューナッツを入れても美味しいですよ。
②「男梅」シリーズの”干し梅”…がっつりしょっぱい!効率良く塩分補給
気軽に買えるものの”しっかりとした梅干し”だな、と思っている「男梅」シリーズ。
塩分は他社の干し梅よりも多いですが、しょっぱさの中にも多少甘みもあるので食べやすいです!
中でもノーベル製菓のの”ほし梅”は6個も入っていて200円前後とコスパも良く、水分もほとんど含まれないので賞味期限も長く重宝しています。
こちらもザックの腰ポケットにいれてすぐ出せるようにしていますね。
③カバヤ「塩分チャージタブレット」…ミネラル補い、水分・塩分吸収を助けよう
スーパーやドラッグストアのレジ前に売られているのをよく見る、一般家庭にも定番化しつつあるカバヤ「塩分チャージタブレット」。
1粒(標準2.8g)あたり エネルギー10.3kcal 食塩相当量0.108gということなので、塩分量は意外にも少ないので1つ食べたら満足、ではなく…もっとこまめに摂取してもいいくらい。
…というのもこちらの商品のウリは”クエン酸”なんですよ!
なので梅干しなどと合わせて食べると効果をより発揮します。
水分なしでも食べやすく、爽やかな気分になれるので気分転換にもGOOD♪
”クエン酸”とは…ミネラル(水分・塩分のこと)の吸収をサポートする働きも期待できるので、いつもの水分補給にクエン酸が含まれているものを使用すると、熱中症対策に有効であると考えられています。
④「MANA BAR」…鎌倉発!原料にこだわった国産トレイルバー
MANA BARを作られた「フードエクスチェンジ合同会社」は社長さん自らが旅サイクリスト。
そんな視点から生まれた国産補給食!
パッケージに富士山と、すげ笠をかぶったサイクリストの絵が書いてあることから、このバーに込められた思いが見て取れます。
“サイクリングに持っていく美味しいエナジーバーが見つからない”
私は1日中、もしくは2日以上かけたサイクリングによく出かけます。
景色を楽しんだり、美味しいものを見つけたり、体力の限界に挑戦できる楽しい旅。
その中でも私の目標にしているのが、フランスのパリから600キロ離れた大西洋に面した街を往復するサイクリング。
その道中は日本ならどこでも見かけるコンビニエンスストアなど一切なく、携帯できる補給食が絶対不可欠です。
持っていく補給食を何にするか?
外国のエナジーバーは価格が高く、とても甘く、自分好みの味でない。国内の補給食はパサついて自転車向きではない。
そこで、”エネルギーと栄養の補給”、”体に優しい”、”美味しい”をコンセプトに、
私たちは小さなキッチンで、MANABARを開発しました。
MANABARを通して、サイクリングをはじめとする、あらゆるアクティビティをサポートします。
「MANA BAR」公式より引用
- 人工甘味料不使用…てんさい糖や低GIのリンゴ濃縮果汁を使用
- 保存料不使用…賞味期限は3ヶ月!それまでに食べ切ろう
- 着色料不使用
- グルテンフリー…小麦粉不使用、オーツ麦・大豆・玄米などの穀物を使用
- 甘さを控えながらも、わずか45gで200kcalのエネルギー摂取OK
- しっとりとした食感で、喉通りもよく口が乾かず補給可能…激しい山行でもポロポロになりません!
- 切り口が4つあり、パッケージ開封もラクチン
先日、山歩きのイベントのエイドステーションにあったので試食させていただいたのですが、めちゃくちゃ美味しい!真夏でも溶けたりしないし、ボソボソしないので食べやすい!
カロリーメイトよりも格段にしっとりしておりやわらかい。
さっそく全部の味を買っちゃいました♪
キレイにラインがはいっておりキレイに曲げられるので、お友達とのシェアもできちゃう補給食!
しかも味が
- キャラメルマキアート
- ホワイトチョコレートマカダミア
- ダブルレモン
と3種類あり、MIXされたセットも売っているので飽きません!
きっとお気に入りの味が見つかるはず…
おしゃれなパッケージも海外のバーみたいでGOOD♪
いやいや、全部美味しかったけどね!ぜひ全種類制覇してみてくださいね♪
⑤井村屋「スポーツようかん」「えいようかん」…片手で食べれる補給食
井村屋は「あずきバー」や「あんこ缶詰」などでおなじみのメーカーさん。
登山の補給食によく「あんぱん」を持っていく私としては、賞味期限の長い真夏でも携行できるえいようかんは箱買いして、不定期の山行に備えています♪
天気を見てから急に出かけることも多いため、”買い出しが不十分だったな”と思うときはこちらを余分に持っていくようにして…。
少しだけ塩気のある、スポーツようかんは食欲のないときでもつるりと食べられるから不思議です((((;゚Д゚)))))))
さらにもう少しがっつり食べたいなら「えいようかん」というひとまわり大きいラインナップも有。
こちらには姉妹品もあり、その名も「チョコえいようかん」!
チョコの風味が鼻に抜ける程度の”チョコ感”ではありますが、全種類通常バージョンだと飽きるな、って方はぜひ混ぜてみて下さい。
高級ようかんのようで美味…!
<カロリー比較>
スポーツようかん 113kcal、通常品171kcal、チョコタイプ200kcalとなっています。
「えいようかん」=賞味期限が5年もあるので、非常食としても優秀すぎます!ちなみにチョコ味の方は3年。「スポーツようかん」は残念ながら1年と短い…(泣)
【カロリー・栄養素比較表】
長期縦走・便秘対策→食物繊維豊富な「芋けんぴ」&「MANA BAR」の優秀さが光る
塩分を早急補給→「男梅」干し梅をひと口放り込めばOK
柿の種 (亀田製菓) | 芋けんぴ (トップバリュー) | 「男梅」干し梅 (ノーベル/※3分の1=5gあたり) | 塩分チャージタブレット (カバヤ/※1粒あたり) | MANA BAR (ダブルレモン味) | スポーツようかん(井村屋) | |
カロリー | 470kcal | 461kcal | 8.2kcal | 10.3 kcal | 196kcal | 113kcal |
塩分 | 1.28 g | 0.1g | 1.5g | 0.11 g | 0.1g | 0.14g |
炭水化物(うち食物繊維) | 45.3g(2.5g) | 53.2g (2.6g) | 1.7g | 2.54 g | 27.2g (2.0g) | 26.5g |
タンパク質 | 12.0 g | 1.1g | 0.05g | ー | 6.9g | 1.4g |
メーカーの公式サイトより、栄養素を転記させていただきました。
何日も山に入るなど、縦走中は便秘になりがち…
→芋けんぴ&MANA BARの食物繊維が優秀すぎ!
厚生労働省「食事摂取基準(2020年版)」では、食物繊維の目標量は、18~69歳では1日あたり男性20g以上、女性18g以上とされています
さらに注目すべきは、塩分。
「男梅」干し梅
→小粒なので食べやすい!でもしっかり塩分補給OK
「男梅」の干し梅はがっつりしょっぱいわけなんですが、日帰りの山行では食べても3〜4粒。
なので1.5gにしかなりません。
汗に含まれる塩分量は0.3%と言われています。
つまり1Lの汗をかいたら、3gの塩分が失われるという計算。
(減塩をお医者様に言われているわけでない)健康な方なら積極的にとっていきましょう!!!
「食事摂取基準(2020年度版)」では、18歳以上の成人で、1日あたり女性9.3g以上、男性11g以上の塩分摂取が望ましいと述べられています
【私の場合】”補給食でこまめにエネルギーを摂取、ランチはカップヌードルで塩分を多めにとる”が定番
真夏の登山に行く際、塩分・ミネラル・食欲のないときのカロリー摂取に関しては十分すぎるほど対策しておいたほうが良いです。
わたしの場合は、とにかく暑がりなので…思考能力が鈍る前に休み、こまめに補給!!
そうすると、やはり疲れ方が格段に違いますし。
- 朝起きて、白湯を飲み便通をうながした後に”ハチミツ梅干し”も食べる
- 出発前の登山口でアミノ酸を摂取
- 山行中は当記事でご紹介した補給食をこまめにとり
- ランチは面倒でもお湯を沸かし、カップラーメン(スープもしっかり飲み塩分補給)
- 帰宅後、アミノ酸を飲む
このスタイルの登山が一番カラダは楽でした。
アミノ酸は、別記事でもご紹介しようと思っていますが大塚製薬「アミノバリュー」の粉末を数回に分けて飲んでます。
水で流し込むだけなので飲みにくくはないですが、一気に飲もうとするとせき込んでしまうのでご注意を!
これを山行後にも飲むことで疲労回復も早まりましたよ。
この粉末に含まれる「アルギニン」は疲労物質の”アンモニア”を抑える性質があり疲労回復をサポートする働きがあります。
【まとめ】真夏の登山は水分だけではなく塩分補給・積極的カロリー摂取がカギ!
ここで一度まとめましょう。
【真夏の登山】おすすめ補給食5選〜塩分!食欲不振時対策にも〜
- 柿ピー×芋けんぴ…100均でも買える、コスパ◎&高カロリー食の代表
- 「男梅」シリーズの”干し梅”…がっつりしょっぱい!効率良く塩分補給
- カバヤ「塩分チャージタブレット」…ミネラル補い、水分・塩分吸収を助けよう
- 「MANA BAR」…鎌倉発!原料にこだわった国産トレイルバー
- 井村屋「スポーツようかん」「えいようかん」…片手で食べれる補給食
【カロリー・栄養素比較】
- 長期縦走・便秘対策→食物繊維豊富な「芋けんぴ」&「MANA BAR」の優秀さが光る
- 塩分を早急補給→「男梅」干し梅をひと口放り込めばOK
もっとたくさん補給食はあるけど、「常温で長期保管できてコスパよく美味しい」って条件にあうのってなかなかないんだよね
今回ご紹介したのは一番高いのでも「MANA BAR(1本324円)」だから、そんなに高くない!
海外のゼリーなどは異常に甘かったりで、虫歯の心配も。
カロリーがたっぷり取れても、甘すぎるのも問題ですよね…
先日のロングトレイルイベントでは歯をガッツリ磨いている人がいたくらいですしw
あと、飲み終わったゴミをポケットでも入れた日には、ベットベトにwww
最悪です!!!
それだけ、飽きずに食べ続けられる補給食をさがすのは難しいのです…((((;゚Д゚)))))))
真夏の補給食探しにお役に立てたら幸いです。
以上、『【真夏の登山】おすすめ補給食まとめ〜塩分!食欲不振時対策にも〜』の記事をお送りしました!
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