こんにちは、アウトドアライターの(@shikokunoyama)です。
半年前購入した、「EPI(イーピーアイ) シングルチタンマグ カバーセット」がめちゃくちゃよかったのでさっそくレビューしていきます。
以前書いた記事「【登山好きへのプレゼント】価格帯別!山でつかえる&喜ばれる!おすすめプレゼント12選」にも登場したアイテム(*^^)v
今回はソロクッカーとして活躍させるため、330mlを選びました。
「EPI(イーピーアイ) シングルチタンマグ カバーセット330ml」のスペック
- カバーサイズ:直径8cm
- カバー重量:14g
- マグ重量:54g
- 容量:330ml
- 材質:チタン
- メッシュカバー付き
EPIのチタンマグはとにかく軽いです。でも薄すぎない。
大きさは筆者(女性)手のひらにちょうど収まる、というくらいですね。やや横幅のあるカップです。
>>「EPI(イーピーアイ) シングルチタンマグ カバーセット」のアマゾンレビューを見てみる
うれしい手のひらサイズ!
330mlとコーヒー1.5杯くらいの容量の水を入れられるのにかかわらず、とっても軽い!
軽いと申し上げても、ピンとこないですよね…?
では…気を取り直して!
キャンプ・日帰り登山・宿泊登山・ふつうの旅行と私が実際にあらゆるシーンで使ってきました!
そんな私がデメリットとメリットを説明していきます!
デメリット
指紋が残る
触った感触が「さらっ」としているため指紋が残りやすいというところでしょうか。
ハンドクリーム塗った後さわったら悲惨なことになります(ToT)/~~~
ちなみに、スノーピークのマグは指紋がまったく残りません…
なのでEPI特有の質感なんだと思います!
気になる方は他社のマグをご検討ください。
とはいえ、内容物には影響ないので私はあまり気になりません。洗えばすぐ落ちますし。
一般的な「チタンマグ」の注意点は以下の記事にまとめましたが、メリットのほうが勝ちすぎてデメリットに感じることはほとんどありません。
メリット
国内メーカー品である
”チタンマグといえばスノーピーク!”という方は多いのではないでしょうか。
その証拠に、同じような価格帯で「スノーピーク以外」で検索をかけると、きいたことのないメーカーのマグが多く…(泣)
EPIガス?きいたことない!
という方にもご説明しますね。
EPIガスは、ユニバーサルトレーディング(UNIVERSAL TRADING Co., Ltd. )傘下にある日本の登山用品メーカーである。
もともとは、ガスバーナーに特化していたが、最近ではクッカーなどの登山用調理器具も生産している ~wikipediaより引用
現在EPIガス製品のほとんどは国内で生産されています。
EPIと言えば「好日山荘」などの登山ショップでもおなじみのメーカー。世界初・五大陸最高峰登頂者である冒険家・植村直己さんの遠征サポートをした過去も。
品質はしっかりと保証されているということです。
直火使用が前提【スノーピークは非推奨】
ここでご注目いただきたいことがひとつ…
それは、「EPI(イーピーアイ) シングルチタンマグ カバーセット330ml」はただのマグカップとして使うにはもったいない製品であるということです。
なぜかというと、「直火使用可能」だから。
意外と直火使用できるカップってあまりないんです。
- ダブル構造(チタン二重構造)は層の空気膨張で爆発可能性あり、絶対に✖
- シングル構造でもできるものは限られている
チタンカップの重鎮「スノーピーク」ですら、シングル・ダブル構造品ともに直火使用は推奨していません((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
スノーピーク製カップのアマゾンレビューには「炒め物をやり過ぎると底が変形してペコペコになりますので注意」とかいてあったりするので、ちょっと素材が薄いのかもしれませんね。
その証拠に、当製品より4gだけ軽いです♪
冷めにくい
ソロで秋の避難小屋に泊まった際、夜は相当冷え込み寝れなくなってしまったことがありました。
そんな時こそ!?ホットワインをコトコト煮込み…。
開き直って秋の夜長を楽しむことに♪
炎を見つめながらの夜はこころが落ち着きます‥‥!
スパイスの香りが小屋に充満し始めたころ(笑)、
ほかほかのホットワインの出来上がり~♡
体の芯まで温まってから寝ることができました。
この時に大活躍したのが”フタ”!
ちょっと飲んでは閉めて、を繰り返していたらぜんぜん冷めなかったです。
温めなおしてばかりだと、ガスがもったいないので助かりますよね~♪
ちなみにフタ単体でも販売があり、スノーピークのカップを買って後悔した人が買い足すパターンも多いそう(苦笑)
その場合サイズがぴったりにはならないので、少しガタつきが出るそうですよw
そりゃメーカーも違うから仕方がないよね!
ほかの人とあまりかぶらない
スノーピークのマグはかぶりまくってキャンプや山小屋での乾杯のときに間違えてしまうほどですが(汗)
こちらの商品は持っている人が少ないためあまりかぶりません。
個人的にマグに名前書くのはちょっと…と思っていたのでよかったです(*‘∀‘)
お手入れカンタン
デメリットの項で「指紋が残りやすい」点をあげましたが、洗えば一発で落ちますし食器洗浄器にも入れることができるので、山帰りの後片付けも楽チンです。
ただ、洗ったあとの乾燥だけは念入りにしましょう!サビたら悲しいことになります…
国内メーカーの中でフタ付き3,000円以内はEPIだけ
EPIはチタン=高いというイメージを払しょくしてくれます。
サイズ違いでもさほど値段が変わらない(〜数百円)ので、サイズ違いでそろえる人もいるほどファンの多い製品なんですよ(*‘∀‘)
チタンマグは熱伝導率が悪いということもあり、「フタ付」でないと性能が最大限発揮できないのでぜひフタ付の「EPI(イーピーアイ) シングルチタンマグ カバーセット」をゲットしてみてくださいね!
スタッキングがはかどる
登山やテント泊において”スタッキング(他アイテムと重ねられる・または容器の中に何かをすっぽり入れられる)”はとても重要。
省スペースという意味でもそうですし、”ザックやカバンの中で整理整頓されている”というのは、アウトドアで盛んに移動する私にとってはとても気持ちがいいものです。
この「EPI(イーピーアイ) シングルチタンマグ カバーセット」は、アルコールストーブや燃料ボトル、固形燃料(もちろん何かに包まれた状態で)もスタッキングできますし、ライターやマッチを忍ばせることも可能!
同価格帯・4つのメーカーのチタンマグとの比較
同価格帯でよく比較される4つのメーカーを比べてみました。
ほとんどの方が海外製を選ばず、国内メーカー「スノーピーク(フタ無し)」と「EPI(フタ付)」で迷われるようですが、絶対フタ付きの「EPI」をおすすめしますよ!
メーカー | EPI(イーピーアイ) | スノーピーク(snow peak) | ゴートレンジ | Lixada |
---|---|---|---|---|
商品名 | シングルチタンマグカバーセット | チタンシングルマグ | キャンプ用チタン製マグカップ | チタンシングルマグ |
価格【2021/6月現在】 | ¥2,727 | ¥2,138 | ¥2,740 | ¥2,080/¥2,180 |
重量 | 68g | 64g | 83g | 75g/84g |
容量 | 330ml | 300ml | 420ml | 300ml / 350ml |
直火を推奨しているか | OK | NG、へこむこともあるので自己責任 | OK | OK |
フタの有無 | 有 | 無 | 有 | 有 |
特筆事項 | マグの取っ手が折り畳み時干渉しない | スノーピークのロゴがかっこいい、超定番商品。フタなしのため最安値 | フタの取っ手が自立しないのでやけどに注意 | EMSで中国からの配送。10日くらいかかるが荷物追跡は番号で可能 |
EPI(イーピーアイ) シングルチタンマグのラインナップ
EPIのチタンマグはサイズが3種類。
どのようなスタイルで山やキャンプに繰り出すのか?
あなたのアウトドアシーンにフィットするマグをGETしてみてくださいね。
330ml
通常のコーヒー1.5杯分くらいです。私の持っているモデルです。
最近だとミニおでんも温めました!1年中大活躍♪
400ml
すこし中途半端な容量ですが、カップヌードルリフィルがちょうどよく沸かせます。
330mlだとギリギリなので、吹きこぼれてしまうんですよね。
500ml
みなさんご存知の500mlペットボトル1本分ですね!
ラーメン+α分のお湯が一度に沸かせます。
まとめ:EPI(イーピーアイ) シングルチタンマグ。久しぶりにコスパいい買い物しました!
ここでいちどまとめましょう。
「EPI(イーピーアイ) シングルチタンマグ カバーセット」の徹底レビュー
デメリット
- 指紋が残る
メリット
- 国内メーカー品である
- 直火使用が前提【スノーピークは非推奨】
- ほかの人とあまりかぶらない
- お手入れカンタン
- 国内メーカーの中でフタ付き3,000円以内はEPIだけ
特にソロキャンプ・ソロ登山の多い方には汎用性も高く、とっても満足していただける商品です(*‘∀‘)
ぜひ手に入れて、今以上に充実したアウトドア活動を満喫してくださいね!
『「EPI(イーピーアイ) シングルチタンマグ カバーセット」の徹底レビュー【軽すぎて神】』の記事をお送りしました。
関連記事
ソロキャンプ・登山に!直火可能な「ソロチタンマグ【フタ付き】」がめっちゃおすすめな理由
ソロチタンマグの良さをひたすら書いている記事です、参考までにどうぞ!
UL(ウルトラライト)。衣食住持って女1人テントの山旅だってできちゃうんです
私は登山を始めて10年が経ちましたが、はじめの5年までは「ウルトラライト(装備軽量化)」という概念は一般的ではありませんでした。
軽量化はいいことばかり取り上げられますが、悪いこともあります。
しかし少なくとも私にとってはメリットが多かったので、以下の記事を書いてみました。
体力のない女性にはとくにオススメです。
【UL軽量テント】SIX MOON DESIGNS・Lunar Solo (シックスムーンデザインズ ・ルナーソロ)のメリット・デメリット
ウルトラライトの代表格が、テント。
シュラフはバカ高いけれどテントなら!という方も多いでしょう。
私もこの700gのテントを購入し、ULデビューしましたよ♪
今ではもう夏の稜線ではこれ一択!