こんにちは!アウトドアライターのaimiです。
先日、所持しているカメラ・オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm」で天の川の撮影に行ってきたので、その方法について記事にしていきます。
初めて撮影に行った超初心者ですが、しっかりと撮影できましたよ!
ぶっちゃけ、自分の忘備録的な意味合いもあるんですが…汗
天の川のシーズンは限られているので、何度も何度も記事を読み返していただければ幸いです♪
そもそも天の川のシーズンって?
一年中撮影できるが、「夏の天の川」が撮影しやすい
天の川のシーズンは1年中といえば1年中なんですが、日本では夏・冬に南北の頭の上を超える位置にきます。
- 冬の天の川→12月〜3月くらいまで
- 夏の天の川→7月〜10月くらいまで
あくまで上記の時期はの「旧暦」が基準。
その証拠に、7月7日の七夕に天の川がピークを迎えると言われていますが、実際のところは8月中旬付近だったり!
なあるほどね!!
それではなぜ、冬より夏の天の川の方が撮影に適しているのか?を調べてみました。
wikipediaや天文台の情報を集めると以下のような感じでした。
夏場は地球太陽の位置関係のせいで、地球の夜側が銀河中心方向を向いている
→銀河中心が視界に入る夏の天の川は派手できらびやか。
→梅雨まっただ中のの七夕時期より初秋辺りが観測に適している。
冬場の地球の夜側=夏とは逆に銀河の外を向く
→閑散とした銀河辺境を観る事になるので天の川の派手さも控えめになるが、もちろん真冬でも天の川は見える。
つまり、「夏の天の川の方が星の数も多いし撮影しやすい」ということになります。
撮影日の前日、雨上がりの新月の日だったんですが”地上でもこんなに星の数が見えるものなのか”と感動したのを覚えています。
雨でチリがなくなり空気も澄んでいたので、余計にそう見えたのかもしれませんね!
肉眼で天の川が見えるとは思わなかったよ!
【狙うべき日】新月付近(月が出ない日)の晴れた日
撮影日は、月の明るくない日=新月付近が狙い目です。
新月・満月カレンダーを見て日程を設定しましょう♪
あとはお天気がいい日を見つけて出かけるだけ!
【場所】天の川は南から北にかけて帯状に出る=南側が暗いエリアが理想
次に天の川の撮影においていちばん重要といってもいいのが、撮影場所!
「なるべく暗いところ」の他にも条件が。
天の川は南から北にかけて伸びるので、南側が暗い場所がGood!
ただこれは時期により、位置も変わってくるので一概には言えないのですが一般論ということで…。
さてここからが本題。
天の川の撮影・設定方法
①場所を決め、三脚を立てる
「天の川を撮影する」といっても、ただ空を撮るのではなく何かと一緒に撮ると”どこで撮影したか”が連想できるのでおすすめ。
今回は中津明神山・山頂にある鳥居を対象にしました。
三脚は、自分の身長の高さくらいでおもりの付けられるものが良いでしょう。
ブラすの厳禁!
②星空撮影設定にする→マニュアル・F値小さく・ISO感度上げて
- マニュアルモード
- 絞りのF値を小さく→ƒ/4
- シャッタースピード→30 秒
- ISOは3200〜6400→ISO 3200
「ISO感度を上げシャッタースピードを調整」を忠実に行うと、今回は以上のような数値になりました。
この数値は、現地の明るさや対象にする(切り取る)場所にもよるので事前に調整は難しいですね…
意外と設定には時間がかかります。
時間に余裕を持って撮影しましょう!
③手前の何かにピントを合わせる
マニュアルで撮影するので、ピントを合わせましょう。
構図の中でいうと、○で囲った街の灯りor明るい星。(下の写真参照)
今回は明るい星にピントを合わせました。
「星のピントが合う=いちばん小さな星に見える場所」という認識でOKです。
一度ピントを合わせたらフォーカスリングを触らないようにマスキングテープで固定するとGood。
ちなみにピントが甘いと残念な写真になりますので注意!
以下が失敗例です。
点がぼやけてるんだよね!
④あとは撮影するだけ!
あとは決めた構図で撮影するだけです٩( ᐛ )و
南側の地平線(太平洋)からず〜〜っと伸びている天の川を、しっかりと撮影することができました。
3時間くらい滞在していたんですが、その間にもどんどん天の川は北上しているのも確認でき…!
面白いですよね!
まとめ:
ここで一度まとめましょう。
- 天の川のシーズンって?
- 一年中撮影できるが、「夏の天の川」が撮影しやすい
- 【狙うべき日】新月付近(月が出ない日)の晴れた日
- 【場所】天の川は南から北にかけて帯状に出る=南側が暗いエリアが理想
- 天の川の撮影・設定方法
- ①場所を決め、三脚を立てる
- ②星空撮影設定にする
→マニュアル・F値小さく・ISO感度上げて - ③手前の何かにピントを合わせる
- ④あとは撮影するだけ!
本当に空に吸い込まれそうでした…!
天の川ってすごい…。自然ってすごい…。
1年を通して全てのタイミングが合うときはなかなかないので、ぜひ思い切って出撃してみてくださいね。
夏4回、冬4回としても晴れる日は僅かだろうからかなり難易度は高いはず。
真っ暗な場所に行くのは勇気がいるけれど、びっくりするほどすごいから!
ちなみに四国は暑いと思われがちですが、標高1,500m以上の場所は夏とはいえども寒かったので、防寒対策&虫除けはしっかりと行って向かいましょう〜!
じっとしてるとアブとか蚊がいっぱいきます_φ( ̄ー ̄ )
以上、『「天の川」の撮影・設定方法!【狙うべき日・場所もあわせて解説】』の記事をお送りしました。
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