こんにちは、高知県在住アウトドアライターのaimiです。
高知は光害が少なく、星の撮影に最適なわけですが…
その中での定番から穴場まで(!)おすすめの場所をご紹介していきます。
- 【基本】天の川撮影に最適の場所とは?
- 【高知県】天の川撮影におすすめの場所
- 【番外編】虚空蔵山(こくぞうさん/高知県佐川町)
- 【まとめ】高知県の天の川は日本一クラス!光害なく肉眼でも見えるレベル
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【基本】天の川撮影に最適の場所とは?
まず、天の川を撮影するにあたり最適な場所とは?カンタンにご説明します。
①標高の高い場所
言わずもがな、空に近い場所。
できるだけ、空気が澄んでいる場所ですね。
当ブログはアウトドアブログでもあったりするので、
なんて記事も多く書いていますが、これらは応用が効くわけですね♪
②南の空が暗い=盆地、南がすぐ海
天の川は南の空に現れるので、南の空が暗い方がくっきり見えます。
たとえ南が暗くなかったとしても盆地で山に囲まれていたらOKですし、南がすぐ海の場所もおすすめ。
実は…この条件にぴったりの場所が高知には多いんです。
- 高知=南が海
- 高知=盆地が多い(ちなみに雲海スポットも多い)
ほらね!だから比較的場所は適当でも見れたりするのが高知。なぜなら条件に合うところが多いから。
【高知県】天の川撮影におすすめの場所
①四国カルスト(姫鶴平キャンプ場/高知県津野町・愛媛県久万高原町)…四国を代表する星空撮影のメッカ
キャンプの聖地!星空撮影のメッカ!
四国カルストでございます。
標高約1,400mの避暑地でもありますので、夏は混みますが…
気負わず泊まり込みでも行けて、構図もバリエーションも多いのがお気に入り。
私自身も年に1度は訪れてますが、いまだに飽きません。
その理由は、ガスっててもあきらめず張り付いていることで空はいろんな表情を見せてくれますし、天の川が撮れなかったとしても「ソフトクリーム食べて帰ればいいや」などとあきらめもつきやすい♪
他のアクティビティも素晴らしいのでチェックしてみてください。
ちなみにここでは完璧な晴天に恵まれたことはなく、天の川の写真はありません(泣)。
<住所>
愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷姫鶴平8109
ここでは「姫鶴平キャンプ場」の住所を載せておきます。
高知県との県境にあたる部分はここからさほど離れておらず。
夜通し撮影は辛いので、キャンプ場にテントを張って(1泊500円)ベース基地とする方も多いです。
「四国カルスト」で星を見るならココに泊まるのがおすすめ
四国カルストはどこの県庁所在地から向かっても2時間超え!
なので、星を撮るなら絶対に泊まりがいいですよ〜!
ゆっくり撮影できますし、お手洗いの心配もなく。ベースが近くにあると安心。
私がおすすめしたいのは「星ふるヴィレッジTENGU」。
2021年にリニューアルオープンしたばかりの天文台・プラネタリウムを備える高知県津野町側のホテルなのですが、施設が新しいのはもちろん、サイクリングや天体観測などのアクティビティオプションも充実。ソフトクリームも美味しいです。
ココに行けば、日中も山中での遊びには困りませんよ♪
②UFOライン(瓶ヶ森林道/高知県いの町)…テールライトの光跡と天の川のコラボに感動
次にご紹介するのは「①四国カルスト」と同じくらい有名な星景写真のメッカ「UFOライン」でございます!
標高も同じくらいで1,400mほどです。
①とちょっと異なるのは、クルマの駐車場所が少ないことでしょうか。
変なところに停めるとすれ違えないです!!!
しかも側溝があるので厄介!落ちてる車もよく見かけますww
暗闇でそれは危ないので路肩帯がしっかりある場所に停めて撮影しましょうね。
こちらも写真がなくて申し訳ないです。夜はまだ訪れたことがありません。
四国ツーリズムさんのインスタグラムから引用させていただきますね。
夜間走行してるクルマと一緒に撮るのが定番。
南側がババンとひらけているので、絶好の場所なんですね!!
<住所>
高知県吾川郡いの町寺川(東黒森登山口駐車場)
上にあげさせていただいた2枚の写真はいずれも「東黒森」という山の登山口付近から撮影したものです。
こちらは全長27kmの「UFOライン」通して、ハイライトと言われる場所。
駐車場という駐車場はちょっぴりしかないのですが(汗)、マナーを守って停めましょう。
ここが空いていない場合、少し走り抜けたところの路肩にも少しのスペースがあるのでチェックしてみてください。
「UFOライン」で星を見るならココに泊まるのがおすすめ
「UFO」ラインに行くには最寄りの街まで2時間はかかります…
やはり、夜のいい時間帯を標高の高い場所で過ごすには、泊まりがけで行きたいですよね〜
そんなベストな拠点「山荘しらさ」が2020年、オープンしました♪
是非ともチェックしてみてくださいね。
③五色ノ浜(高知県土佐市)…車道も離れているからホントに漆黒の闇!波音心地よい
お次は海です!
南が海、光害がないという条件にぴったり当てはまるエリア。
小さな浜なんですが、クルマが横付けできないのでライトの邪魔も入りませんし本当にいい場所。
夏は虫が多いのがキズですが、その対策さえすれば深夜まで快適に天の川を撮影できるでしょう。
<住所>
高知県土佐市宇佐町
土佐市のかの有名なリゾートホテル「ヴィラ・サントリーニ」のすぐちかく。
「横浪スカイライン」を走行していると、高台にピカピカ光ってるのが見えます!
駐車場からは徒歩5分、急な階段を降り…。
ちょっと大変ですが、明るいうちについておけば危なくないですよ♪
本当に真っ暗なので、ライトの予備もお忘れなく!
「五色の浜」の星空を見るならココに泊まるのがおすすめ
「五色の浜」は高知市よりも西にクルマで1時間走ったところにあり、夜は真っ暗。
でも素敵なリゾートホテル「ヴィラ・サントリーニ」がクルマで10分のところにあるので、拠点にするにはもってこい。その名の通り、サントリーニ島を模して作られた、素敵なホテル!
夏休みシーズン中は、かなり先まで予約がいっぱいなんてことも多いので、気になるならお早めに♪
④室戸岬(高知県室戸市)…見下ろしても、海辺からでも◎構図も楽しい
初日の出スポットと知られる室戸岬。
高台にある「夕陽ヶ丘キャンプ場(室戸スカイライン途中)」あたりからは本当にキレイな天の川が見られます。
こちらも南側に光害が皆無!
室戸岬灯台とのコラボも撮影できますが、至近距離には寄れないので注意(2021年9月現在、歩道工事中)。
<住所>
高知県室戸市室戸岬町6939
「室戸岬」で星空を見るならココに泊まるのがおすすめ
「室戸岬」はエリアこそ広いけれど、宿はまあまあ点在しています。
お遍路さん向けの宿が多いので、簡素な宿が多めではありますが、特産品の金目鯛など、たくさんの海鮮が出てくるのが嬉しい。
⑥足摺岬(高知県土佐清水市)…灯台や独特なカタチの岩を入れてもGOOD
東の横綱・室戸のつぎは西の横綱をご紹介。
足摺岬です!!
こちらは高台から見る感じにはなりませんが、灯台とコラボを撮影できたりとまた別の楽しみがあります。
<住所>
高知県土佐清水市足摺岬1349
「足摺岬」で星を見るならココに泊まるのがおすすめ
「The Mana Village(ザマナ ヴィレッジ)」は、2021年にリニューアルしたばかりの、足摺岬近くにある高知県屈指のリゾートホテル。
露天風呂から星空を眺めることも可能ですよ♪
カップルにもとても人気があり、イベントどきはなかなか予約が取れません。
➆星ヶ窪キャンプ場(高知県仁淀川町)…名前に”星”がつく通年無料キャンプ場
次にご紹介するのは、星ヶ窪!
ほんっっとうにここは星がキレイです!!
なんてといっても、名前が「星」ついてるし((((;゚Д゚)))))))
2021年のGW、四国カルストのキャンプ場がコロナで閉鎖していた時、ここにかなりのお客さんが流れたと聞いています。
星がキレイで、涼しいという場所は四国のキャンプ場では貴重ですからねえw
しかも無料なんですよ、このキャンプ場♪
<住所>
高知県吾川郡仁淀川町長者乙
無料なのでもちろんゴミは持ち帰り、来たときよりもキレイにして帰りましょう。
以下、訪問レポートのリンクを置いておきます。
➇中津明神山(高知県仁淀川町)…鳥居とレーダードームがシンボルの定番撮影地
さいごにご紹介するのは、中津明神山。
石鎚山系の山を登ると必ず目につく、レーダードーム(雨量観測計)のある山です。
しかも、稜線がなだらかなので障害物もなく360度見渡せます。
<住所>
高知県吾川郡仁淀川町上名野川
クルマで行くにはやや難易度が高い場所。
凸凹の箇所が多く、雨の後は沢から漏れ出た水が道まで流出。
ハードな道も走れる四駆や、悪路でもガンガン登れるマニュアル車がオススメです。
12月〜3月あたりは凍結もあるので注意!
4月に積雪があったこともありましたよ((((;゚Д゚)))))))
【番外編】虚空蔵山(こくぞうさん/高知県佐川町)
さいごに私の住む佐川町のご紹介。
南側が山でさえぎられ、光害ナシ。
典型的な盆地なんですね!
標高の高い「虚空蔵山」に登ってみるとあら不思議!
月が出てるはずなのに満点の星+天の川。
こりゃビックリですww
オリンパスの「ライブコンポジット(インターバル撮影+比較明合成をドッキングした機能)」を使うと、こんな写真も簡単に撮れちゃってましたw
条件すこぶる悪いはずなのに…
<住所>
高知県高岡郡佐川町川ノ内組
クルマで山頂付近まで行けますが、かなり道が悪いです。
デコボコ、水溜りもあり。
雑草が刈られたりもしていないので、傷だらけになるのを覚悟で。
もしくは途中(中腹)の天文台付近に駐車し、ヘッドライト片手にナイトハイク(片道30分弱)しても良いかも。
これならクルマも傷つきません♪
近くに彼岸花の名所もあるので、合わせてよってみても楽しいかも?リンク貼り付けておきますね。
「中津明神山」で星を見るならココに泊まるのがおすすめ
「中津明神山」の登山口に向かう前に、中津渓谷「ゆの森」という温泉があります。
離れやコテージも点在。冬は温泉に浸かりながらも、渓谷をライトアップしているところも眺めることができます。
中津明神山まで行ってしまうとかなりの山奥ですが、「ゆの森」は国道も近いので食材も豊富。
ランチや夕食には美味しいフレンチコース料理も食べることができますよ。
【まとめ】高知県の天の川は日本一クラス!光害なく肉眼でも見えるレベル
ここで一度まとめましょう。
【基本】天の川撮影に最適の場所とは?
①標高の高い場所
②南の空が暗い=盆地、南がすぐ海
【高知県】天の川撮影におすすめの場所
- ①四国カルスト(姫鶴平キャンプ場/高知県津野町・愛媛県久万高原町)…四国を代表する星空撮影のメッカ
- ②UFOライン(瓶ヶ森林道/高知県いの町)…テールライトの光跡と天の川のコラボに感動
- ③五色ノ浜(高知県土佐市)…車道も離れているからホントに漆黒の闇!波音心地よい
- ④室戸岬(高知県室戸市)…見下ろしても、海辺からでも◎構図も楽しい
- ⑥足摺岬(高知県土佐清水市)…灯台や独特なカタチの岩を入れてもGOOD
- ➆星ヶ窪キャンプ場(高知県仁淀川町)…名前に”星”がつく通年営業の無料キャンプ場
- ➇中津明神山(高知県仁淀川町)…鳥居とレーダードームがシンボルの定番撮影地
何回通って見れないときは見れないのが、天の川。自宅で晴れていてもいざ向かってみると雲が出たり…
根気よく通ってみてくださいね♪
撮影において”ねばり勝ち”という言葉は天の川撮影にこそあるのでは?と思ってます。
ひと月のうちで新月付近(5日間くらい)しかはっきりしませんし、しかも晴れていないとダメ。
山ではガスも発生しやすい…
かといって海にいけば、ナンジャコリャ?ってほど見れないし。
運もありますね〜!!
ぜひ、”高知の天の川”見にいって、美しく撮影してみてくださいね。
以上、『【高知県】天の川撮影におすすめの場所〜海山問わず光害ナシ!〜』の記事をお送りしました。
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天の川はレタッチ(編集)しないと濃く浮かび上がりません。
撮ってだしで出す方は皆無です。そのやり方を様々なサイトを参考に自分なりにまとめました。
カメラメーカーや好みによってソフトは異なりますが、どのソフトでもやることはだいたい同じです。
【購入して半年】オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mmの作例!〜大満足してます
私の所持しているメインカメラの作例。
カメラを入手してまだ2年くらいですが、いろんなものを撮影できるので楽しくてたまりません。