こんにちは、アウトドアライターのaimyです。
2024年新年初登りということで、愛媛県東温市の石墨山へ!
松山市からもアクセスが大変良く、登山口まで20kmちょっとの大変便利な山です。
今回のコース
夏の時期は、暑くてなかなか来れなかった低山に挑戦!
山行時間が少ないのかかわらず、霧氷も期待できる山として有名です。
愛媛県・石鎚山系の海側に連なる皿ヶ嶺連峰の最高峰となっています。
登山口は黒森峠(東温市/久万高原町)・唐岬ノ滝(東温市)・本村登山口(久万高原町)・奥段登山口(久万高原町)の4つがありますが、黒森峠からの方は多少踏み跡が薄いとのことで最もメジャーな唐岬ノ滝からにしました。
久万高原町側の方は、あまり入山者もおらず記録も少なかったので今回はパス。
【石墨山】四国三大急登はいかに?霧氷登山レポート
唐岬ノ滝登山口
写真を撮り忘れてしまい恐縮ですが、「唐岬ノ滝」は愛媛県松山市から黒森峠に行く中腹のポイント。大きな看板もあり、グーグルマップなどでも検索すればすぐに分かる場所になっています。
滝はすぐ見えるわけではないので、トイレと、3~4台くらい駐車できるスペースが有るだけです。あとはサイクルスタンドですかね(黒森峠はサイクリストのヒルクライムの名所としても有名)。
ちなみにトイレ…冬場は凍結のため使えませんでした。
登山口はそこから少し登り方向に移動した場所にありますが、わかりにくいので注意。
稜線まではひたすら急登
稜線に出るまでは忍耐…
とくに景色も見えませんし、足元も急なのですぐにチェーンスパイクを装着w
ずっと粉雪が舞っている状態ですので、この日は晴れ間は期待できそうもないですが。
のんびり歩きましょうか。
危険ポイントにはロープが張ってあり危ないということはないですが、アイゼンがなかったら転げ落ちそうな場所です。
「ここが四国三大急登かな?」とすぐわかると思いますw
稜線に出たらうっすら霧氷が!しかも青空も
ちょうど稜線に乗ったタイミングで青空が。
新年早々、なんて持っているのでしょうか…(この日2024年初登り)!
石鎚山も見えてきましたぞ。
核心部が危険すぎ!ロープが切れている(泣)
しばらく歩いていると核心部が現れました!岩が全部凍りついており、ツルッツル。
その上に雪が積もった感じです。こわ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
のちにYAMAPで検索すると「ロープが切れており危険」の危険箇所マークがありました⚠
おそらく、岩の下につくくらい長さまであったであろうロープ…
撤退を検討していたら、後続の方がいらして登り方を教えていただきました。感謝!
アイゼンをハの字にし、接地部分を増やしながらしっかり歯をきかせて通過したよ
ブナ林を抜け、登頂!
石鎚山系の稜線が見えてきた頃、ぐいっと登ると山頂でした。
ここで、青空はなくなってしまい&風も強くなり…
また雪が降ってきてしまいました❄
休憩するという感じではなくなったので、写真を撮って立ったままパンを少しかじったら早々に下山です。
帰路では松山市内&瀬戸内海も一望
往路では何も見えなかった分岐付近では、松山市内が見えてきました。
少し待機していましたが、もう晴れそうにないので下山。
私がいちばん最後だったみたいですし、危険ですからね!
急だった分あっという間でしたが、滑りやすい部分もあったので十分気をつけて下りました。
【まとめ】霧氷&スリル満点の岩&四国三大急登をつめこんだ楽しい山行
石墨山は石鎚山系の影に隠れた、眺望のすぐれた山。
四国三大急登とはいえど、雪がなければそこそこ登りやすい山です。
コースタイムも短め(ここ重要)な松山市から近い山なので、シーズンには人気が有りそう。
私の住む高知からですと少し遠かったですが、行った価値は大いにありました。あなたもぜひともチャレンジしてみてくださいね。
松山空港からも近いから、レンタカー借りて旅行ついでにサクッと登れるのも魅力。
とはいえ危険箇所(岩場)もあり2020年には遭難滑落事故もあったので、注意して登りましょうね。
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石墨山は松山市内から近いので、道後温泉も松山空港もすぐそこ(1時間以内)!
”剣山と石鎚山も追加で登りたい”という方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。