こんにちは!アウトドアライターのaimiです。
先日、紅葉を堪能しに石鎚山に登りましたが、たくさんの人でにぎわっていました。
そこで今回の登山で使用した日帰り登山でかなり使えるザック、モンベル「クロスランナーパック 15」をご紹介したいと思います。
休憩中、2リットルのスポーツドリンクとともに。
こちらでは、まず女性用の使用感を説明します。
▼2019年マイナーチェンジをしたので、カラー展開が変わりました▼
モンベル「クロスランナーパック 15(Women’s)」とは
トレールランニングやスピードハイクに最適な超軽量パックです。
ショルダーハーネスや本体を女性の体型に合わせて設計しています。
体へのフィット感が高く、ウエストベルトを必要としないデザインを採用。ショルダーハーネスは身体との接触面積が大きく、激しい運動時にも身体を包み込むようにフィットします。
強度と軽量性を両立した素材を採用し、行動中にもアクセスしやすく収納力に優れたポケットを装備するなど、ランニングをサポートするための工夫を随所に取り入れています。
使用後は汗によるファスナーの腐食を抑えるため、丸洗いをおすすめします。~モンベル公式HPより引用
最後の一文がすごくないですか?むしろ「洗ってください」…?
ザックを洗うのにはふだんから苦労していた私にとって、目からうろこの話です。
そのままにすると臭いし、痛みますよね。
場合によってサビたりも。
洗う(拭く)にも時間がかかるし…
私の場合、登山に行く回数は月2~3回。
正直手間に感じていました。
むしろメーカーが「丸洗い」を推奨しているとは、、、、これは、買うしかないでしょ!ということで即購入をしたのでした。(単純)
ここからは「クロスランナーパック 15(Women’s)」のデメリット・メリットをご紹介していきますね。
デメリット
あれもこれも持っていけない
「クロスランナーパック 15」はその名の通り、15リットル分の容量しか入らないので「最低限のモノしかもっていけない」です。
裏を返せば「持っていけないモノも出てくる」ということ。
お昼に贅沢にカップラーメン!バーナー使ってウインナー焼きたい!
ということはあきらめなければなりません。
私が石鎚山に登った日は晴れの予報でしたが曇っていて寒く、石鎚山頂小屋で480円もするカップラーメンにお金を費やしました。
食べなくてもよかったですが、私はこの日トレラン装備。
上着がありましたが結構な汗をかいており、立ち止まるとかなり寒いのであたたかい小屋で食べられるという選択をしました。
「重さ・手間・場所」をお金で解決したのです。
480円のカップラーメン。お湯は入れてもらえます。ごみは持ち帰り。
登山する際は何かあったときのため、お金は多めに持っていきましょう!
最低1万円はあると安心です。(山小屋の宿泊費)
緊急時の「担架」としては使えない
ザックは緊急時傷病者を背負ったり、緊急用の担架を造ったりするのに非常に役に立つのですが軽量化されすぎたザックは使い物になりません。
もしグループのリーダー的な人が使うザックであれば、このモデルは少し心もとないです。
メリット
軽い!
とにかく本体が軽いです。「重量332g」と書いてありますので
一般的な小屋泊のザック、モンベル「チャチャパック35」の1.32kgに対して約4分の1です。
何も入れずに背負えば、「ベストを着ている」のと同じ感覚です。
なにも入っていない状態で1kg以上のザックを担いでいたのですよ…今まで( 一一)
砂糖1袋と考えると重いね!( 一一)
こんなに軽いのに、ポケットが充実。
胸ポケットにスマホやキーケース・ティッシュがジャストフィット。
こんだけ入るのに入れたものを一度も落としたことはありません。
ポケットの”ふち”がシリコン製になっており滑り止めの役割をしてくれているのです((((;゚Д゚)))))))
いまのところ「画面が割れて悲惨なスマホ」とは無縁!
シリコン製スマホケースとも相性が良いので、スマホ側もカバーしておくとさらに確実です。
お財布にやさしい(リーズナブル)
こちらの「クロスランナーパック」、他メーカーのトレランザックよりもとびぬけてお安いです。
下表では有名メーカーのトレランザックの比較をしてみました。
容量が比較的大きいにもかかわらず、モンベル「クラスランナーパック」のコスパは非常にいいことがわかりますね。
さらに重量、容量のバランスも優れています。
ハードな扱いが多いのなら、コスパよく購入したいものですよね!
メーカー | アルティメイトディレクション | サロモン | モンベル | オリジナルマウンテンマラソン(OMM) |
---|---|---|---|---|
製品名 | ハイドレーションバッグ RUNNERS VEST 3.0 ARU955016_Can - Canyon | ランニングバッグ S-LAB ADV SKIN3 12SET XS/S L36816100 | クロスランナーパック15 | クラシック25 (Classic 25) |
容量 | 9L | 12L | 15L | 25L |
価格(税抜き) | 12,420 | 21,600 | 9,200 | 15,500 |
サイズ 高さ×幅×(奥行き) | 30×23×6cm | 42×20cm | 43×32×14cm | 45×20cm |
重量 | 230g | 285g | 320g | 670g |
ハイドレーション(別売り)もつけられる
別売にはなりますがハイドレーションもつけられます。
ハイドレーションとは、走りながら給水できるシステムのことです。
最低限のモノしか持てないのでパッキングの練習になる
冬はあたたかい飲み物を持ったり、ダウンを持ったりと持ち物が増えますが春から秋までは荷物を減らそうと思えば結構減らせます。
もちろん水分(荷物で一番重い)は持っていかないといけませんが、途中に水場があったりすればさほど持っていかなくてもいい場合もありますよね。
何が必要で何が必要ではないか、を自分で見極める必要があります。
見極めることで「ラク」に山登りすることができるんです。
無駄なものを持っていくほど重たくて疲れやすくなり、悪循環。
無駄なことはやめましょう。登山に行く前から「登山」はもう始まっているのです。
私は長く歩くコースの場合は「時間」を重視するので、お昼はおにぎりとサンドイッチなど、簡単なもので済ませます。
行動中はあめやチョコレートと最近お気に入りの「えいようかん」。
それによって、すごく荷物が減りました。
以下のものを15リットルのこの製品に入れても、余裕ありました。
例:石鎚山に登る際の荷物(歩行時間8時間)
- スポーツドリンク2リットル
- えいようかん
- 塩あめ
- おにぎり
- サンドイッチ、パンなど3つ
- 防寒着(軽量防水レインウェア)
- エマージェンシーキット(怪我をした際に使用する道具)
日常使い&自転車乗車時・カメラ機器を入れるのにも!
この製品は「トレランザック」と構えずに導入していただけたらと思います。
サブザックの位置づけなんてもったいないくらいの良品です。
他社のより少しだけリーズナブルですが、作りが雑というわけでもないです。
さすがモンベル!
私は自転車に乗るときもこれも使っていますし、ちょっとした写真撮影の機材入れとしても優秀。
軽量の折りたたみ三脚くらいなら余裕で入りますよ!
ゆるい日帰りサイクリングにも最適です!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
2017年の春にモンベルのショップでこの製品に出合ってから5~6回はともに山に行きましたが「ほんとうに買ってよかった」と思います。
そしてデザインもとても気に入ってきます。形から入るタイプの方も多いかと思うので、、、。
7リットル・メンズのもあります!
男女兼用・7リットル
15リットルの約半分の容量=7リットルのものもございます。ほんとうに春~秋だけしか走らないよという方にはこちらでも十分かと思いますね。
飲み物もそこまで必要ないでしょうし。
7リットルに限り「男女兼用」となってます。
メンズ・15リットル
色展開がレディースと少し違いますが、男性用ももちろんあります!愛用者結構多いです。山の中で会うとちょっと恥ずかしいw
モンベル公式ショップでは「男女兼用モデル」が出てきているので、Yahoo!ショップの在庫で最後かもしれませんね。ラストチャンスお見逃し無く(#^.^#)
言わずもがな、男女兼用よりも男女別のほうがフィットしますからね~♪
以上、『丸洗い可能!軽登山やトレランに最適ザック!モンベル「クロスランナーパック 15」』の記事をお送りしました。
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