こんにちは、高知在住アウトドアライターのaimiです。
先日の記事で「夏の天の川は派手(星の数がすごく多い)から撮影にひじょうに向いている」ということで書かせていただきましたが…
夏本番がやってきましたよ!
今回は、8月中旬のペルセウス流星群に狙いを定めて行ってまいりました♪
2020年8月14日のペルセウス流星群の状態
今年のペルセウス座流星群の活動は8月12日22時頃に極大を迎えると予想されています。今年は8月12日が下弦のため、流星群を観察しやすい時間帯のほとんどに月明かりがあり、見える流星の数は条件の良い年より少ないでしょう。それでも、月がそれほど明るくないため、まずまずの数の流星を見ることができそうです。
「国立天文台」HPより引用
観察しようとしていた8月14日は、ペルセウス流星群が最も多く見られるピークの3日後。
結果からさきに申し上げると、月が出てくるまで(午前1時頃)の5時間の間で30個の流れ星⭐️を確認することができました。

粘った甲斐があった!
普段より目立って多くの流星を見ることができるのは、11日の夜から13日の夜までの3夜でしょう。12日の夜に最も多くの流星が出現すると予想されます。いずれの夜も、21時頃から流星が出現するようになり、夜半を過ぎて薄明に近づくにつれて流星の数が多くなると考えられます。
「国立天文台」HPより引用
空の暗い場所で観察すると、見られる流星の数は最大で1時間あたり30個程度と予想されます。
前日に撮影に行かれた方の話ですと、13日はさらにたくさんの流星が見られたということで…
私が見たのは「まだまだ少ないのだ」だとはにわかに信じがたく(汗)
高知県のポテンシャルまだまだあるということでしょうかw
「五色の浜」の場所
高知の「エーゲ海」と称されるヴィラ・サントリーニの近くです。
薄暗かったため写真がなくて恐縮ですが、
- 高知市・宇佐方面から➡︎近くまで来たら左側をよく見ておきましょう。看板などは特にありません
- 須崎市方面から➡︎「五色の浜」の看板を通り過ぎてから200m行ったところの右側
駐車場は6台くらい停められそうです。
遠浅の浜のため、海水浴には向かなさそう…(見るからに危険そうでした)だから台数が少ないのでしょう。
「五色の浜」は駐車場から5分、これが結構キツイ
駐車場から「五色の浜」までは徒歩5分。
車道を200m歩いた後(歩道無し・カーブ多し・見通し悪い)、浜までいっきに急な階段を降りていくのですが、蜘蛛の巣と雑草が多くうっそうとしています。

階段が雑草でうまり、ギリギリ1人通れるくらいしか幅がない!
暗くなってからは、できればひとりで行くのはやめましょう!
私は今から行くというご夫婦とご一緒させていただきましたが、明るいうちでもちょっと怖かったw
あとは、両手が使えるとイイですね、蜘蛛の巣をはらって歩くので。
日没〜深夜1時まで撮影・流れ星観測レポート
日没(19時)〜21時ごろまで
8月15日の日没時間は18時48分。
夜ご飯・冷たい飲み物を仕入れて現地に向かいます。
駐車場に着いたのは19時過ぎ。まだかろうじて明るかったですが、行くまでの階段はかなり暗かったので、ライトは必須でした。
足元が見えないと危ないですからね!
そして、やはりこの時間でも暑い。
本日も熱帯夜になりそうです…
撮影する場所にサーマレストのマットを広げていつでも寝られる準備をして、いざ撮影開始です!

夏の天の川はまさに頭上に出るので、見上げるのは首が痛くなるので控えたいんです。
しかもペルセウス座流星群に関しては縦横無尽に飛ぶというしw
星を寝ながら見れるのはGoodですよね。
19時には薄暗かったあたりの岩も、真っ暗になると影だけに…
あかりといえば撮影者が出すライトと、漁船3叟だけ。
時折ブルルンとエンジン音を出していた船も遠くに行ってしまい、あかりも音も小さくなってしまいました。
ここからが
「漆黒の世界」のスタート=ペルセウス座流星群天体ショー
のはじまりはじまりです♪
ƒ/4.2 25 秒18 mm ISO 4000
21時〜深夜1時まで
ペルセウス流星群のピークは22時
ペルセウス流星群のピークは22時と言われていたので、これまでは流星は1つしか見られませんでした。
しかし、21時を過ぎると数が多くなってきたように思います。
初めからいらっしゃったご夫婦はなぜかピークの前に帰ってしまった…

これからなのにね!
でも、あくまで「天の川」目的だったのであればくっきりはっきり撮影できていたので問題なかったかと。
流星にも大きさがあり、軌跡が短いものから、尾をひくくらい長〜〜いものまで!
こんなにもバラエティに富んでいるものかと感心しました。
私はここまで長い時間、星を見たのが初めてだったので、感動しましたよ!
寝そべるシートがなかったり、岩(ここは砂浜ではなくゴツゴツした石の上になります)の上に直接頭を置いていたらめちゃくちゃ痛かったと思うので、絶対にやわらかい敷きものは必要です_φ( ̄ー ̄ )
タイムラプス機能では、16分に4つの流れ星を確認
流星はタイミングよく、設定していた”30秒”の間にはファインダーの中には入ってくれませんでしたw
これは「運」ですね。
タイムラプス機能で、動画に収めていますので見ていただけると”こんな感じ”。
これだと頻繁に流れはしません、甘くないということがわかるかもしれません。
撮影間隔1秒、999枚(つまり16.6分)を合わせてこの動画のようになるわけなんですから…
待っている間はひたすら星を追いかけよう
ひと通りの構図で撮り終わったら、シートに寝そべりながら星空観測です。
私はこれメインできていたので、たっぷり時間を取りました。
12時を過ぎてからは歓声をあげるほどの大きな流星がいくつも!!!!
視界に入っている限りの大きな空のキャンバスを、真っふたつに割るような衝撃的なものまで((((;゚Д゚)))))))
人生でこれほど大きな流れ星を見たのは初めてで、思わず目を見開いてしまいましたよ^ ^
眠くなるヒマもないほど、5時間空をながめていました!
まとめ:山に行かなくても流星は見れる!暗いところであればが実証された1日でした
今回、流星観測の候補に挙がっていたのは「四国カルスト(高知と愛媛の県境)」でしたが、新型コロナのこともあるので混雑したキャンプ場には行きたくない思いがあり海に向かいました。
結果大正解でした!
五色の浜は、北側の空を狙いたいという方は視界がひらけていませんが、天の川が見られる条件の「南側が真っ暗」という条件をしっかり持ち合わせています。
夏の星座観測にはピッタリの場所であることには間違いありません。

実際そうでしたし…
星空観測は寝不足ではもったいないので(横になったら寝てしまう)、この日に合わせて夜型にしておくのがベスト。
私はもともと割と夜型なので、苦労しませんでしたが…往復の道中のことを考えると遠方の方は近くに泊まるのもありですかね。
遍路沿いにあるので、わりと宿泊施設は多いですし…高知市も近いんですよ。

車がないと厳しいですけど、高知市まで行けばホテルは無限にありますから
深夜撮影なので、騒がないように注意して行いましょう〜♪
以上、『【高知県土佐市】 5時間で流星30つ! 「五色の浜」de寝そべって 星空観測会⭐️』の記事をお送りしました。
「五色の浜」のアクセス
【住所】高知県土佐市竜
【最寄り施設】
四国霊場88箇所廻り第36番青龍寺より徒歩20分
リゾートホテル「ヴィラ・サントリーニ」より徒歩20分
【公共交通】
宇佐バスターミナルから徒歩1時間程度(高知市上町・朝倉方面からバスあり)
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