こんにちは、アウトドアライターのaimiです。
今年の冬はとっても冷え込んだので、とうとうハンディウォーマーを購入!
「ハクキンカイロ」!!
最もスタンダードなメーカー「ハクキンカイロ」社の、携帯しやすい”ミニ”を買って、寒がりのわたしにめちゃくちゃ助かっているのでレビューしていきます。
「ハクキンカイロ」って?
熱量(カロリー)は使い捨てカイロの約13倍。
「ハクキンカイロ」公式より引用
発熱温度も一定していますので、
寒冷地や冬の野外のレジャー時に非常に威力を発揮します。
一方で、熱量消費はほんのわずか。
たった25ccのべンジンで最大約24時間保温できる低燃費です。
2023年、100周年をむかえた「ハクキンカイロ」。
ハンドウォーマーの老舗と言われており、同カテゴリーの「Zippoハンドウォーマー」「i HOT(アイホット)」よりも人気がある製品です。
使う燃料はベンジンという揮発性の高いアルコールのようなもので、1回あたりの消費が25ccという…ハイパワーなのに低燃費。
カップ1杯・12.5cc=12.5m㎥ということで、1.25cmのキューブくらいしか量を使いません。
カップ1杯で約12時間持続する(ミニの場合)というのですから、1時間あたりにすると
純正ベンジン500mlなら40日分!1日あたり33.12円。1時間あたり2.76円です。
使い捨てカイロよりも、
- +10度くらいあたたかく
- ゴミも出ず
- +4時間多くあたたかい
- コスパも良い(使い捨て・極暖カイロは1個50円くらい、ハクキンカイロは1回33円)
これはなかなか優秀なアイテムなのではないでしょうか??
ハクキンカイロ開封レビュー
ハクキンカイロミニは、カイロ本体の他にカバー、ベンジン(燃料)が必要です。
わたしは今回、ベンジンとのセットで購入しました。
ベンジン自体はミニというのが存在しませんが、1本で大体40日持つので、”なくなり次第購入”という流れでOKでしょう。
セットの方がちょっぴりお得でした♪
「通常タイプ」と「ミニ」の違い
「通常タイプ」と「ミニ」の違いは、大きさが少し違うという点と、最大持続時間+6時間。
あなたがどう使うかで決めるといいでしょう。
大は小を兼ねるとはいいますが、必要のないスペック分を購入してしまうと、余計に燃料を食ってしまうというデメリットもありますしね((((;゚Д゚))))
わたしは日帰りの雪山で使ったり、室内の暖房費節約のためでしたからライト目な使い方で”ミニ”となりました。ちょうどよい大きさでいつでも一緒っ(^^)
ちなみに、特大タイプというのも最近発売されたんですよ!
一応比較スペックの中に入れておきました♪
それぞれひと回りずつ大きくなっていくイメージです。
ちなみに、Amazonや楽天では定価よりかなり安くなってることが多いので、タイムセールなどを狙って購入するのが◎。
名称 | 定価 | サイズ | 最大持続時間 |
ミニ | 3,850円 | 58×87×13.5(mm) | 18時間 |
スタンダード(通常タイプ) | 4,378円 | 68×101×15(mm) | 24時間 |
PEACOCK GIANT(特大タイプ) | 6,000円 | 70×110×20(mm) | 30時間 |
ハクキンカイロの使い方
使い方については、公式さんが動画を出していらっしゃったので、シェアさせていただきます。
準備といってもかなりかんたん…
わたしも、朝の忙しい時間にわずか1分で充填完了、それだけでハッピーな1日が過ごせてるのだから…全然手間じゃない!
なれないうちはちょっとこぼしたりはありましたが、なれてしまえば、全然汚れません。素手で行ってます。
むしろ、この作業。カイロを育てている感があって、愛着が湧いてきます。
この手間を惜しむと、残念ながらこのあたたかさは得られないというわけね〜
雪山登山で1日使ってみた!レビュー
2月、終日マイナス気温の氷瀑を見学しに、9時間の山行へ。
お昼の一番気温の上がる時間帯でも、マイナスでした…。
朝は午前3時に点火、暖房のあたたまりにくい朝の車内での2時間半、山行時間9時間。
つまり午前3時〜下山の16時半まで14時間、衰えることはなく。ポカポカの60度を保っていてくれました。まだ、帰路でも少しの時間あたたかかったほど。
日帰りなら、ロング山行でもミニで十分でしょう。夜通し歩き続けるなどはスタンダードを考えたほうがいいかもしれませんが!
昼休憩のときも、日が当たらないので、ドリンクがシャリシャリにこおりましたっ
カイロの温かさが身にしみました〜
2ヶ月使用して、感じたメリット・デメリット
「ハクキンカイロミニ」を2ヶ月使用して、メリット・デメリットがわかってきたので、まとめていきます。
メリット
- 外気温に左右されにくく、マイナス40度まで使用可能
- マッチやライターを持ち歩く習慣ができる
- 使い捨てカイロより時間が長持ち、ゴミも出ずエコ
外気温に左右されにくく、マイナス40度まで使用可能
カイロの発熱温度が高いということは、外気温が低い際、効果をより発揮してくれます!
カイロまでもが冷たくなってしまうと、「ここぞ」というときに寒いのは困ってしまいますからね…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
極暖以外の通常カイロなんて、ほんとに効果なかったもんッ!
マッチやライターを持ち歩く習慣ができる
たとえば、タバコを吸わない人は火気を持たないでしょうし、バーナーを使用しない登山では、マッチやライターを持参する方ってほとんどいませんよね。
でも、万が一遭難などした際に、発煙筒がわりに”焚き火”をおこなえたり、明かりや暖を取るために持っていたほうがいい場合もあります。
そういう「マッチやライターを持ち歩く習慣」ができるというのも、登山などでは役立つことが多々ありますので、無いよりはあったほうが◎なんですよね!!
昔の人は、狼煙といって、煙でなにかを知らせたというよね
使い捨てカイロより時間が長持ち、ゴミも出ずエコ
「ハクキンカイロ」はミニサイズでも18時間連続持続!
1日じゅうマイナス気温にいても大活躍してくれました。もちろんゴミは出ません!
カイロって地味に、ゴミがいっぱい出てかさばるんですよね。
何日も泊まりで山行に出かける際も、携帯ベンジンボトルを持って出かけさえすればOK♪
デメリット
- 火気を忘れると重りと化す
- ベンジンの匂いが苦手な方は、ちょっとツライ
- マッチやライター・ベンジンは飛行機に持ち込めない→旅に持ち出しづらいかも
- 低温やけどに注意(同じ場所にずっと当てない)
火気を忘れると重りと化す
「ハクキンカイロ」はマッチやライターがなければ、点火できませんのでただの重りと化しますw
もし、自宅以外で着火したいといった場合は火気をお忘れなく!
ベンジンの匂いが苦手な方は、ちょっとツライ
ベンジンの匂いが強烈といった声が多く、購入するのにためらった方も多いかもしれません。わたしもそうでした、お店などでは試せませんしね。
しかし、こぼさなければ、匂いが部屋やクルマにひどく充満することもありませんでしたし、鼻をつくような匂いということもありません。
慣れちゃえば、全然臭くはないです。とはいえ、苦手な方もいるかもしれませんので、周りに持っている方がいたら、嗅がせてもらったらいいかもしれません。
少なくとも、充填するときだけにすこ〜しにおうだけで、カイロとして持ち歩いているときににおうということはないですよ!
もちろん、換気しながら充填するのが基本ですけどね!
マッチやライター・ベンジンは飛行機に持ち込めない→旅に持ち出しづらいかも
マッチ・ライター・ベンジン・カイロ本体…。
どれも飛行機には持ち込み不可となっています。
残念ですが、冬の飛行機旅行には使えませんね〜!
本体も安くないですし、没収されたら嫌なので、自宅においておくしかありません。
低温やけどに注意(同じ場所にずっと当てない)
「ハクキンカイロ」はケースに入れずに使うのは危険!
ケースに入れていたとしても、上に電気毛布などをかけてしまうと、さらに温度が上がることになり、やけどの恐れがあります。
毎日使うものだからこそ、使用方法を守りたいですね。
ケースは付属でついているけど、正しい使い方をしないと、知らないうちにやけどしますよ!
「ハクキンカイロ」がおすすめな人
「ハクキンカイロ」がおすすめな人は、以下のような方になります。
- 寒がりな人
- 使い捨てカイロだと物足りなく感じていた人
- 外仕事が多い人
- 冬の野外アクティビティが大好きな人
- 通勤・通学が寒すぎる人
- 車内や室内の暖房代節約をしたい人
意外にも車内や室内でも大活躍してくれて、買ってから1日もお休みすることなく使ってます…!
この前は、早朝撮影にも持ち出しました。登山やキャンプなどより、動かないからすごく寒いんですよね、とても重宝いたしました。
本当に買ってよかった♪あなたもそう思うこと間違いなしです。
もしくは、寒がりのパートナーにプレゼントなんてのもいいかもしれませんね♪
もっと早く買えばよかったと思うくらい!
ライバル製品との比較(「Zippoハンドウォーマー」「i HOT(アイホット)」)
製品名 | サイズ | 参考価格(税込) | 最大持続時間 | 特徴 |
ハクキンカイロ STANDARD | 68×101×15(mm) | 4,378円 | 24時間 | 今回ご紹介したハクキンカイロ |
Zippoハンドウォーマー | 68x100x15(mm) | 4,070円 | 12時間 | オイルはZippoライターと兼用! |
i HOT(アイホット) | 68✕100✕8(mm) | 1,190円 | 16時間 | 専用オイルは販売しておらず、ハクキンカイロ or Zippoのものを使用 |
ここで、他社のハンディウォーマーと比較してみましょう。
創業100年・老舗「ハクキンカイロ」以外に、「Zippo」や台湾の「i HOT」などのハンドウォーマーがAmazonなどで売れ筋として検索上位に表示されてきますが、いずれも最大持続時間が短め。
サイズもほとんど変わらない…ので、ハクキンカイロを購入するのがベターでしょう。
一見「i HOT」の安さに目がくらんでしまいそうですが、専用オイル&火口のスペアが販売されていないということがネック。オイルは他社のを使えば良いとしても、火口は劣化していくものなので、半永久的には使えませんね…
”使い捨てでも良い”という方のみとなりそうです。
【まとめ】「ハクキンカイロ」は冬アクティビティをする方・全員におすすめしたいです
ここでまとめましょう。
<「ハクキンカイロ」2ヶ月使用して、感じたメリット・デメリット>
メリット
- 外気温に左右されにくく、マイナス40度まで使用可能
- マッチやライターを持ち歩く習慣ができる
- 使い捨てカイロより時間が長持ち、ゴミも出ずエコ
デメリット
- 火気を忘れると重りと化す
- ベンジンの匂いが苦手な方は、ちょっとツライ
- マッチやライター・ベンジンは飛行機に持ち込めない
- 低温やけどに注意(同じ場所にずっと当てない)
ハンディウォーマーの老舗「ハクキンカイロ」はやっぱり王様でした!
一度手にすると、愛着がわいてくる。寒がりだけどアウトドア大好きな私にはぴったりのアイテムでございました。
ぜひ、あなたもこの温かさを実感してみてほしいです。
\今回ご紹介したミニはこちら/
\STANDARD単体でほしい方はこちら/
\ミニ+ベンジンとのセットでほしい方はこちら/
以上、『【レビュー】「ハクキンカイロミニ」で雪山登山や早朝撮影にちょうどよいぞ◎』の記事をお送りしました。
「ハクキンカイロ」と一緒に購入すると良いアイテム
ベンジン
ハクキンカイロ指定の、専用ベンジンです。2023年2月現在、1,350円/本くらい。
3本セットですと、1,178円/本となりますので、ちょっとお得!
毎日ミニをつかうとして、11月くらいに使い始めを想定すると、1本で40日。3本で約4ヶ月=ワンシーズン持つ計算です。
500mlしかサイズがないので、持ち運びしたい or 小さいボトルに入れ直したいという方は後述の携帯ボトルに詰め替えてください。
ベンジン携帯ボトル
揮発性のアルコールやベンジン等に耐えられる、専用ボトル。
100均などで売られているプラボトルは対応していないので、溶けたり漏れたりする可能性がありますので注意したいですね。そんなに高いものではないので、いくつか持っていても◎です!
「ゆるキャン」デザインのカバー(STANDARD用)
「ゆるキャン」の”なでしこ”デザインのハクキンカイロ専用カバー。
STANDARD用とはなりますが、ファンの方や、ちょっと飽きたという方は、こちらに変えてみても良いかも?!刺繍でイラストがぬってあるので、意外にも凝っているんですよね。
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【厳冬期〜残雪期】四国の雪山登山で使う装備一覧
今回ご紹介したハクキンカイロもそうですが、雪山登山に大活躍するアイテムは他にもあります。私の住む四国の雪山は、2,000m級の山が連なっており、けっこう雪が降る場所でもあるんですよ。
登山をされる方は、是非チェックしてみてくださいね。