こんにちは、アウトドアライターの(@shikokunoyama)です。
あなたがこの記事にたどり着いたのは「女性用シュラフ」情報を求めて、だと思います。
私も2013年くらいにシュラフを買おうとし、ほとんど売っていなかったのを目の当たりにして絶望…
- 「登山業界も男社会なのか…」
- 「大は小を兼ねるって言うしな…」
- 「小柄な私には大きすぎるのだけどカットするしかないのか…」
とがっかりしたものですが、
当時は予算の都合もあり、結局男性サイズのを買いました…
2024年のいま「女性用シュラフ」を発売するメーカーも多くなってきています。
そのメーカーたちを一気にまとめていこうじゃないか!と言うことでリスト化してみました。
参考にしていただけると幸いです🎵
「男性用」との大きな違いってなに?
女性は背・肩幅が小さい&足元が冷えやすい
ここからは、男性用・女性用のシュラフの違いについてまとめます。
一般的に、なにも書かずに売られているシュラフは
に合わせて作られています。
たとえば、シュラフの主要メーカーである2メーカーの”スタンダードサイズについて”の記載を見ていきましょう。
ナンガ→「最大長210×最大肩幅80cm(身長178cmまで)」
と記載があります。
冬はダウンを着たり厚着になるので、すこし余裕はもたせてるものの…女性用よりもかなり長い!
2019年の統計によりますと
- 男性の平均身長→171.4cm
- 女性の平均身長→158.1cm
といわれていますから、その差13.3cm!
つまり1,000円札を横にしたくらい、またはそれ以上の長さが違うのです。
それより小柄な女性は、足元が余ってしまいスースーしてしまいますし、高山に持って行く場合はその分の重さも余分に運ぶことになるので、ムダ極まりないです_φ( ̄ー ̄ )
まさかシュラフをカットするわけにいきませんからねえ…
マットを切るってのは聞いたことがあるけどw
さらに女性は男性よりも筋肉量が少ないため、冷えを感じやすいと言われています。
それなのに「スースーする」というのはストレスが溜まりますよね…。
寒すぎて一睡もできなかったこともあります…泣
なのでシュラフは絶対に適正サイズを選ぶべき、といえるのです。
シュラフは絶対に最適サイズを選ぶべき!「女性用」ってあるの?
ここで出てくるのが「女性用」。
女性は身長のほかに
- 男性よりも肩幅が小さい
- 足元が冷えやすい
という違いもあります。
その心配を加味して作られた各社の「女性専用シュラフ」、どんなものがあるのか見ていきたいですよね??
ここで「女性用シュラフ(レディース)」の展開があるメーカーを知る必要性があるわけです🎵
この記事では
- 女性用(レディースサイズ)シュラフを生産
- 女性が登山で持てる範囲1.0kg以下のシュラフを生産(※テント泊登山装備の女性のベストウェイトは10kg程度と言われているので、それを逆算し計算)
2つの条件に当てはまる、2つの登山メーカーをご紹介していきます。
【2024年度版/3シーズン用・1kg以内】「女性用シュラフ(レディース)」の展開があるメーカーまとめ
ここからは、3シーズン用の女性用シュラフで、1.0kg以内!
日本国内の登山ショップで買える2メーカーをお伝えしていきます。まずはモンベルから!
モンベル
<足元のダウン量アップに驚がく!冷え性にたまらないモデル >
「登山業界のユニクロ」とも言われるモンベルから、2015年より女性モデルが発売されています。
男性用との違いは
- 身長173cmまで対応
- 足元のダウン量を20%アップ
の2点。
「173cm」というのは寝るときの”つま先がピンと伸びるのを考慮した長さ”なのだそう。
女性の平均足サイズが23.5cmと考えると、足首〜つま先の長さが約15cm(ちょうど、私自身が身長155cm、足サイズ23.5cmなので測ってみました)…
「155cm(身長)+15cm(足首〜つま先)」=ちょうど170cm♪
考えられていますね〜!
さらにモッコモコの「テントシューズ(象足)」を履くのを考慮しても、ある程度伸びるのでしたら全く問題なし。
<まさに女性のための寝袋!安眠を考え抜いたスーパーモデル>
モンベル独自のスーパースパイラルストレッチ™ システムを採用した「伸びる寝袋」。800フィルパワーの高品質ダウンをボックス構造で封入し、軽量コンパクトながら高い保温性を備えています。
女性の体型に合わせたパターンの採用や、足先部分のダウン封入量を増やすなど、女性の安眠を考慮した仕様です。トンネルフードやネックバッフル、ドラフトチューブなどさまざまな構造で寒気を遮断し、国内2,000m級のほとんどの冬山で幅広く使用できるモデルです
モンベル | オンラインショップ | ダウンハガー800 Women’s #1 – webshop.montbell.jpより引用
【商品名】「シームレスダウンハガー800 Women’s #1・2・3・5」…寝返りに追随!『THE伸びる寝袋』
ラインナップは
※2024年時点では、”シームレス(縫い目なしタイプ)”のみカタログに載っています。ダウンの偏りを予防し”保温力がより登山向け”と言えるのがシームレスタイプとなっています。
モンベル「シームレスダウンハガー800 Women’s」シリーズの口コミ
<「シームレスダウンハガー800 Women’s #1」口コミ>
モンベルの女性用寝袋「シームレスダウンハガー」シリーズの感想を拾ってみました。
#1から見ていきましょう。
#1は「シームレスダウンハガー800」の最高スペックのものとあって、防寒もバッチリ。
大きいながらも1.5リットルのペットボトルの高さのちょっと低いくらいには圧縮できます。
ただし、別売りのコンプレッションバッグ(圧縮バッグ)も必要ですが…
しっかり圧縮したとしてもテント泊ザック(60リットル)の3分の1をしめてしまうのは、残雪期用なので仕方がないです。
重いのはガマンできても、寒さはガマンできないからね!
ダウンハガー800 women’s #1 を購入でござる。
圧縮の利く900が欲しかったが、店頭に無い&値段との相談で800に。
そして、男性でも体が小さければ、小サイズ版の women’s 使えるそうで、購入決定。
それに保温性能いいし。
店内でサイズ確認に試着させてもらえたので、ありがたかったんよ。#モンベル pic.twitter.com/abWAgnsoaP— shiro_kuro_kitsune (@AFlankers) January 14, 2018
<「シームレスダウンハガー800 Women’s #2」口コミ>
悩んで悩み抜かれて「#2」にされた方を発見!
シュラフカバーとの併用でより快適に眠れそうです。
最終的に買ったのは
— あずちゃ🏕キャンプはじめます (@aztanu_camp) August 19, 2022
◼︎モンベル
シームレス ダウンハガー800 Women’s #3
¥31,900(税込)
重量:532g
収納サイズ: ∅13×25cm(2.9L)
ブリーズ ドライテック スリーピングバッグカバー
¥12,100(税込)
重量:186g
収納サイズ: 8×5×18cm
小さくて軽くて感動🥹 pic.twitter.com/dESOAHlDQe
#2に関しては、小柄な男性もゴリ押しですね〜♪
下界での冬キャン大活躍まちがいなしですよ。
これで #冬キャンプ を乗り切れる!#montbell の #ダウンハガー800 Women’s #2#女性用 の #スリーピングバッグ ですが、男性でもいける!
身長171cm、体重84Kgでちょうど良いサイズです!#KingCamp #コット と #THERMAREST のマットとも相性バッチリ! pic.twitter.com/w0IBZlSBYW— あつみん撮人(とりんちゅ) (@AtsumiN0901) November 28, 2018
<「ダウンハガー800 Women’s #3」口コミ>
#3に関しては、収納すると500mlペットボトルサイズ!信じられないほど小さくなりますね!
ただし、あくまでも夏山向けということをお忘れなく。
横から失礼いたします。
ダウンハガー800 Women’s #3 をスタッフバックに収納してドローコードを全部引くとこんな感じでした。比較用に置いてみたペットボトルは500mlですが、ちょっと遠近ずらすだけで写りの大きさが結構変わってしまったのでご参考までに。 pic.twitter.com/8FHrajaU1G— Y.T. (@yontair) December 12, 2018
<「ダウンハガー800 Women’s #5」口コミ>
#5は重さも#1の約半分!440g!
コンパクトなので、寒いエリアの車中泊でシュラフカバーがわりにも使えそうですね。
【寝袋】mont-bell ダウンハガー800 Women’s #5 軽い!(440g)、小さい!(11x23cm、2.1L)
とにかくコンパクトなのは助かりました。 pic.twitter.com/phh9PZl3rt
— 休暇2週間のスペイン巡礼旅 (@ultreia163) October 20, 2019
続いてはモンベル同様、やはり寝袋の老舗”イスカ”をご紹介!
イスカ
もうひとつ、忘れてはならないのが寝袋専門メーカーのイスカ!
時代や流行に負けない本質的なモノを探究し、43年間シュラフを作り続けていた経験をもつこだわりの日本のメーカーです。
寝袋といったら、選択肢に「イスカ」の名前は絶対に出てきますよね。女性モデルの展開はどうなっているか詳しく見ていきましょう。
<適応身長は165cm…小柄でより小さなモデルをお求めの方にオススメ>
ショートモデルの適応身長は172cmまでの設定ですが、特に165cmまでの方々には、軽量性にも優れ、保温のロスとなる無駄なスペースを抑えることで、保温性にも優れたショートモデルを強くおすすめします。
〜イスカ公式より引用
モンベルの女性モデルが”適応身長173cm”だったの対し、イスカの女性モデルは”適応身長172cm”。
すこし小さいことから、より小柄な女性向きと言えますね。
【商品名】「エアドライト 290/480 ショート」…最高品質800フィルパワーのホワイトグースダウン使用
<「エアドライト290 ショート」…防寒と軽量・防水まで緻密に考えられた女性用エントリーモデル>
女性向けシュラフのひとつ「エアドライト290 ショート」。
夏の北アルプステント泊デビューにもぴったりのモデルなんです。
身体に沿った、狭すぎず広すぎない独自の「3D」構造は、保温性低下の原因となる無駄なスペースを抑えつつ、内部の適度な余裕が睡眠中の動きをさまたげないということですよ。
それにしても最適な山域まで書いてあるとは…イスカ公式さん親切ですね。
日本の夏山の定番「エアドライト290X」のショートモデルです。春から夏のテント泊をベースに、夏の北アルプスにぴったりの保温性能を持っています。保温性と軽量性の優れたバランスは、はじめてのテント泊の方々にもおすすめします。
狭すぎず広すぎない独自の「3D構造」に、最高品質の800フィルパワーのホワイトグース※ダウンを有効に活用。
効果的に保温性を高めるために、寒さに敏感な足元部分と寝袋の胸側はボックス構造、体重のかかる背中側はシングル構造で仕上げて、保温性と軽量性を両立、アウターシェルには、長期にわたって性能の低下が少ない超撥水性能を持ち、引き裂き強度、耐摩耗性、耐熱性にも優れた、耐久性のある「ナイロン66」を使用、ずっと快適にご愛用いただくための設定です。
参考例:夏の北アルプステント泊(涸沢、槍ヶ岳、白馬、雷鳥沢、剱沢など)
雲取山でのテント泊、法華院温泉や坊がつる、サイクリストやバイクツーリストの方々には、夏の北海道の低標高地でのご利用にも適しています。〜イスカ商品ページより引用
先にご紹介した「エアドライト290 ショート」に加え、イスカ女性用モデルはもうひとつ。
残雪期用の「エアドライト480X ショート」です。
<「エアドライト480X ショート」…290のスペックを踏襲+シルエットは細いが内空間が広くあたたかく>
「エア480X ショート」は「エア280X ショート」よりもさらにシビアに作られています。
ムダない裁断設計が好評のモデル!
寝袋がマフラーの働きをするという発想が他にあっただろうか…!
春から秋、冬の低山にも対応する最も応用範囲の広い「エア480X」のショートモデルです。
最高品質の800フィルパワーのホワイトグースダウンを使用しています。限られたダウンを有効に活用するために、胸側のボックスの高さを背中側より高めに設定して、寒さに敏感な足元部分と胸側にはダウンを多めに充填、保温効率を考えた設計です。さらに、狭すぎず広すぎない独自の「3D構造」が、快適なフィット感と無駄の無い保温性をお届けします
気温の低い時期には、マフラーの働き「ショルダーウォーマー」と、ファスナーの内側に配置した「ドラフトチューブ」が放熱のロスと冷気の侵入を防ぎます。
アウターシェルには、長期にわたって性能の低下が少ない超撥水性能を持ち、引き裂き強度、耐摩耗性、耐熱性にも優れた、耐久性のある「ナイロン66」を使用、ずっと快適にご愛用いただくための設定です。
参考例:残雪期の北アルプスでのご使用から、秋の涸沢や八ヶ岳、飯豊など。
夏の北海道・大雪山系でのご使用にも代表的なモデルです。〜イスカ商品ページより引用
イスカ「エアドライトア ショート」シリーズの口コミ
ここからはイスカ「エア ショート」シリーズの口コミを見ていきましょう。
<「エアドライト290X ショート」口コミ>
アマゾンでのレビューを集めてみました。
女性だけでなく、痩せ型・小柄の男性にも好評のようです。
それにしても、みなさんの声がイスカ公式さんの適応山域にぴったりすぎて驚きますw
最高です。
コンパクトかつ軽量ですが春〜秋用のシュラフとしては申し分ない性能です。
自分は身長が165cmですが、このショートモデルはピッタリサイズです。
こういったショートモデルがある製品は数少ないので有り難いですね。
身長170cm67kg筋トレ大好き系です。
全くと言って良い程、問題無く寝られます。ジャストフィット(窮屈では無く)する分、熱も逃げない気がするので、ショートにして正解だったと思います。これ以上身長が高い方は、通常の丈をオススメします。
車でないキャンプの場合、軽い、小さいが正義である。ダウンがこれほど小さくなると思ってなかった。この色も好きでよく使ってます。私的な適応シーズンは関東の山あいで5~10月というところでしょうか。足先のゆとりやファスナーの使い勝手,体へのフィット感と,ゆとりとのバランスなど,完成度の高い無難な一品と感じました。軽さ,保温性は申し分ないです。思ったほど厚くなく,薄手です。
テント泊で使用していますが,商品説明の通り,夏の2500メートル以上の山泊に適しています。残雪期や晩秋の使用では,保温性のあるシュラフカバーやインナーシーツとの併用といった工夫が必要となるでしょう。身長168センチの私にはショートでぴったりです。
<「エアドライト480 ショート」口コミ>
アマゾンでのレビューを集めてみました。
「森林限界くらいの山域(標高2,500m前後)の3シーズン寝袋」というイメージです。
それにしてもマフラーがわりの「ショルダーウォーマー」の働きが秀逸ですね…!
10月に2回、信越トレイルのテン泊と谷川岳肩の小屋で使用。特に着込んではいないが暖かかった。足元は羽毛が多いので冷えないのはいい。インナーシーツやシュラフカバーがあれば初冬まで使えるかもしれない。
外気温-25℃の車内でも寒さを感じずに熟睡できました。価格は高いですが流石の商品です。オススメです。
色んなメーカーのをみたけど、シルエットは細いが内空間が広く、狭いテント内ではやっぱりこれ!
晴天&無風&シングルウォールテント。快適に、眠れました。
胸元が、少し冷たく感じましたが、ショルダーウォーマーを装着(開口部をベロクロ止めしてドローコードを引く) すれば、快適になりました。
天気予報の気温情報から、Air250xのコンパクトさにひかれましたが、山上のリスクを考慮すれば、480xがベストセレクトとなります。
「モンベル」VS「イスカ」比較表
【残雪期対決】モンベル「シームレスダウンハガー800 Women’s #1」VS イスカ「エアドライト480ショート」
ここでは今回ご紹介させたいただいた、女性向けモデルで一番スペックの高い
を比較していきます。
モンベル「ダウンハガー800 Women's #1」 | イスカ「エア ドライト480ショ-ト」 | |
---|---|---|
重量 | 878g(914g) ※( )内はスタッフバッグを含む総重量 | 830g |
羽毛量 | 表記なしだが500g程度と予想 | 460g(90/10 750フィルパワ-) |
表面素材 | 10デニール・バリスティック エアライト® ナイロン[撥水加工] | 優れた引き裂き強度を持ち、耐摩耗性、超撥水性を持った「コーデュラ」 |
カラー | スカーレット(赤) | マスタード |
純正袋への収納サイズ | φ16×31cm(5.5L) | φ16×32cm(5.6L) |
最低快適温度 (快適に過ごせる最低気温) | -3℃ | -5℃ |
適応身長 | 173cmまで しかし伸び縮みするので小柄な男性にも好評 | 165cmまで |
サイズ | 公式HP表記はナシだが、糸ゴム縫製による「伸びる寝袋」を実現。男女兼用モデルよりも肩幅を狭くするシルエットに | 肩幅78×全長198cm |
定価(2024年1月10日現在・税込) | 51,150円 | 44,550円 |
特筆事項 | ・足元ダウン20%増量 ・米アウトドア専門誌『Outside』による「2010 Gear of the Year」受賞モデル。 | ・イスカの登山特化・定番モデル。 ・寝袋専門メーカーとして45年間の実績 |
【対決結果】「モンベル」 VS 「イスカ」違うのは価格くらい?どちらもどちらの良さがアリ。個人的には各種ポイントがたまる「イスカ」
決定的な違いは2点。
- 単2電池・1本くらいの重さ(70gくらいイスカ「エア ドライトショ-ト480」が軽い)
- 価格(約5,000円くらいイスカ「エア ドライトショ-ト480」が安い)
とはいえ、重さもかさもほとんど同じなので、持つのに苦痛はないかと。
この差は、対象身長がモンベルのほうが1cm長いから、当然といえば当然なんだけどね
個人的には楽天・アマゾンのポイントも貯まるから「イスカ」推したいですね〜。
楽天市場においては、場合によっては最大44倍つくときもあるので♪( ´▽`)
いっぽうモンベルは基本的に公式さんでしか購入できず、買うとすると店頭かネットショップのみ=モンベル会員でない方はあまりお得度はないかも。
ポイントが地味に効いてくるんだよね…結局のところw
あとはやはり、冬は隙間なくすっぽりと顔を覆える、イスカのマフラーにしかない「ショルダーウォーマー形状」が魅力的というのもあります♪
手とか足はしっかり防寒が行き届きますが(もちろんこれでもかと対策してるから)、意外と顔や首筋って盲点なんですよね(_ _).。o○
ネックウォーマーやバラクラバをして寝るのもなんだか窮屈ですし((((;゚Д゚)))))))
【厳冬期用・1kg以内】女性向けシュラフは「SEA TO SUMMIT」だけ
今回ご紹介させていただいたのは「モンベル」と「イスカ」でしたが、これ以外で女性用を扱っていて、かつ1kg以下の”厳冬期シュラフ”を作っている登山メーカーは、2023年現在「SEA TO SUMMIT」だけ!
「SEA TO SUMMIT」は3シーズン用ではなく厳冬期モデルのシュラフしか基本作ってないので、1つ持ってるだけで、1年中使えるシュラフが手に入るのと同意なんです!
たくさんの山域に足を運びたい、テント泊したいという方はこちらがベストな選択かも。
SEA TO SUMMIT「フレームFmIII/ST81381」
TJAR(トランスアルプスジャパンレース)をはじめとする過酷なアドベンチャーレースの選手もよく使用している、どのメーカーよりも最軽量モデル。
その重さなんと745g!!!
とはいえ、1メーカーだけとは大変残念なことですよね…
男性・女性同じくらいの登山人口があるわけだし、市場だって成熟しています。
「2018年の余暇ランキング」10位にも、登山は堂々とランクインしていますし٩( ᐛ )و
ウェアがレディースしか着れないように、シュラフだけ男女兼用なんておかしいですよ_φ( ̄ー ̄ )
ザックも、女性モデルじゃないと肩幅あいませんもん。
それはどこの登山教室などでも習うことです。
登山メーカー様、もしもこの記事をご覧になっていらっしゃいましたら…
ぜひ、「女性向けのシュラフ」をもっっと発売検討していただきたいと思っています!!
これ、切実ですよね((((;゚Д゚)))))))
以上、『「女性用シュラフ(レディース)」の展開がある登山メーカーまとめ』の記事をお送りしました。
今回ご紹介したシュラフをもう一度ご紹介
モンベル「ダウンハガー800 Women’s #1・2・3・5」
イスカ「エア280X ショート」「エア450X ショート」
【番外編/1kg以上/厳冬期用】「女性用シュラフ(レディース)」の展開があるメーカーまとめ
ちなみに1kg以上のシュラフってあるの?という疑問にお答えしますと…
基本的に夏以外の対応品(-5度程度)にはなってしまうのですが、オススメしたい山岳用シュラフが2モデルございます(2024年現在)。
あります!NEMO(ニーモ)がつくってますYO!
…ということでNEMOの2モデルをご紹介します。
NEMO「リフ 15 W’s」「カユ 15 W’s」
全体の70%ほどの人が横向きの姿勢で寝ているのにも関わらず、一般的なマミー型のシュラフはそれに適した形状ではありません。NEMOが独自に開発した肘と膝回りに余裕を持たせたスプーンシェイプ™️は就寝時の自然な姿勢や寝返りをサポートし、一晩中快適な睡眠を提供します。
NEMO正規輸入代理店「イワタニプリウス」公式HPより引用
フォルテはゆとりのあるスプーンシェイプと水濡れに強くメンテナンスが容易な化繊を組み合わせた革新的なシュラフです。PrimaLoft®️と共同開発したオリジナルの中綿は化繊のメリットを損なうことなく、十分な保温性能と登山にも持っていけるコンパクトな収納サイズを実現しています。
NEMOは徹底的に軽量化かつ、山でいかに快適に過ごせるかを研究し尽くしているメーカー。
ロングトレイルの本家・アメリカのアウトドアブランドです。
シュラフの形は独特ですが、表に何ヶ所もある温度調節のジッパーが秀逸!
なかでも、森林限界より上で使える2モデルをご紹介♫
この2モデルの大きな違いをまとめると、
- 「リフ」→ウルトラライト・スプーン型(横向き、仰向け寝姿勢が多い方向け)
- 「カユ」→マミー型(ほとんど動かない寝姿勢の方向け)
となっており、寝返りをよく打つ方は「リフ」、寝心地というより軽量化重視の方は「カユ」と使い分けると良いでしょう。
UL系ブランドとしても定評のある「NEMO」。
mont-bellやイスカの+1〜2万円ほどで買えますので、「対応山域でシュラフを何度も買い替えたくない」「厳冬期にも興味が出てきそう…」という方はチェックしてはいかがでしょう?
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この記事ではマットに焦点を当てて、8選を選んでみました。
女性用=徹底的に軽量化したい人におすすめです。
【ふるさと納税】「NANGAシュラフ」(山岳用寝袋)がもらえるおすすめ返礼品3選
当記事でもご紹介したNANGAのシュラフ!
ふるさと納税でGETできるってご存知でしょうか?
安くはない、NANGAの厳冬期シュラフも含まれていますのでぜひぜひチェックしてみて♪
【冬の登山】テント泊で寒く寝れない人必見!私が就寝時使っている装備を教えます
私はとても寒がりなので、シュラフ・マット・ダブルウォールテントの3点セットはこだわりました。
その他、テントシューズなども必須アイテムです。
この時はナンガのシュラフを買いましたが、軽量化のためレディース向けシュラフも購入検討中!
参考にしていただけると幸いです♪
【極寒テント泊】装備が万全でも寝れない時、私がしているとっておきの4つの方法
ミレー「ドライナミックメッシュ」(レディース)の徹底レビュー!〜暑い寒いの気温乱高下登山でどうなった?!
テント内での寒さを防ぐには登山行動中の「汗かき」は厳禁です。
しかしそうは言っても、時期によっては汗だくに。
そんな悩みを解消してくれる下着をご紹介します。