こんにちは、アウトドアライターのaimyです。
四国でも雪山登山が楽しめる山がたっくさん♫
この記事では、四国で霧氷の見れる、おすすめの雪山14選をお伝えしていきます。
初級【5選】
瓶ヶ森(4月中旬~11月30日までのUFOライン開通中/高知県・愛媛県)
UFOライン(瓶ヶ森林道)開通中であれば、駐車場からたったの1時間で登頂できる瓶ヶ森。
霧氷は気温の下がった早朝でしか見られないので、車中泊して登られる方も多いです。
駐車場は広くてついテントを張りたくなりますが、テント泊は禁止。水場もありませんので持参が必要。あるのはトイレのみとなっています。
剣山(徳島県)
四国の日本百名山でもある剣山。
山頂往復ピストンで3時間ほどなので、ご来光登山にも人気のある山です。
お手軽に雪山が楽しめるとあり、見ノ越登山口にはたくさんの車が。
ただし、登山口の標高は1420mの場所にありますので、スタッドレス+四駆+チェーンが標準装備。しっかりとした装備で向かいましょう。
冬はリフト営業してないので注意!麓の民宿・食事処も一部だけ営業になってます
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伊吹山(高知県)
滋賀県の伊吹山とちがい、高知県のマイナーな方の伊吹山。
UFOラインから登れる最短距離の山としても知られていますが、あまりにもあっけないので私は夏には登ったことはありませんw
登山口の「しらさ野営場」から2時間で「山荘しらさ」、そこから約1時間で到着できるのが伊吹山になります。本当におてがるハイキング。
寒風山(高知県・愛媛県)
寒風茶屋(標高約1400m)から登る、おてがる登山。
こちらは瓶ヶ森などと比べると”しっかりとした雪山登山”という感じで岩場・ハシゴもあるので、軽アイゼン以上の滑り止め装備が必要です。
桑瀬峠までは急登がつづきますが、そこからは稜線の良いながめを見ながらの霧氷ゾーン!
寒風山からさらに先の笹ヶ峰へ縦走する場合は、無雪期なら1時間~1時間半で到達できますが、雪があるとそれ以上かかりますので、時間にあるときのみにしたいですね。
野地峰(高知県)
野地峰登山口は高知県土佐町の本当に山奥。
標高が高く、1時間半のおてがる雪山ハイクが実現できます。
しかし、野地峰と黒岩山の縦走路こそ、霧氷のハイライト部分となります。ぜひとも縦走計画を立ててみてくださいね!
斜面にある大ブナが素晴らしいです。
11月中に雪が降ったら、このエリアでとれる「はちきん地鶏丼」を食べて帰宅するのも◎。
※はちきん地鶏が食べられる「里の茶屋」が11月30日までの営業となっているため
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国見山(徳島県)
徳島県東祖谷にある「国見山」。
主にルートは2つあり、積雪期に両方から登った経験がありますが、国見山古道はかなりきつい勾配。初級ではありません。
今回ご紹介するのは「おおどう峠」からの方となります。
こちらの霧氷は四国ではとても有名なので、早めに行かないと駐車場が一杯になってしまうことも。行かれる方はお早めに行動を。
<国見山の2つのコース>
- 初級コース→おおどう峠から(登山口:後山登山口)
- 上級コース→国見山古道(登山口:大歩危駅)
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中級【3選】
大森山~佐々連尾山(愛媛県・高知県)
大森山は、佐々連尾山への縦走路の霧氷が素晴らしい山。
登山口は白髪トンネル南口となっています。
標高差が少なめなので、ゆったりとした行程で霧氷が楽しめます。
残念ながら私はまだ訪問できていないのですが、条件のそろった日に突撃しようと思っています♫
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伊予富士(愛媛県・高知県)
伊予富士は”初級者向け”としてご紹介した「寒風山」の対面にある山。
標高は寒風山とそんなに変わらないのですが、こちらの方が岩場ありの急登なので凍ったときのことを考えて12本アイゼン・ピッケルは携行必須。
以前、前に歩いていた方が下りで滑落しかけたので…最後の岩場はほんとうに恐ろしいです。
その他の行程は、ほとんど危険な場所がないので歩きやすいのですがね!
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石墨山(愛媛県)
愛媛県東温市にあり、松山市から約1時間とアクセスも大変よい山。
「四国三大急登」のひとつで、勾配の強いことを考慮して中級とはいたしましたが、コースタイムは5時間と短め。
岩場・ロープもあり、変化にとんでおり…。
稜線には霧氷ゾーンが続くので、気温の下がった日を狙えば雪がなくともけっこう楽しめます。
山頂からは石鎚山系がずらりと見え、凍った「たかたるの滝」が肉眼で見れたのには感動しましたよ。
上級【6選】
瓶ヶ森(12月1日~4月中旬のUFOライン閉鎖中/愛媛県・高知県)
UFOライン閉鎖中の瓶ヶ森は、東ノ川登山口からの周回一択。
駐車場は有料になりましたが、最近整備されてきれいになりました。
コースタイムはなんと8時間半。
しかも北側なので、氷が日中も残りやすい&足元も危ないです。
ここでしか見れない氷瀑もいくつかあるので、体力をつけて是非チャレンジしてみてくださいね♫
夏は1時間で登れる山ですから、達成感は冬のほうがすこぶる大きいです!
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石鎚山(愛媛県・高知県)
厳冬期の石鎚山(12月1日~4月中旬くらいまで)は成就ルート一択。
最短登山口の土小屋からは登ることができません。
そのため、8時(始発)初のロープウエーに乗って16時半(最終)までに降りてくるのが一般的。
意外とタイムスケジュールはカツカツ&危ない場所もあることもあり、めいいっぱいの1日になるでしょう。
ドカ雪直後はラッセルとなり、山頂到達が厳しくなることも?
しかし、1年中登れる石鎚山がもっとも美しいのが冬。
体力と技術を身につけて、是非チャレンジしてみてくださいね。
天狗岳(弥山より先)は、雪山に慣れている方でもかなり怖いと思います。雪質が良い時を狙ってGO!
赤星山(愛媛県)
赤星山は「玉簾(たますだれ)」「千丈の滝」など滝が多くて見どころいっぱい!
標高差も1300m、渡渉・橋も数十カ所あるので、神経をとがらせながら登らないといけません。
さいご1kmはめちゃくちゃ急なので、軽アイゼンだと滑りやすい…
その部分だけ12本に履き替えて機動力を上げていくのもアリでしょう。
私は履き替えずに最後まで登ってしまいましたが、そのほうが疲れなかったと思います。
ここまで瀬戸内海の近い、標高の高い山はめずらしいですよ!
ぜひとも絶景を堪能してみて。
堂ヶ森(愛媛県)
標高差1000m以上・コースタイム8時間と、石鎚山系の中でも登りごたえのある堂ヶ森!
梅ケ市・保井野登山口どちらからでもほとんど同じくらいの行程となるので、雪山となればすこしでも距離の短い梅ケ市がおすすめ。
登山口へのアクセスもこちらの方が路面状況がいいです。
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堂ヶ森の先・二ノ森までピストンを追加すると標高差1500m以上+3時間となり、さらにきつくなります。物足りない方にはおすすめですが、かなりの健脚向き。
笹ヶ峰(愛媛県・高知県)
笹ヶ峰のみを狙うなら、南登山口がおすすめ。
急登ではありますが、どこよりも短時間で登頂することができます。
オフロードが可能な車なら(歩くと1時間位かかる)、冬でも登山口まで入ることが可能。
最近整備され、ロープがあったりテープもしっかり目視できるようになりました。
降りるのはあっという間ですが、登るのはけっこう大変ですよ~((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
雪の積もったブナの大木を観察しながらスノーハイクができるのも魅力♫
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たかたるの滝(愛媛県)
最後にご紹介するのは、山じゃないですが最難関(泣)
石鎚山系・西ノ冠山付近の北斜面にある、「たかたるの滝(標高約1200m・落差132m)」です。
西日本最高峰の名瀑と言われ、累積標高差1,300m・17kmの行程。
危険な箇所も多く行く人を選ぶ山ですが、ある程度雪山に慣れてきたら経験者と一緒に挑戦してみてもいいかもしれません。
私も危ない目にあいましたが、なんとか戻ってこれてホッとしました(泣)
もうしばらくは…いいかなw